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格闘技尽くしだった1日!!【Bellator、LFA、修斗、VTJ、UFC】

こんばんは。
昨日11/6(土)~本日11/7(日)にかけて格闘技のイベントが計5つ開催されました。
しかもこういう時は時間が重なることがよくあるんですが、今回は綺麗に時間もズレているため、ぶっ続けで見れちゃったというね。

ということで、実際に自分が見た格闘技イベントを開催順に試合結果と感想交えて紹介していこうと思います。

数が多いので、気になった注目カードだけのピックアップになりますのでご了承ください。

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■11/6 6:00〜Bellator 270


アイルランド開催となったBellator 270。
この大会の目玉はやはり、ピーター・クウィリー vs パトリッキー・フレイレと、ジェームズ・ギャラガー vs パトリック・ミックスです
そしてこの2カードのピーター・クウィリーとジェームズ・ギャラガーが開催国であるアイルランド出身。母国開催の2名が試合でどのようなパフォーマンスをするのかも注目です。
あとアイルランド開催なのでコナー・マクレガーが会場に来るのでは?という憶測も立ってました。

■注目カード

ジェームズ・ギャラガー vs パトリック・ミックス

セミメイン
フアン・アーチュレッタとのバンタム級タイトルマッチで敗れるまでは13勝無敗だったミックス。前戦もしっかり勝ち星を重ね現在14勝1敗。対するギャラガーも11勝1敗とこちらも負けが一度だけ。しかも今回は母国アイルランド開催ということもあり、完全なホームグラウンド。2敗目の屈辱を味わうことになるのはどちらか。

と、そんな中で、
前日計量でミックスが、0.9kgの体重超過でキャッチウェイトで対戦することになりました。

入場は母国開催であるギャラガーへの大歓声!会場はすごい熱気となった。

試合は、打撃戦からギャラガーがテイクダウンいくも、返され1R終了。2Rはスタンドでギャラガーがプレッシャーをかけてギロチンを仕掛けるも外され逆にミックスが上になり終了。3Rもこれまでと同じ展開かなと思ったが、開始早々にミックスがギロチンをしかけ、それが深く決まりギャラガーがタップ。序盤からのギロチンの取り合いを制してミックスの3R一本勝ち。
なかなかこういうギロチン勝負は見れないので純粋に面白かった。

ピーター・クウィリー vs パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ 2

メインイベント
パトリッキーの弟であるパトリシオが所持していたライト級ベルトを返上し、そのライト級王座をかけての対戦。両者は2021年5月「Bellator 258」以来の再戦で、前到はパトリッキーがテイクダウンを奪うも、ガードからクイリーがヒジを打ち込み、パトリッキーが出血。2R 終了のドクターストップで、クイリーが勝利した。返り討ちにするかリベンジを果たすかの因縁の再戦。パトリッキーはRIZINのライト級トーナメント準優勝でインパクトを残したため日本のファンも多く、個人的にもパトリッキーを応援してました。

入場からはセミメイン同様に、大歓声となった。

試合は1Rクウィリーはカーフキック中心。パトリッキーはローとジャブとボディで攻撃を散らしていく。2Rはアイポークがあり一時試合中断。そしてタイムストップが明けた途端にウィリーが前に出てくる。そこにパトリッキーが右のクロスでダウンをさせて、そこから追撃でレフェリーストップ。
パトリッキー“ピットブル”フレイレの2R TKO勝利でBellatorライト級チャンピオンに!bellatorデビューから10年目で念願のベルトへ。

■感想
純粋に知っている選手の勝ち星で嬉しかったというのと、こんな化け物が一度とはいえ、RIZINに出場していたんだなーと改めておもいました。BellatorはRIZINと共同でいろいろ興行を進めていくとのことなので、vs日本人がどこまで通用するのか見てみたいですね!
あとマクレガーは結局来なかったみたいですね。

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■11/6 11:00〜 LFA117

LFAとは、アメリカMMA界の2大マイナーリーグと言われたLegacy FCとRFAが合併する形でスタートした格闘技団体。「UFC」と「ベラトール」の北米2大格闘団体に次ぐ第3勢力になるのではと注目され始め、今やUFCの登竜門とされている。そんな団体に今回UFCを目指し米国に拠点を置く2人に日本人選手が出場することとなる。


