佐藤浩美

本質が理解できると、覚えるのが簡単になったり、難問を解く指針が立ったりします。 東大法…

佐藤浩美

本質が理解できると、覚えるのが簡単になったり、難問を解く指針が立ったりします。 東大法学部卒なので英語は独学ですが、本質に関する独自の考えや視点を示して、英語の習得や受験に役立ちたいと思っています。 質問や相談などは、どんどんコメントに書いてください。出来るだけ回答します。

最近の記事

前置詞を文法的に整理する

「前置詞は名詞を目的語に取って、形容詞のように働く(形容詞用法)か副詞のように働く(副詞用法)。一方、名詞のように働くことはできないので、主語や動詞の目的語にはなれない。」これが、前置詞の基本ですが、前置詞の目的語になれる名詞句や名詞節は何かとか、実は形容詞や副詞が前置詞の目的語になることがあるとか、形容詞用法としては、名詞修飾だけでなく、補語にもなることができるとか、目的語を取らずに前置詞単独で前置詞句のように形容詞用法・副詞用法として使えるものがある(前置詞小詞)など、付

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    • 挿入=移動 って知ってた?

      学生の頃は、挿入というと、筆者が物語に顔を出す、手塚治さんの漫画のブタのこけしみたいなものと思ってました。そう習ったのか、勝手に思い込んだのか、定かではないのですが(笑) 本当は、挿入は文中の語・句・節などが文の内側へ移動することなのです。内側への移動だから、挿入なだけで、文外から入ってくるわけではないので、文法的なルールはしっかり守られることになります。では、挿入で守るべきルールを確認していきましょう!

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      • 強調 を 整理する

        強調の助動詞の do、疑問詞強調の前置詞句や強調構文、否定強調の語や句、分詞構文強調など、強調 と呼ばれる文法は多岐に渡っています。これらは、同じ強調と呼ばれているけど、実はその意味が微妙に異なっているので、安直に同じだと思ってしまうと勘違いを起こしたりします。ということで、強調を整理してみましょう。

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        • 強調構文 の謎を解く

          It is ~ that の 強調構文(分裂文と呼ばれることもあります)を苦手にしている人って多いですよね? 形式主語構文と紛らわしいし、that の品詞は謎だし、、、ということで、強調構文の謎を解いてしまいましょう!

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        前置詞を文法的に整理する

          同格のthat節 を 理解する

          同格のthat節は「~という・・・」と訳せば、大体意味が通じるけれども、「~という・・・」という日本語を常に同格のthat節で英訳できるわけではありません。例えば、「~という経験」は、同格のthat節が使えず、the experience in which SV を使って書く必要があります。その違いはどこから来るのでしょうか? 同格のthat節 とは 何なのか、どうやって生まれるのかを理解すれば、正しく使いこなせるようになります。さぁ、同格のthat節を掘り下げていきましょう

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          同格のthat節 を 理解する

          倒置 を 整理する

          日本語は助詞などが語の役割を示すので、語順は比較的自由です。標準的には述語を文の最後に置きますが、述語の後ろに主語や修飾語を置くと倒置法になります。(「最近走っているんだ、僕は」「走っているんだ、最近」など)これに対して、英語には、助詞はないし、名詞の格変化(主格・目的格など格の変化に合わせて名詞の姿が変わること)もないので、語順が非常に重要な役割を果たします。そのため、英語の倒置は日本語の倒置法に比べて、倒置の仕方に厳格なルールがあるんです。更に、特に意味の違いがないのに生

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          倒置 を 整理する

          共通 って知ってる?

          最近の文法書には、「共通」が載っていないものが多いみたいだね... 知らないために、読解の文構造分析や並べ換え問題を間違ってしまう人がいるようだ。まずは、「共通」を知ってほしい。(この記事は短いです)

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          省略 を 整理する

          日本語では相手が知っていることを言う必要がない。相手が知っていることを言うのは、念を押したいとか、笑いを取りたいといった目的を持っているときだ。一方、英語では、省略は文法的に生じる。文法のルールとして消えるものは消えるし、消せないものは相手が知っていることでも言わなければならない。英作文の答案を添削していると、消してはいけないものが消えていたり、消すべきものが書いてあったりする。日本語の感覚のままで書いているんだろうなぁと感じることが多い。英語の省略のルールを整理して身につけ

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          He is more wise than clever. の謎を解く

          wise の 比較級は、wiser なのに、He is more wise than clever. という文の場合には、more wise を使い、wiser を使うことはできない。なぜそうなるのか、理由についての説明を読んだことがないので、私見を書いてみようと思います。

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          比較級慣用表現の謎を解く

          the + 比較級、no + 比較級 の the や no は、差を表す副詞であると考えると、慣用表現を理解しながら覚えることが出来て覚えやすくなる。 丸覚えするしかなかった比較慣用表現の世界が、きっと違ったものに見えてくるぞ!

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          比較級慣用表現の謎を解く

          比較と修飾語句を整理する

          私が高校生だった頃には「原級強調は very、比較級強調は much、でも、many more people という例外があるから覚えなさい」というような教えられ方をして、比較は暗記事項だらけの苦手分野でした。 実は、ちょっと視点を変えて整理すれば、比較と修飾語句の関係もスッキリ理解することができます。理解したことは忘れにくいし、もし忘れても思い出すきっかけを知っているので、思い出すことができるんです。 原級、比較級、最上級に分けて、修飾語句を整理していきましょう。

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          比較と冠詞の謎を解く

          比較の英文を書くと、冠詞の使い方を間違ってしまう人が多い。実は、冠詞のルールに従いさえすれば、何の問題もなく比較の英文は書けるんだ。 冠詞のルール [ ①冠詞は名詞につく ②特定したら the、不特定可算単数ならば a ( an ) ] をしっかりと守って正しい英文を書こう!

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          比較と冠詞の謎を解く

          比較構文の謎を解く

          as ~ as 構文 や 比較級 than の as や than は、接続詞と説明している文法書がたくさんあるけれど、実は、関係詞と考えると、びっくりするほどスッキリと文の構造が理解できる。「彼は実際の年齢よりも若く見える」という文を和訳した時に、He looks younger than he really is. となって、He looks younger than his real age is. とはならない理由も納得できる。 これに、繰り返しを避けるための省略を

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