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有料noteに対する見解

最近はnoteの課金がよく話題になっている。儲けなければ損とばかりに次から次へと多くのブロガーが参入して来ている。この状況にうんざりしている。

私がnoteを始めたのは、このブームが来る少し前、ブロガーのゆこびんさんが使っているのを見て楽しそうだと思って始めたのがきっかけ。noteってSNSのような使い方をしてもいいんだと思って始めた。

noteができた当初はクリエイター系の人だけが使うものだと思っていたが、実際始めてみると色々な人が使っていて純粋に楽しかった。TwitterやGoogle+など他のSNSとはまた違った層の人と交流できるのが新鮮だった。

それぞれ自分が好きなモノや得意なモノ、自分の考えや自分の特技を活かして創り上げた作品を披露している。これはすごいと驚く作品や読み応えある記事、中には正直よくわからない物もあったが、とにかく伝わってくるのは、この人これが好きなんだろうなぁと言う事。

それが最近は大きく変わってきている。作品というより情報商材まがい記事の乱発。私から見ると価値を提供するというよりお金が欲しいとしか映らない。もともとファンがついている人やお金を払うだけの価値がある記事を提供できている人は何も問題ないが、そうでない場合は逆にマイナスにしかならない。

【参考記事】

有料note・有料サロンで( 0w0)ノ ウェーイ系の人種についての雑感。

僕が有料noteを書かない理由。


なぜマイナスイメージになるのか

なぜマイナスイメージになるかと言えば、すでに有名人でない限り、タイトルや途中までの文で続きを買うかどうかを決める。

タイトルで買った人や続きを読みたくて買った人が、その中身や続きが面白くなかったらどう思うだろうか。普通は2度とその人間が販売しているものは買いたくないと思うだろう。一度ついたイメージは想像している以上につきまとう。

これはたかが100円だからという金銭の問題ではない。それを読んでいるという時間が失われてしまう。仕事をしながら家庭を持ってる社会人はくだらない記事に時間をとられているほど暇じゃない。一番大事なのは時間だ。その貴重な時間がとられるのは耐え難い。

最近ブログでよくあるのがタイトルで釣るような記事だ。何度このブログは二度と読まないと思ったことか。実際二度と読まない。

確かに読まれるためにはタイトルを工夫しなければまず読まれない。だが、釣るようなタイトルで中身が伴わなければ、そのブログを書いている人のイメージはどうなるだろう。瞬間的なPVさえ上がればいいと思っているのならそれでもいいが、長く続けていくつもりなら書き手のイメージはどうなるのか、もっと長期的な視点をもって考えるようにしたほうがいい。

これはnoteの課金も全く同じで、せっかく買ったのに中身が伴っていなければどう思うかを考えて販売しなければその書き手に対するイメージは下がるだけだ。記事は後で修正できると言っても、情報は次から次へと流れてくる。修正した記事を後から読み直してくれると思うのは傲慢だ。みんなそんなに暇じゃない。

課金について考えるときに、iPhoneアプリを想像してみるといい。有料アプリの場合、少しでも不具合があった時はレビュー欄には無料アプリと違いお金を払ったのになんだこれといった辛辣なコメントが並ぶ。たった100円程度なのにそこまで言わなくてもと思うが、これが一般的な消費者の感覚だ。

実際にnoteで有料を販売していくのならば、記事の最初に有料と明記し、有料部分の概要がわかるように書いておくと安心して買う事ができる。そういった意味では記事の内容が明示されて1回購入すると読む事ができるマガジンタイプの方が読み手に親切だ。自分が何かの商品を買うときの事を考えると想像できる。

noteで荒稼ぎするだけなら、釣りタイトルの有料記事を販売し、売上が横ばいになってくると、また新たなアカウントで同じように釣りタイトルで販売していくという手法も考えれるが…。

本当に価値ある記事や作品が埋もれてしまう

これはそれぞれの考え方なので、そんな事は気にせずただお金を稼げればいいと思う人は好きにしたらいいと思う。だが、あまりにもそういう記事ばかりになってきているので、本当に面白い作品を提供している人に出会うのが難しくなってしまっているのが最近の現状だ。

私は価値ある記事を提供し、その対価としてお金をいただくというのは至極まっとうな事だと思ってるいる。なので、noteの運営側としても有料と無料記事を分かりやすく区別したり、ある一定水準以上の記事でなければ販売できないというような見直しをしていかなければ、ユーザーが離れていってしまい、残ったのがただ儲けたい人の質の低い記事だけという事になりかねない。

という事で最近注目しているのがMedium。深い内容の記事が多く少なくとも最近のnoteより読み応えがある印象。もちろん無料で読む事ができる。noteをこれから使う人は、目先の利益に目を奪われて安易に有料化するのではなく、自分がどうありたいか戦略をよく考えてやる方がいいだろう。

#コラム #note #ブロガー

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