■注目カード

マーク・クリマコ vs 堀内佑馬

フライ級の一戦。
堀内にとっては7月のチャールズ・ジョンソンとの暫定フライ級王座決定戦で、スプリット判定負けという悔しい結果から3カ月を経て、再起戦となる。対戦相手はフィリピン系米国人のクライマコで、これまでキャリア6勝0敗だ。これまで2連勝中で2勝とも判定勝ちなっている。ミドルなど蹴りも使うクライマコは、組みからバック奪取やトップコントロールというなかで相手をしっかりと支配できる。6勝無敗の強敵をどう迎え撃つのか。

試合は最初クライマコの打撃を嫌がって堀内がタックルいったかと思ったが、すぐにスタンドに戻る。そこから堀内が右ストレートをあててから、さらにワンツーで右ストレートでクライマコがダウン。追撃のパウンドでレフェリーストップ。
堀内佑馬が1R TKO勝ちで復帰戦を飾る。
試合後のマイクでは、UFC代表デイナ・ホワイトにUFCの契約にサインしてくれ!とアピールした。

ヒカルド・ディアス vs 田中路教

日本人バンタム級選手で数少ないUFC参戦経験を持つ『のりピー』こと田中路教のLFAデビュー戦!
しかもデビュー戦でいきなりメインイベント。
対戦相手のヒカルド・ディアスはタイトル歴無しながら3連勝中で前回の試合は膝蹴りKOと打撃が強力ながら、柔術も使いこなしてくる難敵。田中もチョークや三角が得意なグラップラー。2年8ヶ月ぶりのというブランクやメインイベントという重圧に飲まれるのだけは避けたい!再びUFCへの切符を掴むことはできるのか勝負の一戦!


試合は1Rから田中がプレッシャーをかけるもタイミングよくディアスのパンチが入りダウンをとられる。田中はすぐさま立ち上り、組んでケージに際に押し付け柔道仕込みの投げから上を取り、そこからパウンドを打ち続け1R終了。
2Rも早々に田中がタックルを仕掛けスクランブルで一度上を取られるも、返して上を取り返す。そのまま上を取り削って2R終了。
3Rも田中はタックルを一度切られるも、再度トライしてテイクダウン。そこからパウンドで削って試合終了。結果は判定3-0で田中路教勝利!

■感想
日本人二人がしっかりとアメリカの格闘技団体のセミとメインを勝ったことは凄いことだと思います!日本では軽量級はRIZINが盛り上がってますが、孤独にコツコツと海外でUFCを目指している選手がいるというのは、本当に応援したくなりますよね!果たして次戦はどうなるのか楽しみです!

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■11/6 13:00〜 修斗2021 vol.7 

修斗とVTJの共同開催の前半戦。そして2大タイトルマッチが行われます。それに加えてグラップリングが得意な2選手の参戦もあり、なかなか楽しめそうな前半戦となってます。

■注目カード

高橋SUBMISSION雄己 vs 山内 渉

グラップリングを広めるためにMMAに乗り込んできた高橋SUBMISSIONを、高谷裕之直伝の折れない気持ちの強さを全面に出す津田沼スタイル山内が迎え討つ。必殺の足関節が飛び出すか!負けん気の強さかの新世代対決!

1Rは終始高橋が下から足関節と腕を狙って終始ヒヤヒヤさせるが、山内も寸前のところで逃げて凌ぐ。
2Rは序盤から打撃で山内がプレッシャーをかけて高橋もタックルにいくも、攻められずパウンドを何度も被弾し動きが止まるが仕留めきれず試合終了。
結果は3-0で山内渉が判定勝ち
高橋は1R序盤で肘が外れてしまったとのこの。しっかりと寝技の対処が出来ていた山内と、MMAの厳しさを痛感した高橋の今後にも期待したい。

結城大樹 vs 岩本健汰

国内屈指のグラップラー岩本がMMA2戦目として連続参戦!相手として、ついに世界ランカーが登場。幻想が膨れ上がるか崩れるか。ワクワクしますね!

