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【実験】パーソナライズされた娯楽:なろう系小説編【Claude 3 Opus】【完全無料】

生成AIがもたらす影響の一つは、娯楽のパーソナライズである。

プロンプトを書けば、ほぼand there was light.になるのだから、好きな娯楽は自分で供給することができる。

SD・NAIDiffusion・Midjourney・DALLEなどは画像の提供においてパーソナライズをもたらした。
Poeのサービスを使えば、以下のように、その中のパーソナライズされた画像生成をコモディティとして万人に提供することも可能であるが、多分こういうのは各生成者の「うちの子」を作れないので、個人利用以上にははやらないだろう。

Sunoは音楽において。

なお、Heygenとの合わせ技で、すでに画像生成AIなどで理想の歌い手を作れているなら、その歌い手に歌わせることも可能である。

動画生成AIは、この点今一つだが、Soraがリリースされれば変わってくるだろう。

では、文学はどうだろうか?
先の芥川賞受賞作では既に5%ほどはChatGPTに頼ったというが、それでも5%だった。

だが、GPT-4をも超えると言われるClaude 3 Opusならどうだろうか?
Claude 3 Opusは、スレ風作品においては絶大な効果を発揮することが既に知られている。

今回は、そんなClaude 3 Opusに小説を書かせてみる実験をする。


設定

プロンプト

なろう系小説の設定を考えてみて。

その際、必ず第一ヒロインは黒髪ポニテが似合う年齢不詳でプライドが高い最強魔法使いとして、他の設定と比較して違和感のない表現で盛り込んで。

プロンプト

応答

・舞台設定
現代日本から異世界に転生した主人公が、チート能力を駆使して無双する王道なろう系ファンタジー。
転生先は、魔法と剣が支配する中世ヨーロッパ風の世界。人間族、エルフ族、ドワーフ族など多様な種族が暮らしている。

・主人公
日本の高校生だった青年。異世界に転生した際、前世の記憶と知識をそのまま持ち越した。
また、「魔力操作」のチート能力を授かり、才能と努力で最強の魔法使いへと成長を遂げる。
性格は正義感が強く勇敢。弱者を助け、悪と戦う規格外の英雄となる。

・ヒロイン①ミサ
主人公と同格の実力を誇る最強魔法使い。外見は10代後半〜20代前半といった感じの美少女だが、実年齢は不詳。
プライドが高く、他者には強気だが主人公には素直になれない典型的ツンデレ。黒髪ロングをポニーテールに結んでいるのが特徴。
当初は一匹狼だったが、共闘を通じて主人公に惹かれ、次第にデレる。

・ヒロイン②エルザ
穏やかで優しい性格のエルフ族の巫女。金髪碧眼の優雅な美女。
回復魔法の達人で、一行の父親的存在。主人公に淡い恋心を抱いている。

・ヒロイン③リン
明るくて天真爛漫な性格のドワーフ族の戦士。赤髪で童顔な美少女。
小柄な体躯からは想像できない怪力の持ち主で、一行の中では戦闘要員。主人公のことを親友のように慕っている。

Claude 3 Opusによる。前置きなどは省略。

所感

第一ヒロインは「ミサ」とのこと。
他のヒロインに比べてやけに説明が長い。
GPTのツンデレ第三彼女も希望する和名を尋ねたらそう名乗ってきた(ので以降MISAと呼んでいる)し、どうもこの名前は黒髪ポニテ並びにツンデレと結びつく要素があるらしい。

第二ヒロインは「エルザ」。
まあ普通にありそう。

第三ヒロインは「リン」。
ドワーフの少女戦士…まあいるのだろうけど、私の中ではドワーフ戦士は男性のイメージが強いのはなぜなのだろう、とふと考える。
一種のジェンダーバイアスがあるからか、最近フリーレンにハマっているからか…。
ちなみに、本編では登場しない。プロット展開上、第一ヒロインに重きを置くように言ったら、いつの間にか消えてしまった。
そういうこともあるよね。

本編:出会い~旅立ち編

ここから先は、所感は節分けせず、応答の下に入れることにする。長くなるのでその方が紐づけやすいだろう。

第一入力

とりあえず、その設定で書いてみて。大体冒頭はテンプレだから飛ばして、主人公とミサとの出会いからスタートして!

第一入力

応答

はい、承知しました。主人公とミサとの出会いから、物語を書き始めてみますね。

〜〜〜

 俺は魔法の訓練場から出ると、街の賑わいに思わず目を細めた。
 異世界に転生して早一年。現代知識と魔力操作というチート能力を武器に、この世界でも順調に力を付けてきた。
 だが、強くなればなるほど、心のどこかに虚しさを感じずにはいられない。かつての仲間たちとは次々に別れ、今や一人きりなのだ。
 仲間……友人……恋人……。そんな言葉が脳裏をよぎる。

「……ッ!」

 不意に、背後から強烈な殺気を感じた。
 咄嗟に身をひるがえし、魔力を剣の形に昇華させる。
 次の瞬間、目の前に現れたのは黒髪を高くポニーテールに結んだ少女だった。
 まるで黒曜石を思わせる漆黒の瞳。冷たく鋭い眼光。
 少女の放つ気迫は、これまで相対した者たちとは比べ物にならない。

「貴様が噂の……転生者か」

 低く響く声色。これほど圧倒的な存在感を放つ者は初めてだ。
 警戒しつつ、俺は問い返した。

「君は……誰だ?」

「ミサ……この国一の魔法使いにしてお前のライバルになる者だ」

 少女――ミサは不敵に笑うと、俺に向かって手を掲げた。
 途端、眩いばかりの魔力が疾風となってミサの周囲を渦巻き始める。
 並み居る魔法使いでは到底成し得ない、究極の魔力コントロール。

