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コミュゼミ(1-2クラス)第二回レポート

皆さん、こんにちは!
「コミュニティを作っていきたい人のためのゼミ」コミュゼミ1-2クラスゼミ生のりんです。
コミュゼミ(1-2クラス)第二回レポートをお届けします。

始めは「G2さんからのありがとうタイム」。
このゼミ運営上、めざましい働きがあった方に贈られる賞(!?)コミュニティオーナーのG2さんのピンチを救ったメンバーにG2さんより感謝の言葉がありました。こういうことをきちんと盛り込むのもコミュニティ運営上は大事ですよね。

本日のアイスブレイク

本日のアイスブレイクは、三人ないし四人のチームで共通点を多く見つけたチームが勝ち、というチーム対抗のゲーム。

2つのチームに分かれて実施した結果は24個ずつで同点という結果に。

このアイスブレイクの意図は「始めて参加するコミュニティなどで初対面の人と何を話せば良いか分からない場合に効果的」ということでコミュゼミメンバーのリクエストに応えたもの。
ぜひ、皆さんも初対面の方とのコミュニケーションで実践してみてくださいね。
ちなみに人は3つの共通点があれば仲良くなれるそうですよ^^

自己紹介

そして今回も自己紹介やります!本日の目的と好みのタイプについて発表していきます。
会社でコミュニティに関する仕事の期限が迫っている人、良い刺激を受けて帰りたい人まで様々。
好みのタイプと今まであった中でそれに近い人は?
という今回の自己紹介では「奥さん」という男性陣の模範解答から、「これから探します!」という女性陣までいました。

ちなみに遅れて間に合わなかった私の好みのタイプは、知的でストイックな人、今までで一番理想に近いのはGojo&CampanyのCEOの慎泰俊さんです。(言ってみたかっただけです。すみません^^;)

特に合コンや恋人同士でなくても複数の人と集う時に自分はどんな人が良いのか、改めて見つめ直すきっかけに、という意図の自己紹介でした。

本日のメイン講義

テーマ「自分が関わりたいコミュニティの旗の原型を見つけること」

その前にまずは事前準備。

1.「何故今コミュニティブームなのか?」

メンバーからは、SNSの登場、"疑似コミュニティ"の崩壊、家族や会社など伝統的コミュニティのつながりの崩壊が背景にあるのでは?といった意見が出ました。

2.コミュニティの歴史

サセックス大学のジェラート・ディランディ氏の論に沿って古代ギリシャ時代までさかのぼってコミュニティの変遷を学びました。

3.現在のコミュニティブームとは?

歴史を紐解いた後は現在のコミュニティブームがなぜ起こっているのかについてG2さんからの見解がありました。曰く、「所与の崩壊」「個人の台頭」この二つの社会的動きにより新たに安心安全が感じられる場所が必要になった、とのことで、先程のメンバーからの意見とも重なりました。

4. さて、なぜあなたはコミュニティを作り、運営したいのか?

いよいよ本題。このお題目に対して考え抜いたメンバーのコメントはこちら。

「1年間コミュニティを運営してこのまま終わるのがもったいないと思った。」「男社会で頑張っている女性を応援したいから。」
「コミュニティを作って人の幸福度を上げたい。」
「年齢的に定年を迎えた後自分の好きな地域コミュニティを作りたい。」
「コミュニティを作りたいわけではない。コミュニティを刺激したい。」
「仕事で不動産投資会社・起業したい20代の為のコミュニティを作らないといけない」
個人的な思いでコミュニティを作りたい人から仕事で必要に迫られている人まで、様々な動機があって、これがコミュニティの形態の多様性にもつながっているのだなと、感じました。

5.コミュニティの定義

さてここで改めてコミュニティの定義をおさらい。

コミュニティとは=1.共通の興味、関心の旗がある 2.仲間と3.役割分担し継続的な活動を行うこと(byこのサロン主催者のG2さん)

また、ロバート・マッキーヴァー「コミュニティとアソシエーション」によると絶えず相互の依存があり、コミュニティの感情がある、というのがコミュニティの定義になっています。「コミュニティの感情」って面白いですね。

7.旗を立てる!
コミュニティの定義を改めておさらいした後は、いよいよ実践的なコミュニティの作り方に入ります!大事なキーワードはこちら!

2W1H and P 

さて、これはいったい何のことでしょうか?正確は

1.what
2.why
3.how
4.position

です。コミュニティを作る上での構成要素、what(何を)、why(なぜ)、how(どうやって)、position(どの立ち位置で)、です。

そして各自それぞれの「2W1H and P」についてのThinkingTime!メンバーそれぞれが発表していきます。

「地域で活躍しているが孤立している人をつなげたい。プロモーショナルマーケター・コミュニケーションデザイナーのための学びを作りたい」
「自分の会社が退職率が高かったり、マネジメントが意見を聞かないので女性マネジメントアソシエーションを作ったのでこれをもっとポジティブな会にしたい」
「古民家改修の宿がコストをかけすぎたり少なすぎたりするため、ノウハウを共有するスクールを作りたい。そのための合意形成の場を作らなければならない」「安心安全のチームをキープしたい」
「管理職を目指す女性が増えてほしい」
「会社をコミュニティで回したい」
「地域の孤食を解消したい日本の職をなんとかしたい」

コミュニティを立ち上げようかな、と考えるとき、what(何を)、how(どうやって)についてはすぐに思いつくし、考えやすいと思うのですが、why(なぜ)、position(どの立ち位置で)、というのはなかなか考えが至らないあるいは深く考えないのではないかと思います。

でもこれがないと実はコミュニティの継続は難しいのではないかと気づきました。結局、立ち上げる人がなぜやりたいのか、そして自分はどの役割を果たしたいのかはっきりしないと、せっかく人が集まってくれても、続ける意義を見失ったり、お互いの立ち位置が決まらなくてギクシャクしたりしてフェードアウト、ってよくあるんですよね。

今回はそれに気づけたのが大きな収穫だったなと個人的には思いました。

質疑応答タイム

メンバーからはコミュニティにおける責任の所在(義務の範囲)と主催者の独裁問題について質問が出て、それに関してディスカッション。これだけで何時でも話せるのではないかと思うくらい盛り上がりましたが、この辺りはレポートすると何ページにもなりそうなのでまた別の機会に^^

最後は懇親会!

前述のとおり、いろんな動機でいろんなコミュニティを立ち上げたいと思っているメンバーの集まりなので、普段なかなかできない話が出来てほんとに世界が広がるんです。だから毎回あっという間に時間が過ぎてしまう懇親会。懇親会だけで2時間くらいあってもいいなと思います(笑)

ということで第二回はかなりアカデミックに学んだ回でした。また次回もお楽しみに!

文章:りん

【The Community Lab. #コミュラボ】 コミュラボは、コミュニティが生まれる・動く「きっかけ」の場所です。関心の度合いに応じて①ゼミ、②ラボのラボ、③チアの三層構造となっています。その活動をおすそわけします。