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アゲハとの日々② 悲劇の日

7月末からアゲハ蝶の幼虫を育てています。
このnoteでは、飼育の記録や、飼育していて私が感じたことなどを書き残しています。

ある夏の悲劇

ある日の夕方。
帰宅した私は鉢植えの様子を確認しました。
するとなにやら、綺麗な緑色の頭がのぞいていました。

「これはもしや、ついに終齢幼虫になったかな!?」とわくわくした気持ちになりました。

が、どことなく違和感があり…。

よくよく見たらその緑色の頭は…
カマキリ。

大きな緑色のカマキリが、ミカンの葉につかまっていました。

驚いてミカンの鉢を点検すると、
朝には大小10匹以上いたはずの幼虫たちが1匹も見当たりません…。

確かに、この家は何年か前からカマキリを見かけることはありました。
去年、赤ちゃんカマキリがうろついていて、見かけるたびにだんだん大きくなっていたことも思い出しました。

今年は見かけなかったのですっかり忘れていたし、なんとなく「カマキリのエサ=バッタ」と思い込んでいました。

「そうか…カマキリも幼虫を食べるのか…そっか…そうだよな…」

幼虫がいなくなることは、これまでにも幾度かありました。
ただ、それはだいたい1匹ずつでした。
悲しいけれど、ある程度淘汰されていくのは仕方のないことだと考えていました。

しかし、幼虫の全滅を目の当たりにし、私はただただ空虚に近い気持ちになりました。

「自然界でアゲハ蝶が成長になる確率は1~2%程度」と聞いたことがあります。

それを改めて実感した、そんな日でした。
(以下 虫画像注意)

さぞかし腹いっぱいであろう犯人。

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