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今週の「虎に翼」

 今週も面白いです。

 っていうか、今週末の回(要するに昨日)などは、思わずもらい泣きを…。うう。
 なんてこったい!昭和初期の話(っていう設定)だってえのに!!

 あんまりにも身につまされたので、この脚本を書いた人にちょっと興味がわきました。脚本家は吉田恵里香さんって人で、なんと36歳の人です。私的には、もっと40~50代の人だとばっかり思っていました。

 こんなに若い(私から見れば)女性にもこんな思いをさせてる日本って!!!

 って、ちょっとショックでした。昔、田嶋陽子さんがブームだったころなどは、うちの母親とかはものすごく彼女の意見に共感してたんですけど、当時の私的には
「さすがに、今はそんな彼女の言うほどのことはない」
とか思ったものなのに…。

 だのに、この吉田さんと私の間の距離の近さよ。

 今週の最初の方は、女子学生たちの法廷劇を、男子学生がからかって妨害する、って言うお話でした。そこも、本気で腹が立って!
 ああ、こんなことがあった。
とか、自分の大学時代のことなどを思い出しました。

 当時私の学科の助教が「少女漫画」に理解があって、私たちの漫画研究会の顧問になってその研究室を漫研に提供してくれてたんです。
 まあ、花の24年組がブームだった時代でもありました。

 で、一生懸命そこの研究室の印刷機で同人誌を刷ってたんです笑)

 そしたらそこに。

 私の同級生の男子学生がやってきて。
「先生もなんで、こんな下らん奴らに研究室を使わせてるんだ。どうせこいつらのやってるのってただの『少女漫画』だろ?」
とか言って蹴散らしにやってきたのです。

 当然、研究室の使用も「同人誌」を刷るのも、先生の許可を得ています。

 「はあ?!」
とか思って。当時私たちの「漫研」は女子ばっかりでした。当然そこで作業してる子たちは全員女子。もう、女子を舐めてるんです。そして、私たちが心血注いで描いてる『少女漫画』を心底バカにしたんです。

 もう、絶対殴ってやろうと思って!

 ところが私の殺気を察した他の女子に、私は羽交い絞めにされました。そして、そいつを殴ることができませんでした。
「ほっとき、あんなやつ。相手にするな。」
とか言うんですけど。

 私は未だに、あのとき、あいつを殴れなかったのが心底残念で仕方ありません。

 ああ。寅ちゃんたちの気持ちが痛いほどわかるよ。そんな大昔の私たちの体験をこの脚本の吉田さんもしたんだろうか。とか思うと、切ない。泣く!!

 うううううっ。

 調べると、なんと、この朝ドラの脚本。毎週電子書籍でその週の脚本が出版されてるんです。はーすごい。
 それほどまでに、力入れてるドラマなんだ。とか、ちょっとNHKの本気を見ました。
 というわけで、第一週の脚本を買いましたよ。今週の分はまだ出版されていないようです。買うでしょう。

 

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