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ザスパに補強は必要ない!

ザスパにも夏がやってきました。そう。移籍期間の始まりです。

田部井の移籍は始まりの合図でしかなく、ここから様々な動きがあるでしょう。今回は筆者が考えるザスパの夏の移籍期間に向けた予想と願望を書いていきたいと思います。


ザスパに補強は必要ない

今年の夏にまずザスパがやるべき事は人員整理です。川上や岩上といった大槻さんからの評価が低いメンバーを放出し、来季以降に向けた準備を始める必要があります。補強は長倉など中心選手の引き抜きや長期離脱があった場合のみ必要で、それがないなら補強の必要はありません。必要以上に選手を獲得したところで人が溢れるだけですから、冷静な判断が求められます。ザスパの調子の良さを考えればこのままプレーオフ圏内を目指したくなるのはわかりますが、調子が良いからといって目標を上げて無理なお金の使い方をするのは計画性の欠如そのものなのでそれはやめてほしい。そりゃ勝ちたいけど、未来を失ってまで勝ちたくはないです。ちゃんとシーズン前からプレーオフ圏内を目標として打ち立てて、その上で達成するべきです。まずは勝ち点50を達成すること。そこから先は今のメンバーでどこまで行けるか?というスタンスでいてほしいというのが筆者の願いです。頑張っていきましょう。強い気持ちで。

そもそもの考え

契約・移籍について

そもそも筆者は選手の契約というものはザスパの為になるか?とその選手の為になるか?という2つの条件が満たされた時のみ成立すべきだと考えています。長倉とザスパがした契約はその良い例で、素晴らしい戦力を得たザスパとJ2で自分を証明するチャンスを得た長倉という双方の為になった契約でした。逆に言うとザスパの為になっていない、あるいは選手の為になっていない契約は1秒でも速く契約解除してほしいとすら考えています。もちろん契約はそう簡単に終わらせられるものではないのはわかっていますが、気持ちとしてはそう思います。
こういった考えから筆者は夏の移籍を良いものだと認識しています。その選手を欲したクラブの為になるのは勿論、より求められているクラブに行くわけですから、選手の為にもなります。引き抜かれたクラブとしても移籍金を得られるだけでなく選手枠も空くのでメリットがあります。

年齢について

サッカーの世界で、というよりスポーツの世界において年齢は重要な要素です。ベテランが「年齢なんて関係無い」といったコメントを出すことがよくありますが、その心意気は良いとして周囲がそれを鵜呑みにするべきではないと考えています。20代と30代とでプレーや振る舞いの評価基準は変わってきますし、与えられる契約年数も変わってくるはずです。どんな選手も引退の時は来ますし、加齢とともに衰えも出てきます。選手の去就を語る上で年齢は欠かせない要素でしょう。

ザスパの現状について

強いて言うなら・・・

ここ最近の試合に絡めているメンバーだけをリストアップするとこんな感じでしょうか。櫛引、畑尾、中塩、風間、長倉と替えがきかないポジションならいくつかあるものの、根本的に質が不足しているポジションはありません。

ここまで前提となる筆者の考えについて書いてきました。ここからはこの夏をザスパはどう過ごすべきかについて書いていきます。

最終ラインの補強は必要なのか?

畑尾と岡本が負傷したことからTwitterではDFラインの補強が必要という声を見かけますが、基本的に必要ありません。右SBにはエド(元々右SBの選手なので)がいますし、特別指定選手の田頭は既にデビューを果たしています。岡本の負傷は全治3~4週間ですし、ここに即戦力を補強をしたところで人が溢れるだけです。岡本が復帰した後に他のポジションを任せられるような器用な選手を獲得できるなら話は変わりますが、そんな都合の良い選手はそうそういないでしょう。
一方でCBの補強は部分的に賛成です。本来CBは畑尾、酒井、城和、中塩、川上の5人体制でシーズンに臨むはずでしたが、中塩が左SBで起用されるようになったため4人体制になっていました。これに加えて川上が大槻さんから全く評価されていないため、実質的にはCBが3人体制となっています。昨日の甲府戦ではCBの出場停止と負傷が重なり、スクランブル状況だったにも関わらず川上はベンチ入りすらできませんでした。大槻さんがもはや川上を戦力としてカウントしていないのは明らかです。CBには補強の余地があるでしょう。しかし、畑尾の負傷は筋肉系のトラブルのように見えますし、長期離脱にならないでしょうから即戦力を補強しても人が溢れるだけなのはCBでも同じです。甲府戦でCBとして出場した高橋は良いパフォーマンスを見せましたし、即戦力というよりも安心してベンチに座らせられるレベルの選手がほしいところ。特別指定選手を加えてお茶を濁すくらいでいいんじゃないかな。
というわけで最終ラインの補強は基本的に必要ありません。