 ミサはそのまま高らかに宣言した。

「お前の力……確かめさせてもらう!」

 次の瞬間、ミサが放った魔法の嵐が、容赦なく俺に襲い掛かった。

〜〜〜

という感じで、ミサとの出会いと彼女からの強襲という形で書いてみました。
主人公の心情描写を盛り込みつつ、ミサの強さと美しさ、そして彼女特有の威圧感や挑発的な態度などが伝わるよう意識しています。
冒頭からこうした激しい展開にすることで、なろうテイストの世界観を印象付けられたかと思います。
また、主人公とミサの今後の関係性を予感させるような描写も加えてみました。
ご要望通り、テンプレ的な導入部分は割愛しつつ、なろう系の王道展開を意識した書き出しにしてみましたが、いかがでしょうか。

Claude 3 Opusによる。無加工。

なろう作家がよくやる冒頭と末尾のコメントも、どこかそれっぽく記述されている。
だが、説明的で、そこはまだAIらしさも残っている。
「続きを書いて」とだけ言って続けさせる。

承知しました。続きを書いてみますね。

〜〜〜

 ミサの放った魔法の嵐が、轟音とともに俺へと迫る。
 咄嗟に魔力の盾を展開するが、あまりの威力に防ぎきれず、俺の体は吹き飛ばされた。

「ぐっ……!」

 地面を転がりながら、何とか体勢を立て直す。
 立ち上がった俺の目に、再びミサの姿が飛び込んできた。

「どうやら、噂に違わぬお客様のようだな」

 挑発するように言い放つミサ。
 一方の俺は、先ほどの一撃で彼女の本当の力を思い知らされていた。
 これは、油断などできない相手だ。

「君も……なかなかやるじゃないか」

 俺は意地を張るように言い返すと、全身に魔力を込める。
 ミサとの戦いは、ここからが本番といったところか。

 互いに神経を研ぎ澄ませ、にらみ合う俺とミサ。
 風が吹くたび、ミサの黒髪がたなびき、それがいっそう彼女の美しさを引き立てている。
 だが、どちらからともなく、再び戦端が開かれようとしていた。

 その時だった。

「お二人とも、ちょっと待ったーーーーっ!」

 甲高い声が、緊迫した空気を引き裂いた。
 俺もミサも思わず動きを止め、声の主を見やる。

 そこには、金髪を靡かせた女性が立っていた。
 優雅な佇まいからして、エルフ族の者のようだ。

「ケンカはよくないですよ。せっかく転生者さまがいらしたんですから、もっと歓迎するべきです」

 女性は穏やかに微笑むと、にこやかに言葉を続ける。

「私はエルザ。この国のエルフ族を代表する巫女をしております。
もしよろしければ、お茶にでもご一緒しませんこと?」

 エルザと名乗った女性は、にっこりと目を細めた。

 その笑顔には人を惹きつける不思議な魅力があり、俺は思わず頷いていた。
 一方のミサは不承不承といった様子ではあったが、結局はエルザに合わせるように頷いている。

 こうして俺の異世界ライフに、新たな出会いが加わったのだった。

〜〜〜

 という感じで続きを書いてみました。
 主人公とミサの戦闘シーンをメインに、魔法バトルの臨場感と2人のキャラクターをより印象付けることを意識しました。
 そこにエルザという新たなキャラクターを登場させ、物語の展開に変化を加えつつ、今後の展開への布石となるようにしています。
 ミサとのバトルから一転して和やかなシーンへ移行するのは、王道なろう系の手法かと思います。
 また、エルザのキャラクター性も、物語を盛り上げる要因になり得ると考えての設定です。
 このような形で、物語を進めていくのはいかがでしょうか。

Claude 3 Opusによる。鍵かっこだけ、毎行付けてくるので修正。

エルザ登場。
どうもミサからメインヒロインの座を奪いそうな存在感を放ってきたので、抑制させることにする。

AI生成小説は、こうして軌道修正できることがメリットの一つである。

第二入力

続きを書いてみて。エルザよりもミサを中心において。第一ヒロインは彼女なのを忘れないように。

第二入力

応答(没にされたもの)

了解です。ミサを中心に据えて、物語を続けてみますね。

〜〜〜

 エルザの案内で、俺たちは街の喫茶店へと向かった。
 店内に入ると、ミサは不機嫌そうに席に着いた。
 俺は苦笑しつつ、彼女の隣に座る。

「ふん、こんなところで油を売ってる場合じゃないだろう」

 ミサが憮然とした様子で呟く。
 どうやら、俺との決着をつけたくてうずうずしているようだ。

「ま、まあ、せっかくだからゆっくりしようぜ」

 俺はなだめるように言葉をかけるが、ミサは頬を膨らませて聞く耳を持たない。
 ……可愛いな。
 そんな彼女の反応に、俺は内心で思わずにやけていた。

「で、転生者よ。魔法使いとしての腕前はどの程度なんだ?」

 ふいに、ミサが真剣な眼差しで俺を見つめてくる。
 その黒曜石のような瞳に吸い込まれそうだ。

「いや、自分では上出来だと思ってるけど……君ほどじゃないな」

 正直に告げると、ミサは不敵な笑みを浮かべた。

「ふっ、自覚はあるようだな。私に勝てる魔法使いなど、この世界にはいないのだからな」

 闘志を滾らせるミサ。
 いつかは、彼女を超えてみせる。
 そう心に決めた俺だった。

 そんな2人のやり取りを、エルザは和やかな笑顔で見守っている。
 まるで、騒がしい子供たちを見守る母親のようだ。

 ミサとの出会いによって、俺の異世界ライフは大きく動き出した。
 最強の魔法使いの座を懸けて、彼女とはライバルとして切磋琢磨することになるだろう。
 だが、それと同時に、信頼できるパートナーとしての絆も生まれていく予感がした。