1R岩本は片足タックルから、ケージに押し付けてテイクダウン狙うも結城が粘ってなかなか背中つけられない。2R最初はタックルを切られるも、再度トライして片足タックルからケージに押し付ける。そこからテイクダウンしそのまま試合終了。
結果は2-0で岩本の判定勝ち。

ランカーともなるとそう簡単にはフィニッシュさせてくれないというので、岩本はある程度実力の底を見せた試合となった。今後打撃の進化があれば大化けする可能性はある。それでもMMA2戦目でランカーに勝つのは普通にすごい。

猿丸ジュンジ vs 黒澤亮平

修斗世界ストロー級暫定王者決定戦
2015年5月3日の6年前猿丸が1R 2:00 KO勝ちして以来の再戦。なかなか王座に手が届かずに5度目の正直を狙う猿丸と、直近ではキレの良い打撃が光る黒澤選手。前回を超える最高の試合を期待したい。

1R猿丸がテイクダウンを成功。そこからマウントに移行してから黒沢が逃げたところバックをとりチョークでタップアウト。
猿丸ジュンジが1R一本勝ちしてストロー級暫定王者に!
猿丸選手の試合後のマイクでは
「逃げずに、あきらめずに修斗でやって、あきらめないで、よかった‥あきらめなかったのはみんなが応援してくれたおかげ。だから、みんな、巻いてね。」
と今まで挫折を味わったからこその心に響くマイク。正規王者の箕輪ひろば選手が解説にいたということもあり、近いうちに交わることがあるのか?

黒部三奈 vs SARAMI

修斗世界女子スーパーアトム級王座戦
8月に王座決定トーナメントにて王者となった黒部三奈に対するは海外で試合経験があるSARAMI。両者は2018年に対戦し、黒部が勝利。尻上がりタイプで泥沼に引きずり込んでの息継ぎ合戦を予告した黒部と、前半2戦をきっちりフィニッシュしているSARAMI。リベンジを狙うSARAMIに黒部が王者の意地を見せる事が出来るのか?

試合は1R近い距離の打撃戦。SARAMIの打撃を貰っても黒部がプレッシャーかけて前に出る。2Rに入ってからは黒部は組み付いてケージに押し付けに対して、SARAMIは膝、フック、肘などでダメージは与える。3Rも同様に黒部がケージに押し込んで打撃をあたえるが、中盤にSARAMIの前蹴りから流れ代わり、ハイキックや肘、パウンドで打撃を効かせる場面も。4R黒部が盛り返し前に再び出始めて、テイクダウンされても構わず立ってくる黒部にSARAMIが下がる。5R、SARAMIの肘やパンチを的確にあて、黒部もなんとか前に出続けて両者一歩も引かないまま試合終了。
結果は、判定3-0でSARAMIが勝利し修斗世界女子スーパーアトム級王者に。

■感想
VTJに繋げるための前座的な大会になりそうなところ、しっかり視聴者に印象づけた。セミとメインが特に盛り上がりましたね。
個人的にはこの時点で結構お腹いっぱいになってた(笑)

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■11/6 16:30〜 VTJ2021 

VTJとは、VALE TUDO JAPAN (ヴァーリ・トゥード・ジャパン)の略称で、『vs世界』を掲げ国外や他団体vs修斗など、世界で闘う覚悟のある者がそのポテンシャルを証明するために、日本総合格闘技界を背負ってきた選手、これから背負っていくであろう選手が出場する特別なイベント。

そして今回は、5年ぶりの開催となり、修斗の参戦選手に加え、入国が困難とされた外国人選手の参戦も発表され非常に注目されている大会となる。

解説の青木真也は、
今回は“絶望も希望も感じられない大会”と表現していた。

歴史的な大会か、それとも普通の大会として終わるのか選手の力が試される。

■注目カード

宇佐美 正 パトリック vs 野村駿太

宇佐美正パトリックは高校時代にアマボクシング6冠を達成し、MMAに転向した今注目の若手選手。前大会で強烈なTKO勝ちを収めインパクトを残した。対するは空手出身で様々な大会に選手を輩出するBRAVEジム所属の野村選手。共に打撃が得意な両者のKO必須の好カード。ボクシングvs空手のMMAニュージェネレーションが第1試合で激突!

