ライムとジンジャー

ライムとジンジャー

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ミラーボール それが始まり
雨が降ったパレードの夜
さんざんきみのことばを思い出そうとしてる

いつでも誘ってね
なんでもない映画みたいに
書きかけたライムをかじってるんだな

きみは何か言おうとしてる
ずっと前に気づいてたこと
ぼくは音のない涙を思い出そうとしてる

夢みてしまうのはなんでもないことだろうって
確かめるように終わったページをめくっていた

汚れた空に星を探したきみの声はガラスの向こう側
どうしよう

願っていたのは ひとつだけ
どんな秘密もいつか馴染んじゃうように
真夜中をかすめて抱き締めたんだ
きみはいまライムを搾って時を止めた
もう帰れない
くらい
恋に落ちてる

きみはきっとあの日わざと髪を切った そうならいいな
だんだん退屈そうな顔でそっとタトゥーをなぞる
重ね合いたかったのはなんでもない悲しみなんだ
確かめるように触ったピアスが光っていた

移ろいながらふりだしが繰り返すまま
背中に羽が生えていたんだ

迷っていたのは 少しだけ
どんな誓いもいまは隠しておくって
真夜中を見つめてささやいたんだ
きみはいまライムを搾って時を止めた
もう戻らないほど愛が落ちてゆく 落としてゆく

答をもっと持たずにおいで
ずっと 溢れるまま止まらないのに閉じ込めてるもの
溶かして

願っていたのは
ひとつだけ どんな秘密も
いつか馴染んじゃうように
真夜中を見つめて香るライムさ

きっと待っていたのはたとえば今夜だけのきみで
すぐに忘れちゃうよって
真夜中をかすめて抱き締めるんだ
間違ってもいいから行かないで欲しいのになって
もう帰らない
くらい
恋に落ちてる
いまも
まだ帰れない
くらい
雨が降ってる

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