素晴らしき私の人生part2
幼稚園の頃だろうか。
近所の子と一緒に遊んでいた時、ある時期から変な感覚に陥っていた。
その子はここにいるのにここにいない感じ。
体はあるのに中身が空っぽな感じ。
そしてまもなくこの子はいなくなる、そう感じていた。
今思えばそれは霊感というものなのだろう。
しかし当時の私は、それは当たり前のことだと思っていた。
そういうものだと思っていた。
だから、わざわざ親にも友達にも言わなかったのだろう。
みんなそうやって感じているのだと思っていたから。
それから数日だったか、その子は事故で亡くなった。
冷たいように思われるかもしれないけれど、涙は出なかった。
だって分かっていたのだから。
でも、いないけどここにいる、透明になったあの子がここにいる、だからあんまり変わっていない、そんな感覚がずっとあった。
私が覚えている不思議な体験はこの時からかもしれない。
なぜかこの歳になっても、その時の感覚が時々映像となって入ってくる。
それはきっと忘れてはならないからのような気がする。
死んだ人は忘れられることが一番悲しいことなのだという。
だからお彼岸という行事がある。
不幸なことが続く時はお墓参りをしていなくて先祖が怒っているという時もある。
彼女は数年の寿命だったが、確かに私の中で生きていた。
そんな彼女は私にとって、とても重要な人物であるような気がしてならない。
そしてこれからも忘れてはいけないような気がする。
もしかしたら彼女は私を守ってくれているのかもしれない。
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