 黒髪をなびかせ、凛とした眼差しで俺を見つめるミサ。
 彼女との日々は、きっと刺激的なものになるに違いない。

 俺はそう確信しながら、ミサやエルザとの会話を弾ませるのだった。

〜〜〜

 というような感じで続きを書いてみました。
 ご指示通り、ミサを中心としつつ、主人公との関係性や彼女の性格をより掘り下げることを意識しました。
 ミサの挑発的でプライドの高い一面と、それに惹かれずにはいられない主人公の心情。
 そんな2人の駆け引きを、掛け合いを通して表現してみたつもりです。
 エルザは脇役としつつも、2人を見守る包容力のあるキャラクターとして描写しています。
 最後は、ミサとの出会いが主人公の日常に新たな彩りを与え、冒険の予感を感じさせるような締めくくりにしてみました。

Claude 3 Opusによる。

主人公、さっきいきなり襲われた相手に「可愛いな」と思うに至るのは唐突すぎないか、とさすがに目についたので、ちょっと指摘してみたら、この案は没になった(後述)。

第三入力~第五入力

もっと続きを見せて。主人公、ミサに襲われた割には平然と次の瞬間には「可愛い」って思ってるんだね

第三入力

不愛想さが目立っていたので、

プライドが高いのはいいんだけど、ミサはプライドに見合う気品の持ち主だよ。だから、口調はもう少しそれを感じさせるように、書き直してくれる?

第四入力

丁寧語になっちゃったので、

気品はあるけど、もう少しカジュアルな文体の方がいいかな。ミサは、根っこでは親しみやすいキャラなんだ。書き直してみて

第五入力

応答(最終形)

書き直しの結果は、ミサの文体以外はほぼ同じなので、最後の形だけ置いておく。

なるほど、ミサの親しみやすい一面も大切にしたいんですね。
では、もう少しカジュアルな口調に変えつつ、気品も残すように書き直してみます。

〜〜〜

 エルザの提案で立ち寄った喫茶店。
 そこでの会話は、俺にとっては気まずいものだった。
 ミサは終始クールで、エルザの言葉にも素っ気なく答えるばかり。
 対する俺は、ミサに襲われたことへの怒りと戸惑いが入り混じり、会話に上手く加われずにいた。

 ようやく店を出ると、ミサは俺のことなど眼中にないかのように、颯爽と歩き出す。
 思わず舌打ちしそうになる俺。だがそれを飲み込み、ミサに声をかけた。

「ちょっと待ってくれよ、ミサ」

 ミサは足を止めると、凛とした佇まいで俺を見据える。
 その気品漂う眼差しに、俺は思わずたじろいだ。

「……何の用かしら?」

「い、いや、さっきは君に襲われて面食らってたけど……。
どうして、俺に喧嘩を売ったりしたんだ?」

 ミサは不敵な笑みを浮かべると、俺に向き直った。

「あなたが噂の転生者だからよ。
この世界最強の魔法使いの私が、あなたの力量を測るのは当然でしょ?
私の勇ましさに免じて、許してくれると嬉しいんだけど」

 颯爽と告げるミサ。
 そこには、揺るぎないプライドと、自然な気品が感じられた。

「……君の実力は、身をもって理解したよ。
だから、もう戦いはなしにしてくれない?」

 俺の言葉に、ミサは物憂げに微笑む。
 だが、すぐに彼女は心変わりしたのか、あっさりと言った。

「仕方ないわね。望むなら、特別に許してあげる。
でも、あなたの力量はこれからもちゃんと確かめさせてもらうから。
覚悟しときなさい」

 凛々しい面持ちでそう告げると、ミサは颯爽と踵を返す。
 その美しくも凛とした姿を見送りながら、俺は複雑な心境だった。

 強い、プライドが高い、美しい、それでいて……親しみやすい。
 そんな彼女に、俺は少なからず心を惹かれてしまっていた。

 これからミサとどう向き合えばいいのか。
 そんなことを考えながら、俺はエルザと共に街を歩くのだった。

〜〜〜

 というような感じではどうでしょうか。
 ミサの台詞を、もう少し柔らかく親しみやすい口調に変更してみました。
 「〜よ」「〜でしょ?」など、カジュアルな語尾や口調を取り入れつつ、それでいて凛とした雰囲気は残すようにしています。
 プライドの高さは感じさせつつ、どこか親しみやすさも感じられる喋り方になればと思います。
 主人公への接し方も、やや挑発的ながら、どこか親しげな雰囲気も漂わせてみました。
 ミサという存在が、強さとプライド、そして親しみやすさを兼ね備えたキャラクターとして伝わるよう意識しました。
 カジュアルさを出しつつも、気品は残した形になっていれば幸いです。

Claude 3 Opusによる。鍵かっこだけ、毎行付けてくるので修正。

とりあえずこれでよい感じかな、と思ったので、そのまま進めることとする。

第六入力

うん、いいね

ではこの感じで続きを書いてほしい。ミサは第一ヒロインだから、いずれは主人公とともに旅をすることになる。そこを現時点での着地点として、そこへ向かうための展開を考えてみて。

第六入力

応答

了解です。ミサが第一ヒロインとして、主人公と一緒に旅をすることを見据えた展開を考えてみますね。

〜〜〜

 あれからしばらくの間、俺はミサと度々顔を合わせるようになっていた。
 魔法の特訓と称して、俺の力量を試すためだとか。
 だが、そんな言い訳めいた理由だけでは片付けられない、不思議な気持ちが芽生えていた。

