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コミュニティのインキュベーション  コミュラボ Kick off

G2さんが好きで続けてきた「コミュニティ活動」と「幹事力」が結集したコミュラボKick offが2019年2月28日に渋谷100BANCHで開催されました。第1期キックオフ会を報告します。G2さんらしく集った人と場を提供してくれた人への感謝からスタートしました。

コミュラボは
”コミュニティのインキュベーションを
目指す”

『コミュニティが生まれる・動く「きっかけ」の場所』

コミュラボはコミュニティへの関心度を3層に分けて構成されています。
第一期は171名がメンバーに入り半期毎にアップデートしていく予定です。

コミュニティを作りたい人が集まって作る「ゼミ」
ゼミほどでないがコミュニティに興味ある人が集まる「ラボ」
コミュニティ活動を温かく見守ってくれている人が集まる「チア」

コミュニティに大切なものは、
お互いの貢献できること&体験の共有

はじめにアイスブレイクでお互い目を見て握手。自己紹介後にハイタッチ。いつもとは一風変わった自己紹介をグループでしました。各グループの自己紹介が終わった後、G2さんから意図が共有されました。

”実は脳科学的に「絆」をきづくワークでした”

「絆」を形成するにはオキシトシンが必要で、握手やハイタッチによって安心や信頼感を醸成していたのです。

コミュニティを実感できる時についてはMacMillan&Chavisの論文を引用しながら、自己紹介に特技を入れた理由を説明しました。「何をできる人がいるか共有した上で体験を共有し合うと、このコミュニティ来て良かったと思える状態になりやすい」ということでした。

本日のゴール
『帰りの電車の中で「コミュラボ第1期」というコミュニティに入って良かったと思える状態になること』

本日のゴールを共有してG2さんの趣旨説明が終わり場が温まったところで、特別ゲストゆうこすさんにバトンタッチしました。

「モテクリエイター」ゆうこすさんに学ぶ
  コミュニティの作り方

イベント参加者3人でマリカ事件

はじめに失敗談の共有からはじまりました。職業「モテクリエイター」ゆうこすさんは、今はSNS総フォロワー数150万人をもつ有名人です。しかし、当初アイドルを脱会しニート生活後のイベントでは、2万人のフォロワーがいながら3名しか集まらない経験があり、3人でマリオカートをしたそうです。その時の経験から今に至るまでのコミュニティの作り方についてお話いただきました。

コミュニティ作りはコアなファン作りから

コミュニティ作りについて、ゆうこすさんは「最初はトップクラスのファンづくりが大切で『語れる秘密』がないとだめだと思っている。語れる秘密とは、Web情報にないコアファンしか知らない情報で、それをナチュラルに語ってくれるようにしていくことが必要です。誰とどう感じ、自分がやろうとしてることを赤裸々に語れる一番近い人が大事で、何度も何度もしつこいくらい想いを伝えてきた。」と仰っていました。

コミュニティのトップは狂った熱量が必要

コミュニティトップのあり方は「圧倒的な熱量がないとけないといけない。事業や成功への熱い想いをもちながら、一番行動している人だと思われながら、自分の想いを語り続けることをしている。」と仰っていました。

採用の失敗例を振り返りながら「当時は採用時に、何ができるかで選んでいた。なぜKOSに入ったのか、想いの摺合わせができていなかったと反省し、想いを共有することが大事だと気づいた」と仰っていたことから、自然に失敗を内省して改善しているゆうこすさんの日常の姿が垣間見えました。

「なんで?」を突き詰めると周囲が自ら動いてくれる

仕事の「なんで?」をTwitter140文字で伝えられるといろんなことを柔軟に考えられるようになったと、ゆうこすさんは言います。

「もともと中学高校でぶりっこを否定され続けてきた。だけど、人に愛されたい、認められたいの人ぶりっこって悪いことでないし、むしろ社会でも使える。なんで女の子は否定するのだろう。これをもっとポジティブにモテたいと言える世界になったらいいのに」

突き詰めた「なんで?」を共有することで、ゆうこすさん以外の周囲にいるメンバーも指示せず動くようになった。Being(ありたい姿を決めて進めていく人)とDoing(目の前のやりたいことをやり続けていく人)の人はタッグ組むと「風呂敷ひろげ人と風呂敷たため人」がいると事業の発展がうまくいくと仰っていました。

