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オスカー2019 ベスト&ワースト・ドレッサー

ワーストこのどうも。

オスカー、終わりましたけど、まだ余韻引きずってますね。総括っぽいことの前に、今年もやります。当ブログ恒例のベスト&ワースト・ドレッサー。

まずはいろいろ見ていきましょう。最初は、「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディとメアリーこと、主演男優賞獲得のラミ・マレクと、本当にカノジョになってしまったルーシー・ボイントン。ルーシーって僕、「シング・ストリート」の時からお気に入りでしてね。なんか「ロック好きのハートをくすぐる女の子」のポジションに図らずもなってしまった感じがね。ちょっと応援しようと思ってます。

この夜の主役の一人のガガさん。「Shallow」のパフォーマンスは、彼女のこれまでのテレビ・パフォーマンスの中でもベストだったんじゃないか、と思えるくらい最高のものでした。ああいうことできるから、本当に憎めないんです。この人。この日はファッションはシックに決めてました。

「ブラック・クランズマン」のヒロインのローラ・ハリエル。「スパイダーマン ホームカミング」にでてた子です。これはなかなか可愛らしい。名前忘れたんですけど、ディズニーのキャラクターにこういう人、いましたよね。それを思い出しました。彼女は「ゲーム・オブ・スローンズ」のエミリア・クラークに、目と唇がソックリなんですよね。これ、欧米圏では結構ネタになってて、「黒人と白人の腹違いの姉妹」説が上がってました。

そして、僕の中でこのレッドカーペットで株急上昇なのがエルシー・フィッシャー。何、この、15歳でこのカッコいい着こなしは!彼女が主演した「Eighth Grader」という、非常に評判の良かったティーン・ムーヴィー、俄然見たくなりました。これは相当、有望ですよ。

では、ベスト・ドレッサーいきましょう。3位から。

ベスト3位はシャリーズ・セロン

シャリーズは、僕のこの企画、かなり上位常連です。今回も、この全身を包むガウン、生地と淡いブルーの上品さがまずすごく気に入ったんですが

後ろみると、この大胆な背中空き。これが決め手でしたね。

では、2位に行きましょう。

ベスト2位はレジーナ・キング。

見事、助演女優賞を獲得した、黒人の役者界隈ではベテランの名手のサポート・アクトレスですけど、この着こなしがカッコよかった!この、ホワイトの鮮やかな色合いに、余計なマイナス・ポイントがない形といいね。パッと目をひくし、文句なかったです。

ただ、まあ、1位は今回、これ、歴史的なもの出ちゃいました。これです!

ベスト1位はビリー・ポーター!!

彼は、ミュージカル系のゲイの役者さんなんですが、これはもう、男性だとか、女性だとかの次元を超えた、アートの域に入ったドレスですね。

これ、「ジェンダーを超える」というアイディアだけじゃなくて、完成度そのものもすごく気高く気品にあふれている感じがいいんですよね。この黒のベルベットの使い方とか、タキシード部分の白の優雅さとかね。

で、誰がこれを作ったのかというと

このクリスチャン・シリアーノですよ。彼、デザイナーのリアリティ・ショー「プロジェクト・ランウェイ」の一番出世ですね。第4シーズンでしたね。この時見てましたけど、彼、中世、近世の貴族っぽい服作らせたら、その当時から天才的にうまかったんですけど、その才能がここに生かされたようです。これでまた、名が売れましたね。

では、ワーストに入る前に、もうすこし

「クレイジー・リッチ・エイジアンズ」のアークワフィーナは大きめのスーツで登場。今回、この映画があったことで、中国系の役者たちが大挙オスカーに集まったんですけど、その中でも一番目立ってたの、アークワフィーナでしたね。彼女、話術がすごく立つし、キャラクターも抜群に明るいから、近いうちにオスカーの司会、いけると思うんですけどね。

それから、エマ・ストーン。なんか今回、ベルギー・ワッフルみたいになっちゃってますね(笑)。今回、助演女優にノミネートはされましたけど、本命じゃなかったことで、ドレス、遊んだかな。いつも勝負ドレスでも疲れるので、こういうのもたまにはいいと思います。

では、ワーストに行きましょう。3位から。

ワースト3位はサラ・ポールソン

今、サポーティング・アクトレスとしては筆頭格にうまい彼女ですけど、今回のドレスはそれでもいただけません。なんか、上からピンクのもの、かぶっちゃったみたいというか、全体の膨れ方が「どうしたの?」って感じで。あまりドレスのこと、考えてこなかったかな、という感じですね。

では、2位に行きましょう。これです!

ワースト2位はレイチェル・ワイス

これはなあ。どうしたんでしょうね。今回、助演女優でノミネートもあって、受賞もあり得る位置だったのに、これは・・。このトップの長靴みたいなゴムは一体どうしたんでしょうね。あと、ペッターンとしたヘアのイメージも・・。

僕。彼女って、すごい「美人の代名詞」的な印象があって、年齢も同じなことからすごく親近感あるんですよね。それだけにこれは肩透かしでした。

でも、今回のワースト1位は、もうダントツでコレでした!

ワースト1位はリンダ・カルデリーニ!!

彼女は、その昔、かの名作青春コメディでジェイムス・フランコとセス・ローゲンを輩出した「Freaks And Geeks」のヒロインで、その後、「聞かないなあ」と思っていたら、最近よく見るようになって、今回、「グリーン・ブック」でヴィゴ・モーテンセンの奥さん役で「おお、出世したじゃないか!」と思ってたら、こんなことに・・。

なんか、この「お祭り?」なしまりのない感じもそうだし、ピンクのファーも意味不明だし、後、真ん中のリボンの紐もそうだし。その昔、ビヨークが、白鳥の首のついたスワン・ドレスをオスカーのレッド・カーペットで着て伝説になったことがあったんですが、ヴァイヴとしては、これ、ちょっと近いです(笑)。




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