エ…クスペリメ…ンタル?エク…スパン…ディング????

昨日キズマシーンの2018年版ベストネタライブKIZ THE FUNK VIDEO '18が幕を開け、今日その幕が閉じる。
あっという間だ。
このライブの折り込みで発表させてもらったのが

キズマシーンexperimental solo live
『Expanding』

である。

ソロライブということは単独ライブ?
大まかにはそうだが、少し違う。
しかしこれはもはややってるこっち側の言い様なので、もう好きに受け取ってもらって構わない。

ただ一応、こちらの言い分としては、単独ライブには全体のストーリーを構成するコンセプトが一つあって、そのコンセプトにハマるようなネタを何本か作るという作業をするのだが、こうなると、この日限りのネタがとても多くなる。単独には必要なピースだが、それ以外のライブではその文脈が取れてしまうのでネタを大きく再構成しなければならないからだ。
一方で、同じく我々が新ネタをおろす場として活用しているのが、毎月やっている新ネタユニットライブ『すごいんだから、やる気とか』や昨年、半年に一度のペースでやった『SAMIちゃんvsカミちゃん』というライブだ。
これらに関しては、当たり前だが、ネタ一本一本を独立させて考えているので、何を気にすることもなく思い付いたものをネタにしている。

つまり、同じ新ネタを作るという作業でも作り方が違うのだ。
これらはどちらも一長一短で、例えば単独ライブは好きなように作るので尺の都合で使えないネタも多い。
毎月の新ネタライブは、単独ライブとは違ってじっくり考えることはできない。期限が差し迫っているなかで作らなければならないので、その段階で面白いものが思い付いていなければその程度のネタしか出来上がらない。(これに関して、だったら無理矢理毎月やるなよという意見もあるだろうが、それは違う。とある作家さんから「どんなに調子が悪くても最低点が高い奴がプロだ。」という言葉に感銘を受け、その意識を養うために無理矢理期限を作っている。)

僕はどちらも好きだ。単独はもちろん、日々の新ネタライブも。だが、一長一短ある。
この二つの間のようなライブができないものかと考えたときに面白そうだと思ったのが件のライブである。

つまり、単独ライブのように一つまとめあげられた世界がある一方で独立してネタをおろすこともする、 という感じだ。
だから単独ライブと捉えてもらってもいいし、僕が言うように単独ライブと新ネタライブの間のようなものと捉えてもらってもいい。

ではどんなコンセプトなのかというと、一言で言えば、キズマシーンのネタ作りを追った【フェイクドキュメンタリーとライブの融合】になると思う。
フェイクドキュメンタリーとは、映画やドラマの撮影技法の一つで、ドキュメンタリータッチにカメラを回して物語を展開させていくものである。たぶん。そのへんは詳しくないので、僕はなんとなくそういう風に捉えている。大間違いはしていないと思うが。
これを用いながら進めていきたいと思っている。オシャレだな。
だから、これは僕たちの日常でもあり、しかしながらフィクションでもある。このライブの75%は現実であるのだ。

ただ新ネタをおろすだけでは面白くないから、映像を駆使しつつちょっと演出を加えて、というのを考えているので他では観られないものになるのではないだろうか。
誰かすでにやっていたら申し訳ございません。

細部はこれから詰めていくのでまた色々とアイデアは出てくると思う。
こう書いている今も一つ浮かんだ。これを採用するかどうかは分からない。

僕としてもやったことのないタイプのライブになりそうだからexperimentalなのである。
実験的なことをやるときはいつでもワクワクする。
どんなライブになるのか、僕も今から楽しみだ。

4/15(月)
キズマシーンexperimental solo live
『Expanding』
@池袋西口GEKIBA
開場19:00/開演19:30
前売り1300円/当日1500円
https://tiget.net/events/48779
予約は2/17(日)正午から

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