SNSを使う人はBeingもDoingもないといけない

さらに、旗をかかげた人をフォロワーはどう応援したらいいのか?が分からないことをケアしないといけないと言います。そこで、ゆうこすさんが実践しているのは、コアなファンが応援しやすいように「褒めティティ=褒めながらアイデンテティを与える」ことです。具体的には、リツィートしてくれた人をツィートして「ありがとう」といったコメントをすることで。コアなファン自身が応援していいと思ってもらい、自分事として考えてもらって、参加してもらえることが大切です。このように、旗を掲げること(Being)と応援してくれる人に共感して一緒にアクションすること(Doing)が、SNS活用には必要と仰っていました。

自分を俯瞰して見れるようになるためにした
「SNS」と「なんでごっこ」

SNSは、自分の中で軸を立て、目標を立てて使うことが重要と言います。なぜなら、目標を立てることで、なぜ届かなかったのか分かるようになり訓練になるからです。このツィートはこの層に届ける、こういう風に引用リツィートされるぞというアウトプット後のイメージをもって、相手の気持ちや自分の立ち位置を俯瞰してみないとSNSは難しい。SNSを目標立てて使うのは、自分を俯瞰して見れる練習になると、ゆうこすさんは言います。

次に、なんでごっこは、「なんで?」と繰り返すことです。これによって自分を深く知ることができると言います。日記を書いて、好きなところ、楽しかったところ、嫌いなところを、SNSでキャッチコピーとして発信しているうちに、自分のことを深く知れるようになったと仰っていました。

KOSでのコミュニティ作り

KOSで仲間を集めてやっていることは、自分の「なんで」の想いを語るところと、チームのみんなと面談していること。「なんで」やっているのかを知ることで強いチームになると思って、日報をやっているそうです。この日報をやる時も、なぜやっているか目的を理解してもらってやることを徹底しています。1 on 1の面談では何をゴールにするかイメージを共有しながら、事前に項目を書いてきてもらって話をしていると仰っていました。

「指示するだけでは事業が大きくならないと思い、フラットな関係でディスカッションできないといけないと思い、強制的に語る場をつくり習慣化することで語りやすくしている。」工夫をしているそうです。

SNSでの想いの伝え方はレイヤーを分ける

SNSの使い方で意識していることは、ファンをレイヤーで分けていることです。例えば、ライトファンは情報が欲しい。コアファンは生い立ちやこだわりなどを求める。どっちもが居心地がよい場をつくるためにSNSを使っているとのことでした。Youtubeはライトファンで最近知ったひと、ブログや生配信=ライトファンには面白くないようなもの。と意識することで、コミュニティが強くなるようです。

「小さな肩書」を作って
  相手が話したくなるストーリーにしていく

強い人になればなるほど、面白いと思ってもらえるか、そのためには面白い人間にならないといけない。それは「小さな肩書」を作っていくこと。どこかのジャンルで一番になる。出会い方を面白い出会い方にするのが大事で、自分を思わず話したくなるストーリーにしていくことが大事とのことでした。加えて、自分に自信をもって笑顔でいること。「笑顔でいると色気がでる」とさらっと飾らない言葉で仰っていたのが印象的でした。

質疑応答
コミュニティ仲間の作り方と自分の変え方

最後にオーディエンスからの質問に応えていただきました。

質問:仲間のつくりかたについて教えてほしい

自分がやりたいことを明確にしてTwitterで発信すると良い。具体的にはコアなファン作りを例に教えていただきました。「①やりたいことを明確にする ②Twitterで発信する ③Twitterで共感してくれるコアな仲間を5人集める ④自分のどこが良いのかツィートしてもらう ⑤生配信する」

質問:過去の自分を変えていくきっかけは何だったのか?

自分にあだ名をつけたことが良かった。良かったことは「①人に伝えやすい ②タグが分散された ③キャラになれる」で、特にキャラになると自分を俯瞰して見やすくなった。

懇親会で共有の関心を持つ仲間と語り合い

ゆうこすさんの乾杯の発声で懇親会をスタートし親睦を深めました。

加藤マキさんのグラレコ


ゆうこすさんの著書





【The Community Lab. #コミュラボ】 コミュラボは、コミュニティが生まれる・動く「きっかけ」の場所です。関心の度合いに応じて①ゼミ、②ラボのラボ、③チアの三層構造となっています。その活動をおすそわけします。