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お願いが苦手な優しい人へ

From 安永周平

「河合さん、ぜひ聞いておきたいことが…」

先日、河合さんと「新春オンライン対談」と称して、マーケと営業について公開対談をしてみました。もしかするとあなたもご覧いただいたかもしれません(まだ見ていなければコチラからご覧いただけます) 年末のZoomの打合せの際にノリで決まった企画ではあったのですが、ご参加いただいたからは「第2弾やってほしい」という声が結構ありましたので、また企画しますね。

で、その中でちょうど僕が気になる話題が出たんですよ。河合さんはよく社外の方とチームを組んで仕事をされてるそうなんですが、自分の苦手分野の仕事はチームの誰かに頼むことが多いそうです。そこで、僕が気になっていたことを聞いてみました。何かというと「お願いが苦手な人はどうするのがいいか?」というもの。僕もそうですが、おそらく GIVER という生き方に共感する人は、人に何かを頼むのが苦手なケースが多いのではないかと。

「お願い = TAKE:もらう」ではないか?


というのも「お願い」というと、人に何かをしてもらうわけです。まぁ仕事として何かを頼むケースもありますが、たとえばチームや社内の同僚にお願いする場合は特にお金のやり取りなく何かを頼むことだってあるでしょう。それは、僕らが大切にしている GIVE とは逆の行動(TAKE)ではないか? そんなイメージが先行して、人に何かを頼むのが苦手だったりするものです。

で、それを河合さんに聞くと「秘伝の技があります」と言うんですよ。「LIVEでは言っちゃうけど、後でカットしてくださいw」と言われたんですけど…もう言っちゃいますね(笑) それは、お願いするのではなく”相談する”ということ。これですね、僕も経験あるんですけど超効果的なんですよね。

お願いではなく「相談」しよう


実際、河合さんは昔、営業としてお客さんに相談しまくっていたそうです。たとえば「僕はもっとお客さんに喜んでほしいんですが、どうしたらいいのかわからないんです。どうすればもっと喜んでもらえるか、相談させてください」みたいに。これですね、人って「力になってください」って言われるの、まぁーーー悪い気しないじゃないですか。

今思い返してみると、僕も河合さんから色々と”相談”されてるんですよ(笑) 正直な話、僕は今、家業である寿防災工業の仕事に本腰を入れているので、なかなか新たに時間を取るのが難しかったりするんですが…河合さんに「相談させてください」と言われると、なんとか時間を確保しようとしてしまうんです。力になりたいと思ってしまうんですよね。

アドバイスを求めると喜ばれる


これ、人間心理のエキスパートであるレス・ギブリン氏も『人望が集まる人の考え方』の中で同じようなことを言っています。何かというと「お願いをする代わりにアドバイスを求めよ」と。たとえば、高校生の息子を持つ父親が、息子のアルバイト先を探してあげたいとしましょう。そして、さほど仲良いわけではありませんが、ご近所に住んでいる男性が飲食店経営をしているとします。

この状況で、直接出向いて「息子をアルバイトとして雇ってくれ」と頼むのはちょっと不躾ですよね。そこで、代わりにアドバイスを求めてみるんです。「すみません、よろしければ相談に乗っていただきたいのですが…夏の間、息子に飲食店でアルバイトをさせたいと思っているのですが、どうするのがいいと思いますか?」と。

この時点では、この男性は相談を受けただけで、お願いをされているわけではありません。でも、もしかすると「ちょうど、うちの店でアルバイトを募集しているので働いてみますか?」と言ってくれるかもしれませんし、知り合いの飲食店経営者を紹介してくれるかもしれません。いずれにしても、その父親の力になってくれる可能性はあります。なぜなら「力になってほしい」と言われて悪い気はしませんから。

ちょっとした言い回しも便利


他にも「もしあなたが私の立場だったら、どうされますか?」とか、同僚に相談するなら「もしこうした状況だったら、あなただったらどうするか聞きたいんだけど」とか言うのも効果的です。それによって人を味方につけて目的を果たすこともできるでしょう。なんというか、人って先輩風を吹かせてアドバイスしたい生き物だったりしますからね。

ですから、もしあなたが「GIVE ってなんだか難しそう」「人にお願いするの苦手だ」と思うのなら、お願いではなく相談する、アドバイスを求めるのは本当に効果的です。自分の姿勢と視点を少し変えるだけで今日からできることですから、ぜひやってみてくださいね。

PS
こうした視点の変化やコツが営業においても絶大な効果を発揮します…

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