1Rはパトリックが距離を詰めケージに押し込んだりボディから膝を入れたりと積極的に攻める。野村はなかなか自分の距離で戦えない。2R両者組んでの肘と膝。後半にパトリックの左フックで野村がダウン。しかし立ち上がり一歩も引かない打撃戦で試合終了。
結果は判定3-0で宇佐美正パトリックが勝利
デビューから2連勝となった。

佐藤将光 vs 河村泰博

世界の最前線で戦う男が一時凱旋帰国!
元修斗世界王者でバンタム級国内最強の呼び声もある佐藤将光がVTJに電撃参戦!対するはRIZINへも最近参戦が増え実力を示しているFighthingNEXUSからバンタム級王者・河村泰博と激突!RIZIN余裕発言で注目を浴びた河村が“本物”佐藤に対してどのような勝負をするのか。日本人対決でありながらvs世界を味わえる貴重な一戦。

試合は1R早々に河村が自分の得意なグランドに佐藤を引き込む。しかし佐藤はうまく対処しバックに回ってのパウンド連打。そこから河村は何もできずにレフェリーストップ。
佐藤将光が1R TKO勝ち。
圧巻の強さを示した佐藤。そして河村はビックマウスのツケを払うこととなった。

西川大和 vs 菅原和政

ライト級世界王者・西川大和の相手は、本来北米団体のチャンピオンクラスが来る予定だったが、相手がPCR検査で陽性となったため消滅。急遽、菅原和政が対戦相手となった。菅原も10/17に試合を行い判定負けしてるものの、試合勘は問題なく、逆にこのチャンスを活かして喰ってやろうという気概で向かってくるため、18歳の新チャンピオンがどこまで冷静に戦えるかが試される試合。

試合は1R早々に西川がパンチを貰う。そこから西川は今成ロールで足関節を狙うも凌がれ菅原の強烈なパウンドを貰う。スタンドに戻して、西川がタックルをしかけ菅原の後ろから抱きつき、そのまま背中をよじ登りバックチョークで菅原がタップで、1R西川大和の一本勝ち。
しかし試合後の西川を見ると、鼻血が吹き出し 右目も青紫に腫れ上がる状態に。戦い方への課題が残る試合となった。

そして試合後のマイクでは「そんなに色々言うんだったら僕にMMAのこと教えてくださいよ!」と以前から西川を酷評し、解説席にいた青木真也に対戦要求!!
すると青木はケージに乱入しエルボーを2発お見舞い。レフェリーが止めに入る中、西川に向かって「誰の名前出してんだよ。簡単に出していい名前じゃねえぞ。こんなインディーな場所じゃやらねえ。場所作っとけ!」と挑戦を受け入れた。
まさにナイスプロレス!
試合後に「こんな試合ですいません」的なマイクをする選手が多い中、しっかりとベテランに噛みつきストーリーを自分から作りに行く西川は本当に凄いと思いました。ましてや相手は同階級の日本人が誰も名前を出したがらない青木真也。ふざけんなと言いつつも、嬉しいんだろうなと思ったら、やっぱりその辺の気持ちをnoteに書いてました。

本来の試合は流れてしまったが、それ以外で『vs世界』を見れてよかったなと個人的には思いました。

宇野 薫 vs 原口 央

セミメイン
デビュー25周年を迎える“ミスターVTJ”宇野薫の出場が決定!前戦は華麗なテイクダウンテクニックを見せるも壮絶にKOで散った宇野が、復帰戦として新GLADIATORフェザー級王者の原口央と対戦。世界を知る宇野か、世界を目指す原口か。

試合は1R、宇野が組み付くもそのまま抱えられテイクダウンされる。そこから原口が上をキープし展開なく1R終了。2R宇野が仕掛けようとするも原口がテイクダウン。3Rも同じような内容で、宇野が下になり原口がトップキープ。結局そのまま大きな動きはなく試合終了。
結果は3-0で原口央選手がレジェンド宇野選手に判定勝利。