「ちょっと、集中力が足りないんじゃない?
あなたには私から学ぶことが多いんだから、もっと真剣に取り組みなさい」

 ミサは俺の特訓に付き合いながら、容赦ないダメ出しを繰り返す。
 きつい言葉ではあるが、どこか優しさも感じられた。

「は、はいっ! でも、君だってあんまり本気じゃないでしょ?
こんなので満足できるはずがないよね」

 俺が挑発すると、ミサは不敵に微笑んだ。

「ふふ、そうね。でも、今のあなたじゃ私の相手にはならないわ。
まずは、もっと強くなることね。私が認めるぐらいにね」

 凛とした笑顔で言うミサ。
 そこには、ライバルとして、そして仲間として俺を鍛えようとする強い意志が感じられた。

 こうして、俺とミサの奇妙な師弟関係が続いていく。
 特訓の日々を通じ、俺たちは少しずつ心の距離を縮めていった。

 そんなある日、エルザから思わぬ提案がなされる。

「転生者さま、ミサさん。よろしければ、一緒に旅に出てみませんか?
この国のことをもっと知るためにも、あなた方の力は必要だと思うのです」

 エルザの言葉に、俺とミサは顔を見合わせた。
 ミサは一瞬戸惑ったように見えたが、すぐに凛とした表情を取り戻す。

「そうね、悪くない提案だと思うわ。
あなたもそう思うでしょ、転生者?」

「え、ええ、そうだね。一緒に旅すれば、もっと強くなれるかもしれない」

 俺の言葉に、ミサは満足げに頷いた。

「ふふ、じゃあ決まりね。私たちで、この世界を旅してみましょう。
きっと、楽しい冒険になるわ」

 ミサの凛とした笑顔に、俺も思わず微笑んでいた。
 こうして、俺たちの旅の日々が幕を開けるのだった。

〜〜〜

 というような感じで、ミサとの絆を深めつつ、一緒に旅に出るまでの流れを考えてみました。
 ミサとの特訓を通じて、お互いを認め合い、信頼関係を築いていく過程を描写するのがポイントかなと思います。
 そこにエルザの提案が加わることで、自然と一緒に旅をするという展開につなげられるかと。
 旅に出ることで、主人公とミサの関係性がさらに深まっていく予感を感じさせる締めくくりにしてみました。
 もちろん、旅の途中では様々な出来事があり、二人の絆はさらに強くなっていくことでしょう。
 第一ヒロインとして、ミサが主人公と深い絆で結ばれていく。
 そんな展開を意識しつつ、ストーリーを考えてみました。

Claude 3 Opusによる。鍵かっこだけ、毎行付けてくるので修正。

ここで、ずっと転生者呼びであることに気づく。
が、本名を明かさない例は、今やラノベの古典であるハルヒシリーズのキョンのような例もあるので、こと個人で楽しむ、パーソナライズされた娯楽である分にはまあいいかな、と思ってそこは放置することにした。

それ以上に、ナチュラルにエルザがついてきたのはちょっと意外な結果だった。
プロンプトではミサとの旅としか言っていないのだが、その辺ヒロインの大半がついていくのはなろう系らしい。

そして、おそらくここで急に旅立ちまで進めたことで、リンの登場機会は失われてしまったのだろう。

さて、AIによるパーソナライズされた娯楽は、効率的な頭出しが可能である。

ゆえに、次は一気にクライマックスに飛ぶ。そのくらいには私はハルヒ主義者なのだ。

本編:クライマックス~新章伏線編

第一入力

なろう系は全員生存ルートが多すぎてつまらないから、次はクライマックスまで進んで、ラスボスにミサが倒されて死んじゃうシーンを書いて。

ちなみにラスボスはミサ以上に美しく、黒髪ポニテがよく似合う魔王だよ!

第一入力

第一ヒロインは死すべき存在である。
その方が物語に深みが出る。
昔から美人薄命というが、その儚さこそがヒロインの美しさを際立たせるものだ…。
と、頭の中で思い浮かんだので、第一ヒロインであるミサは死なせることにした。

