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最新全英チャート(22/05/13~05/19)

どうも。

では、全英チャート、いきましょう。


SINGLES
1(1)As It Was/Harry Styles
2(78)Space Man/Sam Ryder
3(3)Go/Cat Burns
4(4)About Damn Time/Lizzo
5(2)First Class/Jack Harlow
6(-)N95/Kendrick Lamar
7(-)Die Hard/Kendrick Lamar feat Blxst & Amanda
8(7)Peru/Fireboy DML feat Ed Sheeran
9(5)Starlight/Dave
10(9)Where Did You Go/Jax Jonas feat MNEK

ハリー、すごいですね。もう、これで7週連続で1位です。

https://www.youtube.com/watch?v=RZ0hqX_92zI


2位で初登場はサム・ライダーの「Space Man」。ユーロヴィジョンの今年のイギリス代表ですね。イギリスってユーロヴィジョンでの成績が悪くてからかわれる国なんですけど、今回、これが2位になりまして、それでイギリスでもりあがってます。今年のウィナーのウクライナ代表の曲は38位なので、少なくともイギリス国内では圧倒的ですね。

 この曲もロック・バラード調。あのコンテスト、ロックのウケ、よくなってるんでしょうかね。ちなみにゲスト・パフォーマンスをやったマネスキンの「Supermodel」も43位に初登場しています。

では、アルバムに行きましょう。

ALBUM
1(-)Dance Fever/Florence + The Machine
2(-)Mr.Morale & The Big Steppers/Kendrick Lamar
3(5)=/Ed Sheeran
4(6)Between Us/Little Mix
5(-)Dropout Boogie/Black Keys
6(-)Blue hours/Bears Den
7(10)Sour/Olivia Rodrigo
8(13)50 Years Don't Stop/Fleetwood Mac
9(14)The Highlights/The Weeknd
10(15)Curtain Call/Eminem

初登場で1位はなんとフローレンス&ザ・マシーン。聞いてみましょう。

今回、この曲をはじめとして、すごくアッパーな攻めるタイプの曲が目立ちますね。そのあたりが、セカンド・アルバムの「Cermonial」以来、約10年ぶりに高い評価を得る理由にもなってますね。

あと、彼女自身のモチベーションをうまい具合に高めたプロデューサーのジャック・アントノフの手腕も光ってると思います。

そして意外にも1位を取れなかった2位のケンドリック。聞いてみましょう。

実質的なリード・トラックになってる「N95」は全米のところ出かけるとして、2番人気となっているのはディスク1の4曲目に入ってるこの「Die Hard」ですね。これは2019年に亡くなったニプシー・ハッスルに捧げられた説のある、心の不安を歌ったナイーヴな1曲ですね。

 今回のアルバム、個人的な内省的と、現代の黒人の社会問題の両方をしっかりととらえたリリックもやはり光るんですけど、トラックそのものもビートとかサンプリングの域を超えて「曲」としての完成度が1曲1曲すごく高いんですよね。だから、「ヒップホップは普段聞かないけど、すごく聴きやすい」との声もすごくよく聞きます。

 やっぱ僕個人的にも、前作「Damn」みたいな流行りのサウンドに乗るものよりも、ソウルやジャズのテイストといったケンドリック本来の音楽性の方が好きですし、それでソーシャル・コンシャスネスをラップしてるわけですから、嫌いになれるはずがありません。まあ、年末の有力候補のひとつにはなりますよね、そりゃ。

5位初登場はブラック・キーズ、6位初登場はイギリスのフォーク・グループのベアーズ・デンが初登場。ブラック・キーズ、いきましょうか。

2019年に5年ぶりの復帰作を出してからはかなり早いペースでのリリースが目立つブラック・キーズですが、休止前の「Brothers」「El Camino」のときのキレがまだ戻ってこないなという印象は正直あるかなあ。それがいつ戻ってくるか。



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