大好きなバンドが解散する

僕は音楽が大好きで、音楽を聴かない日がないくらいなんですけど、そんな僕が好きなバンドやアーティストというのはたぶんゆうに100組を超えていると思います。
つまり広く浅くだったりもしますが、その中でも特に愛聴しているバンドはもちろんいて、その中の一組であるギリシャラブが先日、3月31日をもって解散するという発表をしました。

いやもう率直に、かなり悲しい!
まだまだギリシャラブが作る音楽を聴いていたかった!!

ギリシャラブを初めて知ったのは、たしかトクマルシューゴさんがTwitterで紹介していたのを見たときだったと思います。
紹介していた楽曲はたしか『機械』だったかなぁ。

このときはまだ、"聴いたことない音楽をする人たちだなぁ"というくらいの認識でした。
この流れで聴いた中では『つつじの蜜』という曲にハマりました。
そこからまた少し時が経ち、ギリシャラブは『からだだけの愛』という楽曲を発表します。

これがかなりすごくて、あのとき知ったあのバンドだ!!という再認識とともに頬を引っ叩かれたような衝撃を受けました。
この曲が収録されている『(冬の)路上』というEPをタワレコに急いで買いに行った記憶があります。

たぶんこの頃くらいからです。
特定の好きなバンドだけじゃなく、音楽という文化(当時の僕の場合はインディーシーン)を楽しもうと思えるようになったのは。
そういう意味では、好きなアーティストが「ゆうに100を超える」きっかけになったのはギリシャラブだったのかもしれません。

そのくらい僕の中で重要なバンドが解散を発表しまして。
でも、安直な言葉を借りるならば、始まりがあれば終わりがあるわけで、この先どこかのタイミングでギリシャラブとのお別れというのはあったのかもしれなくて、それがただ単に今だった、ということでどうにか自分の心を落ち着かせています。


違うバンドの話になりますが、2020年、これもまたマイフェイバリットなバンドのうちの1組が解散しました。
シャムキャッツというバンドです。

この解散も今回くらい寝耳に水で、当時はかなり悲しみました。
解散して3年経った今でも事あるごとに聴いている、僕の中ではとても大切なバンドです。
あの頃は「もうシャムキャッツが聴けないなんて…!」と思っていましたが、その後、夏目さんはSummer Eye名義でソロ活動を始め、菅原さんもSAMOEDOというバンドを新たに組んで活動を始めました。
僕は今、そのサマアイもサモエドも大好きで、それぞれの音楽性はシャムキャッツのそれとはまた違うので、楽しみが倍、なんなら(今でもシャムキャッツを聴いてると考えると)3倍に増えた感覚に陥っています。


音楽は残ります。
そして増え続けていきます。
だから、解散するという事実は悲しいけど僕は受け入れたいし、この先もギリシャラブが残したものは僕の中で鳴り続けるし、天川さんの音楽、取坂さんが鳴らす音が、ギリシャラブじゃない形で僕の耳に届くのが楽しみだったりもします!
音楽を続けると言ってくれてありがとうございます。本当に嬉しいです。


僕自身は7年続けたキズマシーンというコンビを2022年に解散して、今のコンビを始めました。
だから解散というものに異常に感情移入してしまうところがあるのかもしれません。

またシャムキャッツの話に戻ってしまいますが、シャムキャッツの解散があったから僕はキズマシーンというコンビを形にして残しておきたいと、解散するときに思った節があります。
だからYouTubeにあげているキズマシーンのネタは一生消さないでしょう。
元相方のSAMIDAREが勘弁してくれと言ったら話は別ですが。

あと、トワイライト渚というコンビ名、思いつきと語感だけで決めたのですが、最近思ったんですけど、シャムキャッツの『渚』が好きだから無意識のうちに出てきたワードなんじゃないか?
真相は当の本人にも分かりません。


ちょっと話が散漫になってきました。思うことや感じたものが多すぎて。
まぁ言いたいことは、終わりはただの終わりじゃないということ!
始まりでもあるし、ステップアップであるかもしれない!
だ、だから…キズマシーン応援してくれてた人、、トワイライト渚にも興味持ってね…!


最後に、ギリシャラブのいちファンとして思うことは、最後の作品になってしまった『無・無・無・無・無』は傑作だということと、3月31日のラストライブ絶対に行きたいから仕事入らないでくれということです!

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