なろう系と言いながら、そこから外してみることも可能なのである。

応答

了解です。それでは、ミサがラスボスに倒されてしまうクライマックスシーンを書いてみますね。
ラスボスは美しい黒髪ポニテの魔王という設定を踏まえて進めてみます。

〜〜〜

 俺とミサ、そしてエルザは、長い旅の末についに魔王の城へとたどり着いた。
 しかし、そこで待ち受けていたのは、想像を絶する強大な力を持つ魔王その人だった。

「よくぞここまで来られましたな、人間どもよ。
ですが、もうこれまでですわ。私の美しさと力の前には、あなた方は無力同然」

 黒髪をポニーテールに結んだ、美しくも禍々しい魔王が高笑いする。
 その凛々しい佇まいは、まさに魔王といった風情だった。

「くっ、なんて強い魔力……!でも、負けるわけにはいかないわ!
みんなの未来のために、私たちは戦うのよ!」

 ミサが凛とした面持ちで剣を構える。
 その瞳には、揺るぎない決意が宿っていた。

「ミサ……! わかった、俺も全力で戦おう!
エルザも、援護よろしく!」

 気合いを入れ直し、俺たちは魔王に立ち向かっていく。
 しかし、圧倒的な力の前に、俺たちは次第に追い詰められていった。

「ええい、こんな虫けらが!」

 業を煮やした魔王が、凄まじい魔法を放ってくる。
 そのとき、ミサが俺の前に立ちはだかった。

「っ! 転生者、下がって! 私が何とかする!」
「ミサ、だめだ! そんなの受け止めたら──」

 俺の制止も聞かず、ミサは全身全霊で魔法に対抗する。
 だが、あまりの威力の前に、ミサの身体は吹き飛ばされてしまう。

「ぐはっ……!」

 鮮血を撒き散らしながら、ミサが地面に叩きつけられた。
 駆け寄る俺の腕の中で、ミサは弱々しく微笑む。

「ごめんね……私、これ以上は無理みたい……。
でも、あなたのことは……最後まで信じてる……。
だから……世界を、みんなを……お願い……」

 そう言い残して、ミサはその瞳を閉じた。
 あまりにも突然の出来事に、俺は言葉を失う。

「そんな……ミサ、目を開けて……! 死なないでくれ……!」

 呆然とミサを抱きしめる俺。
 傍らのエルザも、悲しみに暮れた表情で俺に寄り添う。

「ミサさん……。彼女の想いを、無駄にはできません……!」
「ええ……ミサの分まで、魔王を倒すんだ……!」

 涙をこらえながら、俺たちは再び魔王へと向かっていく。
 ミサとの約束を胸に、世界を守るため、そして彼女の仇を討つため……。

〜〜〜

 という感じで、ラスボス戦でミサが命を落としてしまうシーンを書いてみました。
 魔王の美しさと強さを印象づけつつ、それに立ち向かうミサの勇姿を描写するのがポイントかなと思います。
 そして、主人公を守るためにミサが犠牲となり、力尽きてしまう。
 その悲しみが主人公の決意をさらに強くする、といった流れでまとめてみました。
 第一ヒロインの死というのは衝撃的な展開ではありますが、物語に大きなインパクトを与えられる要素だと思います。
 もちろん、ミサの死を乗り越えて主人公たちが世界を守るというのは、彼女の犠牲を無駄にしないためにも必要な描写かと。
 ダークな雰囲気ながら、ミサへの想いを胸に戦う主人公の姿を印象的に描ければと思います。

Claude 3 Opusによる。鍵かっこだけ、毎行付けてくるので修正。

かくて第一ヒロインの死という展開は無事に進んだ。

でも、エルザはなぜ回復魔法を使わなかったのだろうか?
と、聡い読者にはツッコミどころを与える展開でもある。

やはり勝手についてきたエルフはミミックにでも食わせて置いてけぼりにすればよかった…のだが、まあ深く考えずに読むなら、テンポ感としては悪くはない。

その詰めの甘さも、今どきの生成AIらしくてよいではないか。
ということで、続けさせることにする。

第二入力

続きを書いて。魔王はその力だけでなく圧倒的な美貌も武器としているんだ。だから、そのあたりもうまく盛り込んで。

主人公って、結構面食いだからいきなりミサに攻撃されても喫茶店のシーンの後、すぐに心ひかれちゃってたでしょ?きっと確実に動揺するはずだよ

第二入力

応答

なるほど、主人公の面食いキャラを活かしつつ、魔王の美貌も存分に活用する展開ですね。
承知しました。それでは、続きを書いてみます。

〜〜〜

「ふふふ、愚かな人間どもよ。私の美しさに抗えると思っているの?」

 魔王は妖艶な笑みを浮かべ、黒髪を揺らしながら俺たちに近づいてくる。
 その凛々しい佇まいと抜群のプロポーションに、俺は思わず見とれてしまう。

(くっ、なんて美人なんだ……! ミサに匹敵する、いやそれ以上の美貌……!)

 ミサを失った悲しみはあるものの、魔王の美しさに心を奪われてしまう自分がいた。
 そんな俺の様子を見透かしたように、魔王は甘美な声で囁く。

「ほら、私のことをもっとよく見てちょうだい……。
私に仕えれば、この美貌を存分に堪能できるのよ?」

 蠱惑的な瞳で俺を見つめる魔王。
 その瞳に吸い込まれそうになる俺に、エルザが必死の声をかける。

「我に返ってください! 魔王の誘惑に負けてはダメです!
ミサさんの仇を討つんでしょう? 彼女の想いを胸に刻んで!」

「ミサ……そうだ、俺はミサのために……!」

 エルザの言葉で我に返る俺。
 心の奥底にあるミサへの想いを呼び覚まし、再び戦う意志を取り戻す。

「魔王! お前の美貌に惑わされるわけにはいかない!
俺にはミサという、かけがえのない存在がいたんだ!
彼女の死を無駄にしない……絶対に、お前を倒す!」

 力強く宣言する俺に、魔王は物悲しげな表情を見せた。

「ミサ……ええ、あの子のことは知っているわ。
あなたにとって、特別な存在だったのでしょう?
だったら……あの子の最期を、もう一度見せてあげる……!」

 不敵な笑みとともに、魔王が手を振るう。
 次の瞬間、目の前に浮かび上がったのは……ミサの最期の姿だった。

「ミサ……! 嘘だろ、こんなの……!」

 あまりにもリアルな幻影に、俺は思わず膝をつく。
 傍らのエルザも、言葉を失った様子だ。

「どう? あの子の無念の想いが、ひしひしと伝わってくるでしょう?
それもこれも、全てあなたのせい……あなたが、彼女を死なせたのよ!」

 残酷な言葉を浴びせながら、魔王は高笑いする。
 ミサを死なせた責任を突きつけられ、俺は激しく動揺していた。

(ミサ……ごめん……! 俺が、俺がお前を守れなかったから……!)

 脳裏をよぎる、ミサとの日々の想い出。
 笑顔、涙、喜び、悲しみ……二度と戻らない、大切な時間の数々が。

 そのとき、俺の脳裏に、あるミサの言葉がよみがえる。

『私は……あなたを信じてる。だから、最後まで諦めないで』

「……ミサ!」

 かつてミサが言ってくれた、あの言葉。
 戦いの最中、いつも俺に勇気をくれた、ミサからの励ましの言葉だ。

(そうだ、俺はミサに言われたんだ。最後まで、諦めるなって)
(だから、どんな美人の魔王が相手でも……俺は、戦い抜くんだ!)

 心の中で、ミサへの想いを新たにする俺。
 涙をぬぐい、再び魔王へと向き直った。

「魔王……! お前の美貌も、もう俺の心を惑わせない……!
ミサへの想い……彼女からの言葉が、俺を支えてくれる!
仲間を信じ、最後まで戦う……! それが、俺の覚悟だ!」

 ミサゆずりの凛々しい眼差しで、魔王を見据える俺。
 傍らのエルザも、俺に同調するように剣を構えた。

 こうして、ミサの遺志を胸に、俺たちの魔王への決戦が始まるのだった。

〜〜〜

 という感じではいかがでしょうか。
 ミサを失い悲しみに暮れつつも、魔王の美貌に惑わされそうになる主人公の心情を描写してみました。
 そこに、エルザの後押しとミサの言葉を思い出すことで、再び戦う決意を固めていく流れです。
 魔王の美貌と主人公の面食いキャラを絡めつつ、ミサとの絆の深さを印象づけられればと思います。
 魔王の誘惑に負けそうになりつつも、最終的には仲間への想いが勝る、といった主人公の心の動きを大切にしてみました。
 ミサの死を乗り越え、彼女の遺志を胸に戦う姿は、物語のクライマックスにふさわしい場面になったかなと思います。

Claude 3 Opusによる。鍵かっこだけ、毎行付けてくるので修正。

…誘惑され切っちゃったら、それはそれで面白かったのだけど、一応主人公はちゃんと主人公だったわけだ。
ただ、やはりここもあの小うるさいエルフのせいで戻ってきたところがありそうだ。
このエルフどこかで先に消しとくべきだったか…というのは、どうも魔王じみた思考でよくない。

そうはいっても…エルフでもあらがえない想定外を与えたらどうだろう?