長倉幹樹

この夏のザスパにおいて引き抜きのリスクがあるのは長倉幹樹だけでしょう。岡本もそのリスクを感じさせるだけの輝きを放っていましたが、ちょうど移籍期間に合わせて負傷してしまったのでそのリスクがなくなったように見えます。怪我が移籍に関係ないのであればリスクがあるかもしれませんが、基本的に移籍がなくなったと考えて良いでしょう。
最近の長倉は若干コンディションが悪そうな様子もありますが、それでも別格です。相手を見てプレーを選択するのはサッカーにおける常識のようなものですが、その相手を見る精度とプレー選択の的確さは圧倒的なレベルにあります。おまけに技術的なスキルも高く、アスリートとしての能力もJ2を超えたレベルにあるため、長倉が明日からJ1の試合に出ても問題なく活躍できるでしょう。当然、J1クラブからのオファーがあるはずです。そのオファーに対してザスパがとる態度は長倉とザスパの契約期間に応じて変化させる必要があると考えています。以下、ケースごとに書いていきます。

長倉との契約が今季終了時点で満了する場合

少しでも大きな移籍金を発生させた上でこの夏に長倉を放出するべきです。
Jリーグの夏の移籍市場における相場感がわからないのでざっくりした話になってしまいますが、シーズン中の焦りのある中での交渉であればどんなに安く見積もっても1000万円は移籍金が発生するでしょう。あと半年で長倉がザスパに1000万円以上の金銭的恩恵をもたらす可能性とその移籍金を天秤にかければ、どちらがザスパのためになるかは明らかです。長倉はとても才能のある選手ですが、あと半年で1000万円は流石に厳しい。契約期間が残り半年であればザスパは長倉を売却して移籍金を得るべきです。J1クラブへの移籍であれば長倉は上のカテゴリーへ挑戦する権利を得るわけで、長倉の為にもなります。
基本的にザスパに補強が必要となるのはこの場合だけです。長倉を売却した後はトップ下を任せられる即戦力になれる選手をJ1からレンタルで獲得する必要があるでしょう。筆者が獲得したい選手はいません。J1の選手知らない。。。笑
ここは強化本部長の松本さんの腕の見せ所です。どれだけの金額で長倉を売れるのか?代わりにどんな選手を獲得できるのか? シーズン終了まで長倉を保有して0円移籍だけは勘弁してください。それは最悪だと思う。

長倉との契約が来季以降まで残っている場合

この場合は長倉をシーズン終了時点まで保有するべきでしょう。
シーズン終了後の移籍でも移籍金が得られるならわざわざ夏に放出してチームを不安定にさせる必要はありません。長倉は2022シーズンの夏にザスパに加入した選手ですから、まだ1つのクラブでシーズンを過ごした経験がありません。今年を落ち着いて過ごす事も長倉のためになると思います。
個人的にはこうなる可能性が一番高いと予想しています。ザスパにとって一番都合が良いのはこのケースです。

どちらのケースであったとしても、来季以降長倉がザスパから離れるのは確実でしょう。トップ下は冬の補強ポジションになりそうです。

必要な放出を

最初に筆者のそもそもの考えを書いたのはここを書きやすくするためです。この項ではザスパの為になっていないor選手の為になっていない事から放出するべきだと考えている選手について書いていきます。

川上優樹

川上は放出するべきです。今のザスパは畑尾の負傷もありCBがスクランブル状態にありますが、そんな状況でも起用されない川上はもはや戦力としてカウントされておらず、ザスパの為になっていません。大卒4年目の25歳(7月18日で26歳になります)にしてリーグ戦でのプレー時間0分というのは本当に厳しい現実ですが、妥当な評価でもあります。一定以上の足下の技術が求められるザスパCBにおいて川上はその技術を備えていません。ビルドアップに貢献出来ないため守備で貢献しなければいけないCBという立場を踏まえれば、天皇杯でのオウンゴールは受け入れがたいミスでした。また、その天皇杯でも最も輝きを見せたのが試合終了間際のパワープレーで攻め上がった時というのは切なさでもあります。あの試合での川上は守備でも貢献出来ていませんでした。
川上からしてもこれ以上ザスパで時間を過ごして得るものはないでしょう。契約満了になる前にJ3でもJFLでも試合に出られればキャリアの可能性は広がるはずです。田部井にレンタル移籍を用意したように川上にもレンタル移籍を用意してあげてほしい。ザスパに関わったからには不幸になってほしくはない。松本さんお願いします。

