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第二回 MKB杯 FINAL STAGE結果

 お疲れ様です。7月からの第三回MKB杯にも登録が済み、後は準備にいそしみたいところですが、こちらの振り返りもきっちりやり切りたいと思います。

 では、データから見ていきましょう。

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finalトレ履歴

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 勝率は57.1%と何とか勝ち越しですが、損益率は0.34と低値、PFも0.52とまったくな結果となっています。

 FINAL STAGEで上位に食い込めば、優勝の可能性もありましたが・・・

 実際のトレードはどうだったのか振り返ってみましょう。

FINAL STAGE開始直後のHEATING OILのトレード

 大会に参加するにあたって、値動きの大きい商品をトレードしようと思っていました。
 原油は各証券会社で証拠金率が変更されたり、取引できなくなっていましたので、原油と相関性のあるHEATING OILでトレードしました。

 レンジのでのトレードになったので、まとめて画像で振り返りをします。

05274h灯油解説

 まず環境認識ですが、原油と同様に大きな下落をしたあとでした。そこから逆三尊を作って、親波のラス戻りも超えて、5月初旬から上昇トレンドへ転換をしていました。
 その後はレンジを組んでいましたが、5月13日頃から第三波が発生していました。

 初めて触るので、色々下調べをして、レンジの上限をブレイクして少し揉んで、再び上昇を始めたところから低LOTでロングエントリーしました。
(右側 赤丸の中の小さな青矢印)

 こちらは練習だったのですぐに決済をしましたが、その後レートは3波だった事もあって、大分伸びました。

 万を持して再度ロングでエントリーをしましたが、左側にある親波の本格的な下落が始まる起点(左側の赤丸)に達していたので、当然一旦揉みます。

5.27灯油1H

 エントリーポイントを1時間のチャートで見るとわかりやすいですが、見事に高値掴みしています。上昇の勢いが強かったので飛び乗ってしまった形です。親波をしっかり見て、節目を確認し、押し目を待つべきでした・・・

 その後小さな下降フラッグを組んだので、まだ上目線を捨てずにロングエントリーをしましたが、損切り。さらにここが押し目の底だろうと続けてエントリーして、3連敗となりました。

 ステージの初め、週初めに焦ったエントリー(飛び乗り、プルバックを待たない)をして損失を出してしまう。
 今回も強制ロスカットまで損切りできない。と悪い癖が出ています。

その後は、レンジと認識し、レンジの上限でわずかに下落をとりました。

21日ポンド円のトレード

0521ポン円日

0521ポン円4h

0521ポン円1H

0521ポン円15m

 21日ポンド円のトレードですが、5thステージで日足レベルで下目線だった事もあり、ファイナルのこの時もまだ下目線でした。
 そのため上昇したところでショートを入れましたが、15分足でDBも作ったので利確しました。

22日ポンドオージーのトレード

 ポンドオージーに関しては、オージーなどの通貨が買い戻されており、日に100pips以上動いていて、短期間で値幅が取れると期待してトレード通貨として選びました。

0522ポンオジ日

0522ポンオジ4h

0522ポンオジ1H

 ちょうど節目まで下落していたため反発があると考え、一時間足でMAがGCしたところでロングを打ちました。しかし、上位足のトレンドは下降トレンド中であり、DTを作ってさらに下落していき、損切りになりました。

27日~29日のHEATING OILトレード

 27日~29日にもHEATING OILでトレードをしました。

5.27灯油1H

 27日はレンジの上限で上髭をつけた陰線が出たところでショートし、中段のレンジを抜けたところで利確しました。

 29日の最後のHEATING OILの取引でも特徴的な値動きがありましたので、取り上げたいと思います。

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 上の画像は1時間足です。環境認識として、高値圏で2週間かけてDTを作り、1時間足のMAも4時間足のMAとDC(デッドクロス)し、下目線でいました。実際、オレンジの楕円のロウソク足で下方向の強いモーメントをみてとり、次にネックラインをブレイクすると考えて、右端の小さな紫の円でエントリーしました。

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 続いて1分足です。先ほどの1H足でエントリーした場所は左の青丸です。ちょっとした戻りを待って、欧州時間のブレイク初動を捉えることができました。
 まだ下落するだろうと保持していましたが、今度はDBを作ります。今になって思えば、95.50辺りで利確をしていればよかったと思います。

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 はっきりとしたDB後、レンジ幅を狭めながら一段上へレンジが移動します。その中で、何度かはっきりした陽線が立つようになります。
 わかりにくいかもしれませんが、赤色の陰線は短く、髭が多いのに対して、紫の楕円で囲んだ陽線は大きく、ロウソク足の実体がはっきりしています。

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さらに上昇し、もう一段上のレンジとなり、上方向へのブレイク前には、同じくらいの大きな陽線が、一定の間隔で立つようになりました。
 この後、ロンドンフィキシングの時間で大きく上に動き、高値圏のDTのレンジの中にレートは戻っていきました。

 この動きは、3rdの大きな損失となった原油の値動きでも、似たようなことがありました。(3rd振り返りブログ参照)
 トレード中もそのことを思い出して、ずっと微益で決済して逃げようか悩んでいましたが、結局大きく上昇し、損切りになるまで持ち続けてしまいました。

FINAL STAGE総括 第二回MKB杯 最終結果と感想

 FINAL STAGEもルール違反がいくつかありました。そして、HEATING OILのレンジを見定めることができず連続して大きな損失になり、優勝の可能性の芽を自分で摘む形となってしまいました。問題は複数ありますが、待つことができず、損切りやLOT管理ができていない事が挙げられます。

 大会の最終的な口座残高は37,468円と原資30万を大きく割って終了となりました。

 大会自体は各ステージのポイント制で、後半のステージで上位に入れば大きなポイントを得れるルールだったこともあり、大逆転の同点優勝がありました。

 本来なら積み上げた人が絶対的に有利なルールでしたが、損失をコントロールし、安定的に利益を積みあげて、ノルマを達成する事が、私を含めて前半の上位陣にはできませんでした。それが、この劇的なフィナーレの要因であり、MKB杯の醍醐味だと思います。

 実際、第一回のノルマ達成者は眞壁氏だけで、今回の第二回は一人もいませんからね。ある意味、ノルマ達成者に与えられる銀バッジが一番価値があるかもしれません。

 次回以降のブログは第二回MKB杯 全トレードのデータ分析から、自分のトレードの傾向と対策をやっていきます。

トレード手法のポロリもあるよ!(そもそも隠していませんが…)


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