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陰口を言わない人になる5STEP

FROM ボブ・バーグ

あなたも、「ゴシップ」という言葉を聞いたことがあるかもしれない。広義に言えば、昨今世間を賑わせている話題を指すが、ここではまずゴシップとは何かをきちんと定義しよう。


なぜなら、人はいろいろな言葉をさまざまな解釈や定義で使ってしまったり、同じことを話しているはずなのに互いの定義づけが異なるせいで話が噛み合わなくなってしまうこともしばしばあるからだ。


さて、ここでのゴシップとは、「本来は不必要であるはずの、だれかを傷つけるような情報共有」であるとしよう。もちろん、ネガティブな内容を共有することでだれかをその対象から守ったりすることもあるから、ネガティブな内容がすなわちゴシップというわけではない。


つまり、ここではゴシップを「人を傷つける悪い噂話」と言い換えることができる。

ゴシップと無縁になるための5STEP


では、自分自身がそういった噂話に関わらないようにするにはどうしたらよいだろうか?さらに、あなたのまわりの人がゴシップに関わろうとしているときに、それをさりげなく止めるにはどうしたらよいのだろうか。そのための 5つのステップを、これから見ていこう。

STEP1:自分の問題を自覚する


そう、ゴシップに関わってしまっている自分がいることを認めるのだ。「抱えている問題を解決したい」と決心するなら、まずは問題を抱えている自分自身という存在を自覚しなければならない。


ちなみに、ここで私自身の話をさせていただくと…私は30歳になるくらいまで、かなりゴシップに傾倒していた。私の両親はそういったものを避けていたのだが、どういうわけか私にはゴシップを常に口にする癖があったのだ。そして、おそらくは無意識のうちに多くの人を、そして自分自身を傷つけていたと思う。


しかしあるとき、ゴシップを吹聴するような人について書かれている本を読んだことがあった。その時、まるで自分のことが書かれているような気がして、自分のおこないをとても恥ずかしく思ったのだ。それと同時に、私は自分の人生のために自分が変わらなければならないと強く感じた。

STEP2:決意する


自分の悪癖に気づいた私は、たとえ何があったとしても「自分のこの悪癖を治す」と決めた。私の話を聞いて、もしあなたも「まるで自分のことのようだ」と思ったなら、きっとあなたも同じように変わることができる。まずは決意することだ。決意して実行していれば、ゴシップに関わらないことが当たり前になっていく。決意はいつしても、早すぎるということも遅すぎるということもない。


一気に変わるのが難しいと感じるなら、少しずつでいいからゴシップに関わることを減らしていこう。まずはいつもより10%、ゴシップを話さないようにする。次の日はまたそれより10%、そしてその次の日はまた10%…といったように少しずつ減らしていってみるといい。

STEP3:環境を変える


これはつまり、せっかくゴシップと距離を置こうとしているのならば、ゴシップが話題の中心になりそうな場を避けるべきだということだ。または、ふだんゴシップを話してしまう特定の相手とは、極力話さないようにすると決めるのもよいだろう。


こういう行動の制限をかけることで、ついついゴシップを話したくなってしまうような誘惑に駆られることも少なくなるはずだ。

STEP4:話題を変える


だれかと話をしているときにゴシップの話になりそうだったら、さりげなく話題を変えよう。ゴシップを話そうとした人、あるいは話してしまった人のメンツを潰さないように気を配りながら、さりげなく話の方向性を変えてみるのだ。


どうすればそんなふうにさりげなく話題を変えられるのかという点については、事前に準備が必要である。あらかじめ、最近のニュースや出来事などで、ゴシップに発展しなさそうな話題をストックしておこう。


もしもそれでもゴシップの話から離れられないようであれば、一言断りを入れてその会話を抜けるのもありだ。理由を聞かれたら、その場にいる人の気分を悪くさせないような当たり障りのない理由を答えておくとよい

STEP5:「リバース・ゴシップゲーム」を実践する。


たとえば、ある人がその場にいない人のネガティブなところについて言及したとする。「リバース・ゴシップゲーム」とは、こんなとき、代わりにその人のよいところに触れるというものだ。たとえば「Aさんはだらしない」と目の前で言われたなら、あなたはこれに対してこう答えると良い。「僕はAさんのこと、そういうふうに思ったことは無いな。ただ感じがいい人だと思っていたけど」。


このとき、何をどのように言うかは重要だ。議論になってはいけないし、それによって相手のなかにAさんに対して、なおさら悪い感情が生まれてしまうようであれば意味がない。だからこそ、何をどのように伝えるかは重要なのだ。


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もしあなたもボブ・バーグ氏のように「変わろう」と決意をしたことがあるなら、これを知っておいたほうがいいかもしれません…

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