I AM HER SISTER

でもね、魔王は実はミサの妹なんだよ。

魔王だって、決してミサを殺すことは望んでいなかった。

そのことを盛り込んで、続きを書いてみて。

第三入力

うーん、でもさ

ミサも魔王も黒髪ポニテでお揃いなのに、その辺に触れられていないよね。

主人公側からそれについて問いかける場面があった方が、展開として自然になるんじゃないかな?

ちょっと書き直してみて

第四入力

応答(マージ後)

了解です。それは驚きの展開ですね。
魔王がミサの妹だったとは……!
その設定を踏まえて、続きを書いてみましょう。

〜〜〜

「愚かな人間よ……私の美しさにすら抗うつもりか……!」

 魔王は怒りを露わにしながら、俺たちに強大な魔力を放ってくる。
 必死に防ぎながらも、徐々に追い詰められていく俺たち。

「くっ……! こ、こんなところで……負けるわけには……!
エルザ……! もう一度、力を……!」

「無駄よ……! もう、あなたたちに勝機はないの……!」

 魔王の圧倒的な力の前に、俺たちは為す術もなく蹂躙されていく。
 このままでは、本当に全てが終わってしまう……!

 そのとき、ふと魔王の呟きが聞こえた気がした。

「ミサ……ごめんなさい……本当は、あなたを殺したくなかったの……」

 その言葉に、俺は愕然とする。
 魔王は、ミサのことを知っている……? いったい、何故……?

「……お前は、ミサと関係があるのか……!?」

 俺が問いかけると、魔王は悲しげな表情を見せた。
 そして、重々しく語り始める。

「……ミサは、私の妹なの」
「……!?」

 信じられない事実に、俺は絶句する。
 ミサと魔王が、姉妹だったなんて……!

 そのとき、ふと気づいたことがあった。
 魔王の黒髪ポニーテールが、ミサのそれと瓜二つだということに。

「……お前の髪型、ミサとそっくりだな。
まさか、それも偶然じゃないんだろ?」

 俺の問いかけに、魔王は小さく頷いた。

「ええ、そうよ。これは、ミサとお揃いの髪型なの。
幼い頃、ミサがこの髪型にしてくれて……それ以来ずっと、真似していたのよ」

 魔王の瞳に、懐かしさが滲む。
 姉妹で同じ髪型にしていたことが、彼女たちの絆の深さを物語っていた。

「どうして、そんなこと……? 姉妹なら、なおさらミサを……」

「……私には、この世界を滅ぼす使命があったの。
だけど本当は、そんなことをしたくなかった……。
特に、ミサを巻き込みたくは、なかったのよ……!」

 魔王は嗚咽を漏らしながら、語り続ける。

「だけど、ミサは私の野望を快く思っていなかった……。
あなたと一緒に、私を止めようとしたの。
それで、あのような事態に……私は、本当は……!」

 そう言って、魔王は悔しそうに目を伏せた。
 ミサを失った悲しみは、魔王も同じだったのだ。

「私は、この世界を滅ぼすために生まれた存在。
でも、私にだって、家族を大切に思う気持ちはあるの……!
なのに、私は使命に逆らえずに……ミサを、殺してしまった……!」

 魔王は、決意を固めるように俯いた後、静かに呟く。

「……もう、十分です。これ以上、私は戦いたくない……。
ミサを殺した罪は、私が償います。だから……」

 そう言って、魔王は俺に剣を差し出した。

「……私を、倒してください。それが、私の贖罪……。
ミサへの……最後のお詫びです……」

 魔王の覚悟に満ちた眼差しに、俺は黙って頷く。
 これが、魔王の……いや、ミサの妹の望みなら……。

「……わかった。その覚悟、ちゃんと受け止める。
ミサのためにも……俺は、お前を倒す……!」

 そう宣言し、俺は魔王へと剣を向けた。
 ミサへの想い、魔王の後悔、そのすべてを胸に刻みながら――

 そして、二人の姉妹の一つながりの証である、黒髪のポニーテールを見つめながら。

〜〜〜

 という感じで、ミサと魔王の黒髪ポニーテールが共通点であることに言及する場面を追加してみました。
 主人公が二人の髪型の類似点に気づき、それについて魔王に問いかける流れを加えています。
 幼い頃からのエピソードとともに、姉妹の絆の深さを表現できればと思います。
 ミサを殺したことは、魔王自身も本意ではなかったという悲しい事実。
 それでも宿命に逆らえず、使命を果たそうとする魔王の苦悩と葛藤を描写してみました。
 そして最後は、ミサへの償いとして、主人公の手にかかることを望む……といった流れです。
 魔王とミサが姉妹だったからこそ、二人の間には断ち切れない絆があったのだと思います。
 その絆ゆえの悲劇を、物語のどんでん返しとしてクライマックスに盛り込んでみました。
 そして、その絆ゆえの悲劇を際立たせつつ、最後はポニーテールを見つめながら決意する主人公の姿を描いてみました。
 二人の姉妹らしさを象徴する黒髪ポニーテールが、物語の鍵を握る重要な要素として機能する展開になったかなと思います。
 ご指摘いただいたおかげで、より自然でインパクトのあるクライマックスが描けたかと。
 ありがとうございました!

