どうも。

１２日、ゴールデン・グローブのノミネート発表がありました。

昨年はハリウッド記者クラブへのボイコットがあったりでテレビ中継されないという前代未聞の出来事が起こっって、ちょっとイベント自体、失墜した感じもなくはないんですけど、今年はテレビ中継、あるようです。火曜日のようなんですが、とりあえず存在感は保ったようです。

TV、映画の２つのカテゴリーで知られるGGですが、先にテレビ部門を見てみましょう！

作品賞（ドラマ）
Better Call Saul
The Crown
House Of The Dragon
Ozark
Severance

主演男優賞（ドラマ）
ジェフ・ブリッジズ（The Old Man）
ケヴィン・コスナー（Yellloestone）
ディエゴ・ルナ（Andor）
ボブ・オデンカーク（Better Call Saul）
アダム・スコット（Severance）

主演女優賞（ドラマ）
エマ・ダーシー(House Of The Dragon)
ローラ・リニー(Ozark)
イメルダ・ストーントン(The Crown)
ヒラリー・スワンク(Alaska Daily)
ゼンデーヤ（Euphoria）

テレビ部門は大きく分けて「ドラマ」「コメディ」「リミテッド」とあるんですけど、まずはドラマ部門。

ここ数年、圧勝していた「サクセション」が今年はないので混戦が予想されますが、話題は

かの「ゲーム・オブ・スローンズ」のプリクールの「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」がひとつ目立つのと

「ザ・クラウン」がいよいよ晩年のエリザベス女王になります。イメルダ・スタウントンがエリザベスを務めてます。

作品賞（コメディ）
Abbott Elementary
The Bear
Hacks
Only Murders In The Building
Wednesday

主演男優賞（コメディ）
ドナルド・グローヴァー(Atlanta)
ビル・ヘイダー(Barry)
スティーヴ・マーティン(Only Murders In The Building)
マーティン・ショート(Only Murders In The Building)
ジェレミー・アレン・ホワイト(The Bear)

主演女優賞（コメディ）
キンタ・ブランソン(Abbott Elementary)
ケイリー・クオコ(The Flight Attendant)
セレーナ・ゴメス(Only Murders In The Building)
ジェナ・オルテガ(Wednesday)
ジーン・スマート（Hacks）

ここもこの数年圧倒的に強かった「テッド・ラッソ」がないので大チャンス。まずは、アメリカはABCテレビという、いまどき珍しい地上波チャンネルからのヒットとなる、黒人の小学校を描いたモキュメンタリー「Abbottt Elementary」がまずひとつ。それから

かつてのサボテン・ブラザーズのうちの２人、スティーヴ・マーティンとマーティン・ショートのコンビにミステリアスなアパートの住人セレーナ・ゴメスが混ざる「Only Murders In The Building」。この争いになりそうですね。

あと、月日で評価変わるなあと思うのは、「アトランタ」とか「バリー」なんてひと昔前なら作品賞ノミネートで当たり前だったんですが、それが今や主演男優しかノミネートされなくなったわけでして。こうやって評価は動いてくのです。

作品賞（リミテッド）
Black Bird
The Dropout
Dahmer
Pam & Tommy
The White Lotus

主演男優賞（リミテッド）
タロン・エジャートン（Black Bird）
コリン・ファース(The Staircase)
アンドリュー・ガーフィールド（Under The Banner Of Heaven）
エヴァン・ピーターズ（Dahmer）
セバスチャン・スタン（Pam & Tommy）

主演女優賞（リミテッド）
ジェシカ・チャステイン(George & Tammy)
ジュリア・ガーナー(Inventing Anna)
リリー・ジェイムス(Pam & Tommy)
ジュリア・ロバーツ（Gaslit）
アマンダ・サイフリッド（The Dropout）

そしてリミテッド・シリーズ、最近ではこのフォーマットが人気なんですけど、ここではエミーでも圧勝してた「The White Lotus」が大人気ですね。

このシリーズはリゾート地でおきる殺人事件のミステリーなんですが、この謎解きがすごく癖になるようですよ。僕の妻が今、すっごっくハマってます。

助演男優賞(ドラマ＆コメディ)
ジョン・リスゴー(The Old Man)
ジョナサン・プライス(The Crown)
ジョン・タートゥーロ（Severance）
タイラー・ジェイムス・ウィリアムス(Abott Elementary)
ヘンリー・ウィンクラー（Barry）

助演女優賞(ドラマ＆コメディ)
エリザベス・デベッキ(The Crown)
ハナ・アインバインダー(Hacks)
ジュリア・ガーナー(Ozark)
ジャネール・ジェイムス(Abbott Elementary)
シェリル・リー・ラルフ（Abbott Elementary)

あと、個人で注目はジュリア・ガーナーですね。「Ozark」での演技でドラマ部門での助演女優賞、そしてネットフリックスのシリーズだった「Inventing Anna」で一人二役ノミネートです。

助演男優賞（リミテッド）
Fマーレー・エイブラム(The White Lotus)
ドーナル・グリーソン(The Patient)
ポール・ウォーター・ハウザー(Black Bird)
リチャード・ジェンキンス(Dahmer)
セス・ローゲン（Pam & Tommy）

助演女優賞（リミテッド）
ジェニファー・クーリッジ（The White Lotus）
クレア・デーンズ（Fleishman Is In Trouble）
デイジー・エドガー・ジョーンズ（Under The Banner Of Heaven）
ニーシー・ナッシュ（Dahmer）
オーブリー・プラザ（The White Lotus）

あと、リミテッドの助演女優で「The White Lotus」のジェニファー・クーリッジが大健闘しています。この人、ハリウッドのロマンティック・コメディでの主人公の親友をよく演じてて有名だったひとです。

　今回の第２シーズンは第１シーズンと、全く関係なくて、この彼女だけは唯一変わらない出演者だったことで人気が急上昇。今や完全に時の人です。

　彼女は、「基本、自分に自信がある」風に振る舞うとすごく笑っちゃえるくらい気高く、その様が笑える演技に徹しているんですが、今はそれがモノマネネタとして定番化されるほど愛されるようになっています。

では、この次は映画部門です。