寄せ集め

なんだかnoteと距離を置いてしまっていた。
理由はこれと言って、ない。
面倒だとか内容が陰鬱だと言われるからだとか時間がないとかiPhone版のアプリが使いづらいからだとか、小さいことが寄せ集まってこうなってしまった。
『小学生のときはよく遊んでいたのに中学に上がってから突然遊ばなくなったアイツ』
けっこう多くの人にいると思うのだが、『アイツ』と遊ばなくなった明確な理由は、大喧嘩をしていない限り、案外なかったのではないだろうか。
それと同じかなぁと思っている。


気が付くと、2020年もすでに2ヶ月が終わっていた。
こうやってカウントダウン式に月日を計算するようなネガティブなことはしたくないのだが、やはりどうもそういう癖が身についてしまっているようだ。

今年はできるだけネガティブなことを考えないようにしていく、というのが僕の中での一つの決め事なのだ。
ポジティブに捉えていこう!なんて、180度転回できるわけがないので、とりあえずは、ネガティブなことは考えない。
結果がついて来なくても、とりあえず楽しむ。
結果がついて来なくて狼狽しても何一つ変わらなかったから。
ひとまずは自分たちが楽しい・面白いと思えるモノを作る。
そう思いながら作ったここ2ヶ月のネタは、たしかに賞レースではどうなん?みたいなものだらけだけど、やっていて楽しいし、お客さんも笑ってくださっている。
まぁ偉そうに言っているけど、お笑い芸人なんて本来こうあるべきで、賞レースという絶対価値を生み出してしまったがためにその物差しでしか自分たちを測らなかったり、周囲もその物差しに頼って力量を計測しているこの状況のほうが少々いびつなんだとほとんどの芸人は気付いているだろう。

話を戻すと、とにかく最近は自由にネタを作れていてすこぶる気分が良い、ということだ。

なぜか分からないけど目に見えて去年の今頃に比べて僕ら目当てでライブに通ってくれるお客さんは減ったし、どのバトルライブ出ても良くて中の上くらいだけど、まぁそういう時期もあるかくらいに思っておくことにしている。ネガティブに考えない。ネタに関してだけは善処して参る所存。
コント!!キズマシーンのライブ!という我々がコント4本やって、他事務所からホットなコント師を3組お呼びしてやっているライブと、いつかあるであろう単独ライブだけは来てくださいね。去年の単独ライブとかめちゃくちゃ面白かったでしょう。


3月は僕の誕生月でもあるわけだが、今のところ良いことは一つもない。
これはネガティブ云々じゃなく、事実としてそうなのだから飲み込むしかないのだ。
楽しみにしていたライブも相次いでキャンセルとなり、同時に僕はいまとんでもなく胃を悪くしている。
5日くらい前から胃痛があり、まぁよくあることだから気にしてなかったけども、週明けに病院へ行き、採決を取られ、今日結果を聞きに行ったら、老人だったら即入院レベルの数値を叩き出していたらしい。
要はとんでもないレベルで胃が炎症を起こしているのだという。
たしかに、こうしている今も痛みはあるし、5日も痛みが続くことはなかったから、僕の胃の中は現在未曽有の炎症を起こしているのだろう。世界的にも胃的にも、何が起きてる2020。

そんなこんなで僕はあと3日くらいはうどんとお粥という白無垢な食品を口にしなければならないらしい。少し早めのホワイトデー、ってか。やかましいぜっ。


僕の胃の痛みが治まり、無事に誕生日を迎えると僕は29歳になる。
おぉ、29歳か。随分だな。
26歳超えたあたりから、1歳刻みにものすごく高い壁を感じるのは僕だけだろうか。
26と27って全然違くないですか?27と28も全然違うよな?28と29なんて超絶違う!29と30なんて説明要らないよなぁ!…といった具合に、ニュアンスでしかないのだけど、言葉で説明しきれない大きな隔たりを毎年感じてしまっている。
これはこういう職業をやっているから思うことなのか、世間の感覚とそう違わないのか、こればかりは僕だけじゃ分からないところだ。

誕生日を迎えた俳優に、〇歳の抱負は?なんてことを聞く芸能レポーターっているけど、あれは愚問すぎる気がしてならないのだ。別にねぇよって誰か言ってあげて。山田孝之さんとか。小栗旬さんとか。
何歳だろうと、少なくとも数年単位でやることは変わらないし、この歳だからここ力入れますわ!なんていうニッチなツボが各年齢あるなら逆に教えてもらいたいものだ。やるから。
ないなら、僕は変わらず、キズマシーンのおもしろを広めるぞ~のテンションでいく。


しかしながら、この歳になってなに?みたいな欲求も芽生えてきて、それが「ギターを弾けるようになりたい!」である。

中学生のとき思っておいてくれよ。

理由としては、年を追うごとに良い音楽に巡り会えてどんどん音楽を知りたくなっているというのもあるが、もう一つは、やれるネタの幅が広がるというのがある。
路上ミュージシャンのネタができる。陽気にギターを弾くだけのおじさんの役もできる。ギター片手にツッコむこともできるかもしれない。ギター侍にもなれる。
まだ僕たちがやっていないおもしろに出会えるかもしれないと思うとなかなかにワクワクしてしまうのだ。

どこで手に入れるとか誰に教えてもらうとか、そんなもの一切考えてないけどギターに憧れるこの気持ちは、中学生のそれに似ている。だったら中学生のときに思ってくれよ。
自分でも驚くくらいの"どうしたんだ急に"感は否めない。
もしかしたらこの急な心境も、とりあえず楽しむと思うようになったからかもしれないなぁとふと思ったりもするがどうなのだろう。

あと、芸人ならもっとマイナーな楽器習えよとか思うかもしれないけどうるせぇ。俺はギターに憧れてんだ。

本当に近いうちに始められたらいいなぁ。
こう言ってなかなか始めないケチなところが僕にはあるので。




まぁ、何が起こるか分からない世の中だけど、だからこそ、いま、思いっきり楽しみましょう、お互いに。

ここ2ヶ月で思ったことなどを寄せ集めただけの記事なので"良い"風なこと言って終わりです。

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