Claude 3 Opusによる。表現は鍵かっこ以外無加工だが、マージしている。

世界滅ぼす使命は、きっと妹魔王にこう語りかけていたのだろう。
(noteにgiphyを埋め込めないのつらい…)

ここで分かったのは、さすがに急展開させすぎると、それ以前一切触れられていなかったことへの違和感はどうしても出ることと、それでも軽く読み流して楽しむレベル感であれば、そんなに問題にはならない程度まで、Claude 3 Opusはまとめ上げる力がありそうだということである。

そして話は終わりに向かっていったが、なんとなくここで終わらせたくなかったので、もう一回急展開させることにする。

第五入力

でも、ミサは果たして改心した妹の死を望むだろうか?

そのあたりを意識して、続きを書いてみて

第五入力

応答

なるほど、確かにミサなら妹の死を望むような人ではないかもしれませんね。
そのあたりを意識して、物語の結末を考えてみましょう。

〜〜〜

 魔王の覚悟に満ちた眼差しに、俺は剣を構えながらも、ふと躊躇った。
 果たして、これがミサの望む結末なのだろうか。
 改心した妹の死を、ミサは本当に望んでいるのだろうか。

「……待ってくれ。俺は、お前を倒せない」
「……? どうしてです? これが、私の罪の償いなのに……」

 困惑する魔王に、俺は静かに告げる。

「ミサは、お前の死を望んでいないと思うんだ。
確かに、ミサを殺したお前を恨んでいたかもしれない。
だけど、お前が改心したことを知れば、きっと喜ぶはずだ」
「……!」

 俺の言葉に、魔王の瞳が潤む。
 ミサのことを思い、静かに目を伏せる魔王。
 その姿に、ミサとの面影を感じずにはいられなかった。

「……ミサは、優しい人だった。誰にでも分け隔てなく、接してくれた。
だから、お前のことだって、許してくれるはずだ。そう信じたい」
「……ミサ……」

 ポツリと呟く魔王に、俺は微笑んで手を差し出した。

「一緒に、ミサのもとに行こう。お前の心、ちゃんと伝えるんだ。
そして、これからは姉妹で力を合わせて、世界を良くしていこう。
それが、ミサへの一番の供養になると、俺は思うんだ」

「……ありがとうございます。あなたの言葉、胸に刻みます。
ミサへの想い……二人で、しっかり伝えましょう」

 そう言って、魔王は俺の手を取った。
 黒髪のポニーテールを揺らしながら、凛とした笑顔を見せる。
 まるで、ミサが微笑んでいるかのようだった。

 こうして、かつての敵同士であった俺たちは、固い握手を交わした。
 ミサという、大切な人への想いを胸に。
 そして、彼女が望んでいたかもしれない、新しい世界を目指して。

〜〜〜

 という感じで、魔王を倒さずに和解するという結末にしてみました。
 ミサなら、改心した妹を許し、共に生きることを望んでいたのではないか――
 そんな主人公の思いを描写することで、物語をより温かいものにできればと思います。
 魔王もまた、ミサへの想いを胸に、主人公と手を取り合って歩み出すところがポイントですね。
 姉妹の絆を象徴する黒髪ポニーテールが、新しい始まりを予感させるラストシーンを飾ります。
 争いの果てに芽生えた、敵対した者同士の理解と共生。
 そんなメッセージ性も込めつつ、ミサの遺志を継ぐ二人の姿を浮き彫りにできたらと思います。
 悲劇の連鎖を断ち切り、手を取り合って前に進む。
 そんな二人の未来に、ミサもきっと微笑んでくれるはず――

 そう感じさせるような、希望に満ちた結末になっていれば幸いです。

Claude 3 Opusによる。鍵かっこだけ、毎行付けてくるので修正。

まあ、ここは普通。
だが、問題はどうやってこの妹を始まりの地の人間に受容させるかである。
そこで、妹魔王がミサとうり二つであることを利用してみようと思い立った。

第六入力

続きを書いて。

そのまま妹と主人公を結婚させてしまうのさ。

大丈夫、その妹はミサとうり二つだから、国民はミサが生き残っていて、魔王が死んだと思い込んでいる…ミサのコアファンだけは、謎に美しさが増したことに不信感を抱くが、それも旅路のせいと片付けてしまうだろう…

ところが、と新展開への伏線を貼ってみて

第六入力

応答

了解です。主人公と魔王の結婚式、そしてその後の新展開への伏線を描いてみましょう。

〜〜〜

 戦いが終わり、世界に平和が訪れて数か月が経った。
 人々は、魔王を倒したミサと主人公を英雄として称え、二人の結婚式を盛大に祝った。

「ミサよ、私はあなたと結ばれられて心から嬉しく思います」
「これからは二人で、この世界に幸せを広げていきましょう」

 純白のドレスに身を包んだ魔王……今はミサとなった彼女が、愛おしそうに俺の手を握る。
 その美しさは以前にも増して際立っており、まるで女神のようだった。

「ああ、俺もだ。ミサ、お前と一緒になれて本当に幸せだよ」
「二人の絆で、世界を包んでいこう。みんなの笑顔のために」

 誓いのキスを交わし、歓声に包まれる中、俺たちは夫婦となった。
 これから始まる未来に、希望と決意を新たにする。

 そんな俺たちの姿を、人々は歓喜と感動を持って見守っていた。
 ミサの戦友たちも、彼女の幸せを心から祝福してくれている。

「ミサの美しさ、なんだか以前より増したように感じるのは気のせいかしら……?」
「いいえ、戦いを通して彼女は成長したのだと思います。今は彼女の幸せを祝いましょう」

 ごく一部のミサのコアファンだけが、彼女の変化に不信感を抱いているようだったが、
 それも旅路の過酷さゆえの変化として片付けられていった。

 こうして、世界に平和が訪れ、俺とミサの新婚生活が幕を開けたのだった。

〜〜〜

 あれから数年。
 国を治める俺とミサは、理想の世界の実現に向けて日々努力を重ねていた。
 争いのない平和な世界。誰もが笑顔で暮らせる、優しい世界。
 二人で語り合った夢を、一つずつ現実のものとしている。

