2022もありがとうアルバム後編

こんなダラダラ書くつもりはなかったんだ…。
前編はこちらから…。


さて後編…。


すばらしき / すばらしか

僕はいわゆるロックンロール的なバンドはあまり聴かないのですが、このバンドは本当に大好き。
どこでどんなキッカケで知ったかは覚えてないんだけど、気付いたらもうずっと虜で、特に今作は大好きな一枚になりました!
今現在、こういう音楽をやっているのはかなり稀有な存在なんじゃないか?
実にシンプルに音楽を追求している感が最高!
ブルージーとかフォーキーってこういうこと?!音楽用語ってよく分からないよね!
とにかくカッケェ〜!ので、かなりオススメ。
オススメは、君の文字、ブギ男のブギー、電子レンジ、旅路、あたりかしら!


はみ出て! / YeYe

これはかならやられました…!
『ひと』というアルバムを出したあたりから好きなのですが、当時はお洒落なお姉ちゃんというイメージで、そこから出産や海外生活を経験しながらコンスタントにアルバムを出し、今作ですよ!
これはかなりの名作です。大人の女性が貯めに貯めた経験値を開放した感。
かなり多彩に魅せるアルバムです!
オススメは、素っ頓狂、L.A.、どれも美しい、余計ななぐさめ、あたりです!


MY REVOLUTION / ゆうらん船

生で観て今年一番度肝を抜かれたバンド、ゆうらん船の2ndアルバム。
前作まではフォークっぽい曲が多くて、それが大好きでもあったのですけど、今作はそのイメージをガラッと変えられた感じです!
こうして聴いていると大人しめな印象のあるバンドなんですけどね、ライブがまぁすごくて!
テレビで観るお笑いと劇場で観るお笑いがぜんぜん違うのと同じですね、とんでもなくライブバンドでした。
今までは正直、曲作りを担当しているボーカルの内村さん天才〜!稀代のソングライティング能力〜!くらいの浅い感想しかなかったです。
でもこのバンドの繰り出すグルーヴ感とか、ステージを掌握する力、客席を引き込む魅力というのはCDとかサブスクとかYouTubeだけじゃ気付けないと、生で観てハッとさせられました。
今年一の収穫だったかもしれない。ワンマン行きてぇ〜!
オススメは、Waiting for the sun、Parachute、Tide、Hurry Up!、good morning、あたりで!


From 2 to 3 / Peach Pit

カナダのインディーポップバンドの3rdアルバム。
昨年知ってかなり好きになったバンド、THEティバ(今年フジロックのルーキーアゴーゴーにも出演した)が大ファンを公言していて、「あれ?ピーチピットってそんなバンドだっけ?たしか何年か前に聴いて、良いけどハマんなかったんだよな〜」と思いつつ、聴き返したのが去年。かなりの勘違いをしていたのが判明。もしくは嗜好が変わったのかもしれないんだけども。
ということで、「す、好き!」となっての今年のはじめ、このアルバムをリリースですよ。
これもかなり聴きましたね〜。
USインディーは確実に日本の音楽と纏う空気感が違って、より開放的というか、広大さを感じるから別腹なんですよね。まぁこのバンドはカナダだけど。
切なさもありつつ、なのがまたニクイね!そんな異国の空気感を耳で感じてほしいですわね!
オススメは、Up Granville、Vickie、Pepsi on the House、Give Up Baby Go、とか!


The Last Thing Left / Say Sue Me

日本でもかなり定着してきた感のある韓国のインディーロックですが、その中でも僕はこのバンドが大好きで、待ちに待った3rdアルバムが今年到着!だったわけです。
韓国国内ではけっこう有名だったりするのかな?
今年フジロックにも出演するはずだったんだけど、流行り病で出演できなくなったんですよね、たしか。
この間DYGLとのツーマンが渋谷であったんだけどお金なくて行けなかったな。ずっと金ないな俺。
ゆったりと構えたところからピュッと放ってくるような、140キロ台そこそこなんだけどストレートで三振取れるサウスポーみたいなバンドだなと思ってます。
嫌いな人いないんじゃないかな、そういうピッチャー。そしてこのバンド。
オススメは、Around You、We Look Alike、No Real Place、Photo of You、あたりでしょうか!


Free Time / Jerry Paper

こんなアーティスト、世界広しと言えどこの人いないんじゃないかと思うくらいかなり変です!そこが最高!
なぜか女性物のワンピースを身にまといライブをし、MVも小さい頃に観たら下手したら泣いちゃうかもしれないキモさがある宅録アーティストJerry Paperさん。
今作もかなりの怪作と言ったところで、不可思議さとポップさがいい具合に混ざっています。
彼を知ってからどれほど英語を理解したいと思ったことか…なんとなくでしか聴けない英語詞をしっかり理解してからなんだろうな、彼を語るのは。
とにかく耳に残る、今はそれだけで彼を味わってます!
オススメは、Kno Me、Jast Say Play、Myopitopia、Gracie III、あたり!


以上、12枚!が、今年強く人にオススメしたい、僕がかなり聴いたアルバムでした。

最後に、もう一枚いいですか…?
ちょっと変わったアルバム?アルバムでいいのか?な一枚です。

mitsume Live "Recording" / ミツメ

ライブ盤とかはあるじゃないですか、ライブハウスで演ったライブの音源化とか。
これはまぁそれではあるので番外編というか。でもライブ盤ともちょっと違って面白いです。
普通のライブ盤は、まぁ普通に客前で客に向けてやってるやつを録音して音源化、なんですが、これは"Recording"なんですよね。客前でのレコーディング。
もちろん、ライブとしてチケットを発売して、客を入れて大手町三井ホールでこのライブをやったわけですが、そこにガチの録音機材を持ち込んで、しかも通常のレコーディングのようにまず演奏部分を録り、そのあと歌を入れ、客は演奏中声を出さない、というかなり特殊なライブ&レコーディングだったらしいです。
この公演は観たかったな〜と後から思いました。
普通にライブ盤作るためのイベント?と勘違いしていた自分を叱りたい。めちゃくちゃ興味深いライブだったのかよ。
で、ここからがミツメという音楽変態集団(かなり良い意味で)の真骨頂で、過去の楽曲のアレンジがめちゃくちゃすごいんですよね!
こんな生まれ変わり方する?!とか、まぁとにかくミツメがネクストステージに行こうとしているのがひしひと感じるなぁとファンは思うわけです。
なのでミツメの入り口としては少し違うチョイスになるアルバムかなとも思いますが、はっ倒される衝撃があったので紹介せざるを得ませんでした!


長くなりましたが、言葉にして発信すると自分としても思考の整理になっていいものですわね!
来年も素敵な音楽と出会うことができますよう!
良いお年を〜。

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