デスストランディング(クリア後感想)〜ポンコツ子連れ狼観光記〜

さて、長きにわたって遊び続けたデスストランディングなのですが、1月1日つまりはお正月にクリアしたのでございます。
クリア後もメモリーチップやら実績やらを回収したりしてるので少し増えていますがクリア時点で200時間以上遊んでいる…

その辺をウロウロしてるだけで楽しいもんだからめっちゃウロウロしてたんよ…

集中力がなくて寄り道大好き、目についたものはとりあえず追いかけてみる系落ち着きないおばさんにはもってこいのゲームでした。
作中ではクールでイケメンで格好良いサムも、操作している人がおっちょこちょいちょい・オブ・ジョイトイなもんだからね。こけて、流れて、当方に暮れて…ずっとラッコフード装備だし…

ゲーム中に撮ったお気に入りの写真。ラッコフードめっちゃカワイイし、川に流れてる時に貝を割る動作するし、めっちゃカワイイし、カワイイ!!

せっかくクリアしたのでお話の感想でも…と思ったのですが、うまくまとまらないので、各登場人物の所感を名前などを全く覚えられない故に私が勝手に呼んでいたあだ名と共につらつらと書いてみましょう。

サム氏&赤子さん:サムとBB(ルー)
このゲームってめっちゃアメリカの話なんだけど、登場人物の名前に意味があるところがすごく日本人的だなぁと思ったのよね。
サムはサムズアップのサムだったり、サムワン、サムシングのサムだったり。ルーはなんだろ?ケルト神話の神様かな?
どうしても作中の性格より、動かしているときのポンコツ具合の方が記憶に残っているので、私のところのサムとルーはお仕事がてら北米大陸観光をするオモシロ親子だったわ。


サムのママ上と赤ドレス姉さん:ブリジットとアメリ

この人たち?というかこの人?のことを考えると、手塚治虫先生の『火の鳥』における火の鳥を思い出す…
一部のファンに害鳥、クソ鳥と親しまれているあの鳥を…
この人、基本的にいらんことしいよね。そしてこの物語における悪いことのだいたいの原因っていう…まぁ、大義のためなら何をしてもかまわないというグロテスクな思想の持主な上に、サムへの執着でメンヘラ化してるというマジで面倒くさい、関わるとろくなことがないタイプの女やしな。
メンヘラ上位存在とか、この世界の詰んでる感が半端ねぇ!
神様とか上位存在って上から目線で理不尽なものだからしょうがないのかねぇ?火の鳥もそんな感じやし。


いもむし大好き姉さん:フラジャイル

フラジャイルの性格とか内面的な部分は特に別になんですけど、彼女のバックグラウンドはとてもせつないね。
裏切られるわ、爆弾を運ばされるわ、老いさせられるわ…かなり過酷だと思う。その上、ええ感じに思っているサムはアメリアメリ…
でも、サムはアメリに愛情があると思うけど、恋愛的な愛情ではなく、母親への思慕みたいな感情だと思うから、とにかくサムの周りをウロチョロしてたら全然チャンスあると思われ。
ルーはもはや我が子なので勝てる見込みは100%ない。むしろルーを可愛がり、ルーを抱き込むことがサム攻略の必須事項ですね。ああいうタイプはどんだけ格好良くても基本的に女っ気は少ないので頑張る価値はあるんちゃうの?知らんけど。
そしてお話のラスト的に今後サムは雲隠れしそうだから無理だね☆


武器作り姉さん:ママーとロックネ

暗いところと狭いところ苦手なんよね、ワタクシ…
なのでママーの過去話がめっちゃ怖かった。ママー立派!マジ立派!
クールで潔い性格で機械に強い。バイクのメモリーチップで喜んでくれる等々、格好良い女性なんだけどもいかんせんロックネと合体してからなんか怖え…
ママーもロックネも単体状態なら人間味みたいなものが感じられるんだけど、合体してからなんか怖え…
なんでそうなったん?つーかそうなるもん?
この人もある意味、上位存在みたいなもんなの?ブリジット&アメリはもちろん、カイラルアーティストもなんか通じそうで話が通じない夢見がち感が怖えし、スピリチュアリストとかエボデボ学者も何するかわからん感が怖えし、デススト女子怖え率高くない?
私も妹がいるんだけど、姉妹そろってお気楽能天気ゲームおばさんなもんだから、こういう姉妹の関係ってのもよく理解できなかったというのも怖えと思う原因なのかも。


ぽっちゃり眼鏡医者:デッドマン

デスストランディングにおけるオタコン枠。
登場人物の中でこの人が一番好きだ。
いいヤツだし、出自の孤独感もすごくいい。刺さる。
職業が医者というのも出自と相まってすごくいい。
見た目もフォルムがカワイイし、スーツがワイン色だし、なんか全体的にもっちゃりしてるし。
だんだんルーのことが可愛くなっていくのもデッドマンいいヤツ…ってなるし、サムと仲良くなっていくのも孤独者二人に友達ができてよかったねと。
ラストの「世話になった」はホントによかった。デッドマン報われたね。
つーか、デッドマンの見た目ってデル・トロ監督だったんやね。パンズラビリンスとかの…監督の顔までしっかり覚えてないから全然気づかなかった。


なんか怖い眼鏡研究員:ハートマン

陽気でスマートないっぱいいいねくれるおじさん。
研究所にはじめて行ったときのお部屋の変なもの探しが楽しすぎる。
そしてめっちゃいい家に住んでいる…
あの家さ、屋外の扉からけっこう離れたところに温泉があるけどさ…
21分であそこまで行って、服脱いで、温まる程度に入浴して、体拭いたり服着たりして、倒れても大丈夫な場所まで帰ってくるの…しんどくない?

