タクシードライバー(ロバート・デ・ニーロは登場しません)


※映画のタクシードライバーとは欠片も関係ない、インパクトしかないタクシーにブチ当たったよ☆という、死ぬほどどうでもいい話をします

病院に行かねばーとヘロヘロ行ってきた。
暑さ+待ち時間+お盆明けゆえ人多いなどなどの条件が重なり、めーーーーーーーーーっちゃ疲れたのである。
その上、履きなれない靴のせいで足も痛い。

というわけで、普段はほとんど利用しないタクシーに乗ったのだ。
ワンメーターだけ。

タクシー乗り場には人がいなかった。扉を開けた黒いタクシーが止まっている。私は何も考えずにそのタクシーに乗り込んだ。

目に飛び込んできたのは、なんかフワフワした飾り。
フロントガラスのところ、ダッシュボードっていうの?免許すら持ってないからよく知らないんだけど、あの部分にフワフワの飾り。

ギャルなん?

運転席を見ると、よく日焼けした陽気なおじさんがニコニコしている。

ギャルちゃうやん?

バックミラーにドラえもんがぶら下がっている…私はずっとドラえもんと目があったまま…ミラー自体には鬼滅の刃の炭治郎と禰豆子のシールが貼ってある…
というか、社内にめっちゃ炭治郎と禰豆子がいる…そこらじゅうに炭治郎&禰豆子の絵が刺さっている…

おじさんはニコニコしている。
めっちゃ歯が白い。
キャップをかぶっている。
若干レインボーに光るタイプのサングラスをかけている。

今さら降りられねぇ…
私は目的地をおじさんに告げた。

カーナビではテレビ番組を流している。
テレビつけっぱなし。

そこかしこがなんかキラキラでデコってある。
ピンクのゼブラ柄ざぶとん。

ギャルなん?

しかし運転席にいるのは日焼けしたおじさんなのである。

ギャルちゃうやん?

揺れるドラえもん…
ドラえもんと見つめ合う私…

そうこうしているうちに目的地についた。

お金を払って下車する。
走り去るタクシー。

個人タクシーだったのかな?
趣味爆発で楽しそうやな…
最近のタクシーは自由度高めなんやな…

まぁ無事に目的地に到着したので、なんの文句もない。むしろ安全運転だったような気さえする。車内のインパクトが強すぎて、全然覚えてないからしらんけど。

考えてみれば、タクシー運転手がどんな格好してようが、車内の内装がどんなだろうが、私は無事に目的地に到着しているので、なんの問題もないのである。
ギャル車にありそうな甘い匂いの飾りとかはついてなかったし、車内が狭いとかいうこともなかった。不快な思いはしていないである。

タクシードライバーは私に強烈な印象だけを残して去っていった。

もちろん椅子にもフワフワがついていた。

ギャルなん?



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