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意見の対立を解消する4STEP

FROM ボブ・バーグ

私たちにとって難題の一つは、もめごとを解決することだ。

あなたにも経験があるだろうが、友人、夫婦、親子、同僚を含めてどんな関係であれ、相手との間に怒りや不満などの、ネガティブな感情が発生するときがある。

もしこのような感情を避けるために、最善を尽くしたとしても、そういうことが人生では起こるものだ。

では、もめごとを解決して関係を修復するにはどうすればいいだろうか?どうすれば、一緒に楽しく過ごす関係に戻ることができるのだろうか?

この人間関係について、心理学者のポール・スウェッツ博士はこんな指摘をしている…

「人間関係にひびが入ると、話し合いをすることは困難だ。むしろ、話し合いの結果、意見が衝突して敵意が生じ、人間関係にひびが入ったのかもしれない。しかし、4つの段階を踏んで適切なメッセージを伝えるなら、話し合いは最善の救済策になる可能性がある」。

この4つの段階とは次の通りである。それは…

もめ事を解決する4STEP


STEP1 問題を明確にする
STEP2 合意点を見つける
STEP3 相手の気持ちを理解する
STEP4 意見を冷静に述べる

というもの。では、それぞれを詳しく解説していこう。

STEP1「問題を明確にすること」


双方が同じことについて議論しているかどうか確認しよう。というのも、多くの人は何かについてもめたとき、あとでそれが誤解にもとづくものだったことに気づくからだ。

その場合、片方の発言が他方に誤解されているのだが、それに気づかず放置しておいたことにもめごとの原因がある。

STEP2「合意点を見つけること」


問題の中に双方が合意できる点を、積極的に探ろう。「はい、私もそう思います」「私が不適切な発言をしたことを認めます」というメッセージを発すると効果的だ。

なぜこれが必要かというと、双方が合意できる点を見つけると、相手の警戒心を解くことができるからだ。その結果、相手はこころを開いてあなたの主張を受け入れやすくなり、次の段階に進む準備が整う。

STEP3「相手の気持ちを理解すること」


すべての人は自分を理解してほしいと思っている。そこで、「お気持ちはよくわかります」と言って相手を落ち着かせよう。

その際、相手の気持ちを正確に代弁すれば、もめごとを解決する糸口になる。なぜなら、ほとんどの人は無意識のうちに、「自分を理解してほしい」と強く願っているからだ。

STEP4「意見を冷静に述べること」


この時ポイントとなるのは、「私が思うには…」とか「私の見るところでは…」というふうに控えめに切り出すことだ。それから、自分の意見をできるだけ冷静かつ簡潔に述べるといい。

さて、いかがだろうか?

以上4つの段階を踏めば、「お互いを避難すること」から「もめごとを解決すること」に焦点が切り替わる。これによって、双方が気持ちよく勝利を収めるきっかけをつかむことができるのだ。

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