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最新全米チャート(2021/03/13)

どうも。

いやあ、これはうれしいですね。こないだも紹介した、日本の洋楽プロモーターがコロナ禍で、邦楽関係が受けてた支援金を受け取れていなかった話。この寺田さんをはじめとした国会関係者の方々が動いていただいて、支援金が出る方向で進んでいます。よかった!ここを契機に、改めて洋楽が日本の社会に果たしている意義を理解されていけばいいなと思います。

では、全米チャートいきましょう。

SINGLES
1(1)Driver's License/Olivia Rodrigo
2(5)Up/Cardi B
3(5)Blinding Lights/The Weeknd
4(4)34+35/Ariana Grande
5(3)Go Crazy/Chris Brown & Young Thug
6(6)Save Your Tears/The Weeknd
7(7)Mood/24k Gold
8(8)Calling My Phone/Lil Tjay & 6lack
9(11)What You Know Bout Love/Pop Smoke
10(10)Levitating/Dua Lipa feat DaBaby

オリヴィアが8週連続で1位です。

今週、トップ10に動きがない週なので、今日は注目曲、2曲いきましょう。

先週の47位から一気に15位にあがってきたのはフロリダのラッパー、スポテムゴッテム。これ、ピアノのコード使ったトラック、かっこいいですよね。ベースラインはトラップではあるんですけど、本人のラップも含めて、ステレオタイプからは切り離された独自性も見せているのが好感持てます。

まだウィキのページも見つからないくらいのニューカマーでもあります。

もう1曲聞いてみましょう。39位のこの曲を。

54位から39位にあがってきたのはカリ・ウチスの「Telepatia」。彼女はコロンビア系のアメリカ人だったかな。ラテン・ポップの範疇で見られがちですが、もともとは、タイプでいえばジュネイ・アイコとかSZAに近いタイプの、幻想的なコードを操るタイプのR&Bスタイルなんですね。この曲はその良さがすごく出た1曲ですね。レゲトンとかラテン・トラップばかりが並ぶラテン・チャートでは2位まで上がるヒットになって異彩を放っています。

では、アルバムにいきましょう。

ALBUMS
1(1)Dangerous Double Album/Morgan Wallen
2(12)The Highlights/The Weeknd
3(3)Shoot For The Stars AIm For The Moon/Pop Smoke
4(5)Shiesty Season/Pooh Shiesty
5(4)The Voice/Lil Durk
6(2)
Positions/Ariana Grande
7(10)
My Baby/Lil Baby
8(8)Future Nostalgia/Dua Lipa
9(9)What You See Is What You Get/Luke Combs
10(11)Legends Never Die/Juice WRLD

モーガン・ウォレンもたいがいで落ちません。8週連続の1位です。ウィーケンドがまだスーパーボウル効果で売れ続けてますね。「Blinding Light」はついにシングルで1年中トップ10にいました。

では、ここも圏外で見てみましょう。39位初登場のこのアルバムから。

ジュリアン・ベイカーのアルバム「Little Oblivions」。彼女は、フィービー・ブリッジャーズ、ルーシー・デイカスの3人でボーイ・ジーニアスというトリオも作っていて、そこでファンがつながっていたりもするんですけど、昨年のフィービーのブレイクに続いて、ジュリアンの注目度も高まってますね。

このアルバム、大絶賛だったわりにイギリスが51位と低かったので心配したんですけど、アメリカではむしろフィービーよりも高かったですね。フィービーだとイギリスは6位に入ったものの、アメリカでは40位台でしたからね。アメリカでのヒットは、この曲がアメリカ国内のラジオでちょっとかかってたからみたいなんですよね。

ジュリアンはソングライティングの器用さではフィービーにはかなわないんですが、エモで育った感性をフォークからドリーム・ポップからロウファイ・インディ・ギターロックに託してますね。彼女の場合はソングライティング、プロデュースも完全にセルフなので、こうしたサウンド展開を自分でコントロールしてできるのは非凡ですよね。




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