岩上祐三

昨季から大槻さんからの評価が低い様子は見て取れましたが、ここまで低い評価だとは思っていませんでした。流石に今年34歳になる選手が一試合もベンチ入りできないのはあまりに厳しい。天皇杯でもベンチスタートだった事からボランチでの序列は5番目以降という事になります。昨季を見ていても90分走りきれなくなってきた印象はありましたし、トラップが浮いてしまうなど技術的なミスも目立ちました。そして今年途中出場した天皇杯では新たにメンタルの問題を見せています。岩上は終了間際にコーナー付近で時間を過ごそうとしたヴェルディの選手を思いっきり蹴っ飛ばしてイエローカードを貰いました。あの状況から勝利に繋げるのがかなり難しいのは否定しませんが、だからと言って諦めを示すようなファールをするのは問題です。34歳にはやってほしくない幼いプレーでした。言葉を濁さずに言えば論外です。試合中に諦めるような選手は要りません。
J2昇格以降のザスパを支えてきた選手ですからちゃんとセレモニーなどをして送り出したいところですが、岩上とすれば早く移籍して出場機会を得たいというのが本音でしょう。実績を踏まえればそれなりの年俸を支払っているはずなので契約解除して年俸が浮くだけでもザスパにメリットはあります。その後はJ3へ移籍という未来が現実的でしょうか。松本山雅がちょうど良さそうです。

中田湧大

中田にはシーズン後半はレンタル移籍して修行を積んできてほしいというのが筆者の願いです。開幕戦ではスタメンを勝ち取り、覚醒の一年となるかと思いきやそれ以降は一度もベンチ入りできず。独特な秋田のサッカーに対抗するためにサイズのあるボランチが使いたかったのでしょう。天皇杯でもベンチスタートで、やはり大槻さんからの評価は高くない様子。足下の技術は確かなものがあり、他の選手には見えないものが見える、才能がある選手です。一方でフィジカル的には改善の余地があり、大槻さんからも「少しモサっとしている」と表現されています。ただ、一年目のような細さはなくなり太さは既に手に入れていますから、あとはその使い方を身につけたい所です。
JFLでの経験はもうありますから、J3に挑戦してほしい。中田はホームグロウンとして今後長くザスパに在籍する選手ですのでその土台を身につけたい。中田のような上手いボランチを求めるチームはいくつかあるでしょう。20歳、183㎝の大型ボランチには夢がある。中田はレンタル移籍させた方がザスパの為にも中田の為にもなるはずです。

奥村晃司

残念ながら奥村もこの夏に放出するべきでしょう。素晴らしい技術を備えた選手であり間で受けるようなプレーも出来る天才ですが、あまりにも守備に課題を抱えています。シンプルに強度が不足しているだけでなく判断も安定せず、チームが求める守備をなかなかこなせません。今のザスパにおいてSHは守備に奔走する仕事を抱えるポジションですから、その質が低い奥村がなかなか出場機会を得られないのは妥当な結果でもあります。SHよりも守備負担の軽いトップ下で起用する選択肢もありますが、攻撃で長倉以上に貢献できるわけでもない(そんな選手ザスパにいない)のでその起用法は現実的ではないでしょう。
才能のある選手ですが、ここまで守備に課題があるとその才能を生かすチャンスも与えられません。川上と同様、契約満了になる前にJ3でもJFLでも試合に出られればキャリアの可能性は広がるはずです。このまま試合に出られずに半年を過ごしたら奥村のキャリアはどんどん難しくなってしまうでしょう。ここも松本さんの腕の見せ所です。

余談

出場機会を得られていないという点で言えば、ここまで挙げた4選手以外に細貝や小野関がいます。筆者としては細貝はザスパに骨を埋める気だと感じているので放出する必要はないと考えています。また、オノトラはまだ高卒1年目なので出場機会よりもザスパでしっかり1年を過ごす経験の方が重要だと考えています。焦る必要はない。2人ともザスパに残るべきです。

まとめ

というわけでこの夏のザスパは補強より放出の方が重要です。調子良いから無理して補強するぞ!とかは本当に勘弁してほしい。地に足つけてやっていきましょう。強い気持ちで!

あとがき

今年のザスパの冬の補強ポジションはCB、右SB(田頭)、右利きのボランチ、トップ下、CFです。大卒ルーキー達を上手く引っ張れたら嬉しい。


強い気持ちで。

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