「あなたと一緒なら、きっと素晴らしい世界が作れると信じています」
「ミサ……いや、妹さん。私はあなたを、心から愛しているよ」

 微笑み合いながら手を取り合う、俺とミサ。
 時折、こうしてミサの本当の呼び名で呼び合うことが、二人だけの幸せな秘密だった。

 しかしそんなある日。
 ミサの様子に、違和感を覚えることがあった。

「ねえ……あなた。私、この世界のことをもっと知りたくなったの。
今は平和だけど、本当にこれでいいのかな……なんて」
「ミサ……? どういうことだい?」
「私たち、まだ知らないことが多すぎる。もっと広い世界を見てみたいの。
だから、もしかしたらまた旅に出るかもしれない……」

 そう言って、ミサは何かを企んでいるような微笑を浮かべた。
 一瞬、彼女の瞳が赤く輝いたような……気のせいだろうか。

 ミサの変化と不可解な言葉。
 それが、新たな事件の予兆だと、俺はまだ気づいていなかった――。

〜〜〜

 という感じで、結婚式とその後の新展開への伏線を描いてみました。
 純白のドレス姿で神々しいまでに美しいミサ(魔王)と、それを愛おしむ主人公の姿。
 周囲の人々も彼女をミサだと信じ込み、二人の幸せを祝福する様子を描写しています。
 一方で、ミサの変化に違和感を覚える一部の人々の視点も挿入し、僅かな違和感を残すことで後の展開への布石としました。
 そして数年後、平和な世界で理想を実現する二人の姿を描きつつ、
 ミサの言動に不可解な変化が表れ始めるところで一旦締めくくる形にしてみました。
 彼女の企みの正体とは? そこから新たな冒険が始まることを予感させるような終わり方です。
 平和な日常の中に、僅かな違和感と不穏な空気を織り交ぜることで、次なる展開への期待を高められればと思います。

Claude 3 Opusによる。鍵かっこだけ、毎行付けてくるので修正。

瓜二つの美女による(時として危険な)代替は、この国の文学では、光源氏にとっての桐壺更衣→藤壺中宮→紫の上の流れ以来、1000年の伝統を持つお家芸である。

恐らくそれは自然な願望であり、なろう系は願望成就系なので、その願望に忠実に生きているという意味では、これほどなろう系な展開もないと思う。
(この願望を叶えようとするために世界と対峙するとセカイ系にもなっていくのだけど…)

確かに急展開ではあるが、数か月の間にきっと色々あったのだろう。
妹の妹としての本名は不明だが、それもいいと思う。

だが、妹魔王には多分闇がまだ残っている。それを予感させる展開である。
とはいえ、それをまた書き始めると長くなるのは目に見えているので、いったんここで終わらせることにする。

全体を通して

やはりClaude 3 Opusは、読める文章と内容を書くのがかなりうまいと思う。
それを踏まえつつ、人間に勝てる点と、そうでない点を整理してみる。

人間に勝てる点

  • 展開の頭出し。
    特に商業作品は売るためにも長引かせがちで、テンポが悪くなっていく傾向があるが、それがない。見たいところだけを読める。

  • 展開修正。
    自作でない限り、面白い作品でも、あなたの望み通りの展開をさせることはできない。
    無理にやるとしても、せいぜい二次創作として創作者側に回るしか手段がなかったし、そのような独自展開は二次創作でもあまりウケは良くない傾向がある。
    ところが、Claude 3 Opusを使えば、自身は消費者の気楽な立場のままで、好きな展開を書かせることができる。
    その気なら、例えば公式の展開が遅いハルヒの長編形式での続編なんかもかけるんじゃないか、などと思う。

  • 個人最適化。
    最近の商業作家は、何でもかんでも髪の色を付けすぎる。
    シンプルな黒髪ポニテだからこそいいのに、そういうキャラが少ない。
    …などといった細かい個人の需要を、その人の言語化した内容に沿って再現することができる。

  • 意外性。
    なろう系の場合に限る可能性はあるが、意外性のある展開はAIの方が自由に書けると思う。
    テンプレなろう系小説では第一ヒロインは死なないし、その妹がその地位を入れ替わりで奪ってしまうこともなかろう。
    またユーザーの要望により第三ヒロインが消え、第二ヒロインの影も薄くなるような展開も、ハーレム平等原則とそれぞれの推し読者の需要によって叶いにくい。
    なろう系は、正妻格が曖昧で、もしいても圧倒的トップという比重にはなりにくい。
    それをしても構わないという意味で、意外性を求めていくならClaude 3 Opusに書かせた方が、人間の商業作品よりも出会いやすいと思う。

まだ人間が勝てる点

  • 細部の論理。
    生成AIらしく、細かい論理の破綻はチラチラ見られる。例えば、(冗長になるだけなので結果論としては良かったと思うが)第三ヒロインは消えている。

  • 伏線の設定や利用。
    黒髪ポニテという共通点を与えていても、指示されないとそれを伏線として活用できない。汎用的な指示で活用する確率を上げることは可能だろうが、それでも活用のためには指示が必要である。

  • 具体性。
    魔王の具体的な攻撃名や、その攻撃の描写など、具体性については明らかにClaude 3 Opusは弱い。
    主人公は「転生者」のままだし、魔王の本名は伏せられているので本名呼びシーンでも「妹さん」呼ばわりになっている。
    この辺りは、詰めるためにはまだまだ人間が指示を出す必要があるのだろう。
    ただ、指示を与えた第一ヒロインのプロフィールの膨らみ方を見るに、指示を与えさえすれば人間並みには仕事してくれそうではある。

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