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今週もロック勢がアルバムのトップ争い!最新全英チャート(21/02/26~03/04)

どうも。

では全英チャート、いきましょう。

SINGLES
1(1)Drivers License/Olivia Rodrigo
2(3)Wellerman/Nathan Evans
3(2)Calling My Phone/Lil Tjay&6lack
4(4)The Business/Tiesto
5(7)Friday/Riton feat Mufasa & Nightcrawlers
6(4)Don't Play/Anne Marie/KSI/Digital Farm
7(5)Without You/Kid Larol
8(9)Goosebumps/HVME

9(8)Paradise/Meduza feat Dermot Kennedy
10(10)Get Out Of My Head/Shane Codd

シングルはこれで3週間、トップ10の入れ替えがありません。オリヴィアが8週連続1位ではあるんですがチャートそのものが全然動いてないですね。

今週はアルバムで語ること満載なので、アルバムにいきましょう。

ALBUM
1(-)For Those That Wish To Exist/Architechts
2(-)Nature Always Wins/Maximo Park
3(-)Made In The Pyrex/Digga D
4(-)Detroit Stories/Alice Copper
5(-)Choices/Lucy Spraggan
6(3)
Future Nostalgia/Dua Lipa
7(4)
The Highlights/The Weeknd
8(6)
Greatest Hits/Queen
9(7)
Shoot For The Stars Aim For The Moon/Pop Smoke
10(9)
Fine Line/Harry Styles

初登場で1位はアーキテクツ。聞いてみましょう。

イギリスはイースト・サセックスのメタルコア・バンドのアーキテクツ。2018年発表の前作の好評さをそのまま生かして一気に1位まで駆け上がりました。

彼らはちょっとドラマがあって。2016年に7枚めのアルバムで15位まで上がるヒットとなっていたんですが、その矢先にバンドの中心だったギタリストのトム・サールズが皮膚ガンで28歳の若さで世を去ったんですね。

そこで前作から、トムの双子の弟ダンをソングライターに据えて復活。2018年のアルバム「Holy Hell」は批評的に絶賛続き。その勢いが今回のアルバムになだれ込みましたね。

アルバムの方向性としてはBMTHには似てますね。エレクトロをうまくつかったメタルコア・バンドとして。ただ、曲の器用さではBMTHの方が上だと思うんですけど、その分、アーキテクツの方がより骨太でストイックなメタルの感じですね。ここのシーンが盛り上がるということはいいことです。

そして2位はマキシモ・パーク。これも聞いてみましょう。

2000年代半ばのポストパンク・リバイバルの頃から活躍しています、マキシモ・パーク。僕もデビューのときから何度か取材してますが、この一見怪しげなフロントマン、ポール・スミスが1・9分けのウケ狙いなのかと思いきや、ヴィヴラートの美声のすごくいいシンガーで、頭も切れる感じです。

彼らは7枚のアルバムのうち、これが4枚目の全英トップ10。前作は11位だったので、2作ぶりにトップ10ということになりますが、最高位2位となると、2007年発表のセカンド・アルバムと同様に、最高位が2位なんですが、今作の評判の良さが押し上げましたね。今作ではポストパンク色抑え目の、よりストレートかつメロディックなロックンロールが光ってますね。

ちなみに中間発表まではマキシモの方が1位だったんですよ。アーキテクツに最後の最後で逆転されました。

3位はシングルもトップ5に入ってました、ドリル・ラッパー、ディガDのミックステープ、4位は大ベテラン、アリス・クーパー、5位にはXファクター出身の女性フォークシンガー、ルーシー・スプラガーンが初登場しています。

ここから1曲いきましょう。

アリス・クーパーですね。73歳だったかな、今。彼も2000年代の途中くらいから復調していいアルバム出し続けてますけど、それがこうした好チャート・アクションにつながっていますね。

これで2作連続のイギリスでのトップ10。さらにいうとドイツでは1位。オーストラリア3位、スウェーデン4位と、すごく売れまくってます!








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