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もうすぐ賞レースもスタート!2023年のオスカー有力作品は?

どうも。

では、一昨日言いましたように今日は

来年の3月12日に授賞式のありますオスカーことアカデミー賞。これの有力作品について語っていくことにしましょう。もう再来週にもなれば前しょう戦もはじまりますしね。

 では、早速語っていくことにしましょう。

 現状で最有力の呼び声が高いのは、「Fablemans」。御大スティーヴン・スピルバーグの最新作。彼自身の半自伝的作品とも呼ばれてます。これが9月に、オスカーの一つの大きな前しょう戦とも言えますトロント映画祭でオーディエンスの人気投票で1位になったんですね。これ、すごい大きな意味があって、それに選ばれるとオスカーで作品賞受賞する確率が高いんです。そんなわけで、これ、本命視されているところです。

 ただ、対抗馬は結構多くてですね。


ヴェネツィア映画祭で脚本賞を受賞した「Banshees Of Inisherin」。これはフランシス・マクドーマンドが主演女優賞をとった「スリー・ビルボード」の監督を務めたマーティン・マクドナーの最新作。元々マクドナーはコリン・ファレルの主演映画の監督をやってきてた人なんですけど、これはその本来の路線での、なんかブラック・コメディらしいんですけどね。楽しみです。


2000年代に「イン・ザ・ベッドルーム」「リトル・チルドレン」といったインディの傑作を発表してきてますトッド・フィールド16年ぶりの新作「Tar」。これもヴェネツィア映画祭で主演のケイト・ブランシェットが主演女優賞を受賞して話題です。架空の女性指揮者の伝記みたいですけどね。


そして、「Women Talking」。これは90年代に「Swet Hereafter」で話題になった女優で、2000年代に監督になって「Away From her」、そして彼女自身の出生の秘密に迫ったドキュメンタリーの「Stories We Tell」で話題を呼んだサラ・ポーリーの最新作。まだ43とかなんですよね。その彼女の新作ですが、ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリーという出演陣の時点で僕的にはクラッと来るんですけど(笑)、さっきも言及したトロントで2位になったのがこの作品でもあります。



あと、すでに公開済みでヒットもしてますが、ミシェル・ヨー主演のA24栄作の摩訶不思議サイケデリック・アクション・ドラマの「Everything Everywhere All At Once」、それから日本でも大ヒットしましたね。もう詳しい説明の必要もありません。「トップガン マーヴェリック」もノミネートされてほしいと願われてますね。この2作は僕もノミネート是非されてほしいですね。オスカーが多様性を求めるなら外せないと思いますよ。

あと、評判を聞くものとしては

この「The Whale」。90年代のイケメンスター、ブレンダン・フレイザーが醜い姿になった現在の姿で熱演して話題になった映画。監督はダーレン・アロノフスキー。「レスラー」でミッキー・ロークのカムバックにも一役買いましたね。ただ、一癖も二癖もある作風で万人受けが非常に難しい監督です。この映画も賛否がすごく分かれているので主演男優賞ノミネートだけになるかも・・・とは言われてますね。


それから「Babylon」。「ララ・ランド」のダミアン・チャゼルの最新作。これは3時間を超える大作でブラッド・ピットやマーゴット・ロビー主演。いわゆるサイレント映画からトーキーへの移行期の1920年代のハリウッドを描いた映画。この上映時間はあまり得をするとは思えないんですがどうでしょうか。公開はクリスマス時期。試写でこれを見た人たちが前しょう戦でこれに賞を与えるか否かで決まってくると思います。


続いて「She Said」。これはハリウッドのセクハラ、パワハラの悪名高いプロデューサー、ハーヴィー・ワインスタインを追い詰めたMe Too運動を取材した二人の女性ジャーナリストを描いた作品。この二人をキャリー・マリガンとゾーイ・カザンという、僕もすごく好きな2人が演じてます。公開、まさに今始まったばかりでかなりレビューいいようです。楽しみですね。



あと、ビッグ・バジェットのこの人気作あたりはどうでしょうか。「ワカンダ・フォーエヴァー」に「アバター2」。僕自身の勝手な予想ですけど、この2作の助けを借りなくても間に合っているような気はします。



僕の勝手な予想ではあるんですけど、今年の場合、黒人映画ならヴァイオラ・デイヴィス主演で予想以上に売れた「Woman King」や、50年代の悪名高いリンチ事件の被害者の少年エメット・ティルを描いた「Till」の方が有利なんじゃないかなという気はしてます。


あと、今年のカンヌのパルムドールだった「Triangle Of Sadness」や韓国の鬼才パク・チャヌクの「Decision To Leave」も展開次第ではチャンスありとの声も聞きます。前者はすごく賛否割れる作品だと聞いてるので難しいかなとは思うんですけど、後者は可能性あるかもと思っています。





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