しんどくない?

外でタイムリミットが来たら死ぬで?アレはアレでいいの?死ぬで?風呂入るたびに命がけやで?
即刻リフォームすることをおすすめする…
この人の見た目も小島監督のお友達であるレフン監督なのよね。ドライブとかの。もちろん気付かなかったよ☆
今度、小島監督の映画も公開されるみたいなので楽しみにしておる。


黒仮面氏:ダイハードマン

ハイスペックでいろいろよく出来る。真面目。リーダーシップも取れるし、仕事も得意。
なのになんかちょっと押しが弱くて自信に欠ける…

こういうタイプって女で身を持ち崩すやつ多いよな!

これを地で行く人。
いったい何が悪かったのか…?何でこんなことになったのか…?と後悔が多いんだけど、悪かったのは運でもタイミングでもなく

お前の女の趣味や…

この人がクリフ側についてたら違う結果もあったと思うで?その点では、戦犯はアメリやけどその片棒を担いだくらいはあるで?
何でも出来るけど意思決定は苦手ってタイプと、ブリジットみたいな大義のためなら猪突猛進、その猛進っぷりは男塾名物・直進行軍!みたいなタイプってめっちゃ相性悪いよね…止める人がいないから…ツッコミのいない漫才みたいなもんよ。


ミスター金仮面:ヒッグス

正直、お前はいったいなんだったんだ?と私は思っている。
被虐待児として育ったもんだからとてもひねくれてしまっていて、運悪くそれを矯正するようなことに遭遇することもなく、気づいたら害鳥的上位存在に心酔してテロリストになってた…
不幸の連鎖がすごいし、かなり可哀そうだと思う。
だけどお前はいったいなんだったんだ?

サムに爆弾を渡しに来た時に本人が来るんや?手下とかじゃないんや?サム気付かへんのや?もはやコントなん?と思ったよ。ホントはサムに構ってほしかったんかな?そういうとこやぞ★

いうて、この人もアメリに出会わなかったら、野心的ではあるけどそれなりに地に足つけて生活していけてたんやろうなぁと。
アメリと出会ったことで、彼の中の中学二年生が暴れだしたのが運の尽きやったんやろうね…ホントにお気の毒。


赤子さんのパパ上とパパ上大好き倶楽部:クリフと骸骨軍団

私はこの人との戦闘が超苦手だった…
最後のベトナム戦争編でかなり手こずって、最終的に物陰からグレネードを投げて、クリフが1人になったらライフルなどで特攻をかける、という作戦で乗り切った。明らかに効率がめっちゃ悪いことだけはわかっている…

途中までは、登場シーンがえらい気合入ってるイケおじとしか思ってなかったけど、ラストのラストで泣かされた。そしてラストのラストでクリフのことが好きになった。
パパ上…
結局のところ、物語の中核というか裏主人公はこの人だったんだろうね。この人なくしてはデスストは語れないというか。


というわけで登場人物所感でござりました。
思ったより人数多くて書くのに時間がかかったゼ…

デスストをやっている間、忙しさとか、体調とか、やる気とか、電波とか、スピリチュアルな何かに呼ばれたからとか、怪奇現象に見舞われたとか、なんかいろいろな理由で休み休みやってたけど、絶対クリアしたい!続きが気になる!もっと荷物を運ばせろ!という気持ちが途切れることはなかったです。ワタクシ的には完全に神ゲーです。もはや配達依存症です。
クリアしたけどまだやりたいのでもう少し遊ぶつもりです。
ちょろちょろとセールをやっていたり、iPhone版が出たりと長生きコンテンツなので、まだまだどんどん遊ぶ人が増えてほしいな。

願わくば私がボンヤリでも物語を覚えている間にデスストランディング2が発売されてほしい…
実写映画もめっちゃ楽しみです。普段、海外の映画はその国の雰囲気も味わいたいので字幕で見るのですが、デスストは日本語の声が染みついてしまっているので吹き替えで見るかも…いや、吹き替えでも見るし、字幕でも見るかも…
お顔が監督陣などのキャストが変更になったりするかもしれないけど、吹き替えの声優さんはできればゲームのまんまでいってほしいなぁ。

そんなわけでアクションゲームがあんまり得意ではないおばさんでもちゃんとクリアできました。
良かった良かった。

次はなにやろうかなぁ~






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