最後まで何か下からやろうとしてきた宇野を、上からプレッシャーで押さえつけた原口。レスリング力は示せたため、ランカー相手に通用するのか見てみたいです。宇野さんの最後まで戦う姿勢には、本当に心を打たれました。勝手ながらまた試合を見たいです。


平良達郎 vs アルフレド・ムアイアド

メインイベント
フライ級日本人最強と言われる、修斗世界フライ級チャンピオンの平良達郎がついに世界戦。対戦相手のアルフレド・ムアイアドは南米チリのMMA王者。
「Mono Con Navaja(カミソリ猿)」の異名を持つストライカー相手にどのような試合を見せてくれるのか?UFC参戦を狙う平良としては、ただ勝つだけではなく圧倒して勝つことが条件とされる。

試合は1Rから平良はミドルとカーフキックで距離を測り、対するムアイアドは近い距離でパンチを狙う。若干、ムアイアドの打撃で押され始めたかと思ったところに、平良がガード上からの右ハイ。そして空かさずパンチを打ちムアイアドの顎を捉えグラつかせる。さらに追撃をしかけ、相手の動きを止めた瞬間にバックに回って1Rチョークでタップアウト。
平良達郎の1R 一本勝ち。

圧倒的な強さと冷静さも兼ね備えた平良達郎選手はマジで本物ですね。
解説でも青木真也が「勝利への嗅覚」を持っている選手だと言ってました。

■感想
危うく青木真也に全部持っていかれそうでしたが、最後に平良達郎が1R1本勝ちしてくれたので「平良達郎スゲー」という大会で終えることとなりました。
こういうプレッシャーのかかる大会でしっかり勝って大会を締められるのは、マジでスーパースターだと思いました。
RIZIN出場を期待してる人が多いけど、個人的には交渉可能なら早くアメリカの団体(それこそ最初に取り上げたがLFA)とかに行って欲しいです。

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■11/7 11:00〜 UFC 268

先週に続き、今回も2大タイトルマッチが行われます。さらにはライト級のトップコンテンダー同士の試合。これは楽しみすぎる!

■注目カード

ジャスティン・ゲイジー vs マイケル・チャンドラー

元々4試合目を予定されていたが、会場を盛り上げる為に1試合目に変更に。こういうケースあるんですね!
ゲイジーは元チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフに敗れた後、一年ぶりの試合。空位になったライト級タイトル戦への出場を主張したものの、最終的にはオリベイラとチャンドラーが出場することに。チャンドラーはオリベイラとのライト級タイトルマッチで破れてからの復帰戦。現在のUFCライト級ランキングではゲイジーが2位、チャンドラーが5位となっています。ベルトに向けて負けられない一戦。

試合は1Rから打撃戦。カーフを打つゲイジーだが、中盤にチャンドラーのパンチで一度効かせるが、立て直して2Rへ。2R中盤に、ゲイジーのアッパーでチャンドラーがダウン。ストップ寸前まで追い込まれるもタックルで凌ぐ。3R体力切れかゲイジーの勢いが落ちるが要所要所でパンチはしっかり当てる。チャンドラーも倒れずに前に出てテイクダウンを仕掛けるも失敗する。結局どちらも倒れないまま試合終了。結果は3-0でジャスティン・ゲイジーが判定勝ち。

1Rのゲイジー、2Rのチャンドラーと相手にフィニッシュされてもおかしくない場面で立て直す打たれ強さとリカバリー能力はヤバかった。あと後半の前に出続けるチャンドラーの気迫がとにかく凄かった。そして、この試合はファイトオブザナイトを獲得。ファンも期待通りの激しい神試合となった。

ローズ・ナマユナス vs ジャン・ウェイリー

セミメインイベント
女子ストロー級タイトルマッチ

王者ローズ・ナマユナスに前王者のジャン・ウェイリーがダイレクトリマッチに挑む。
6ヶ月振りの再戦となる2人。前戦は下馬評ではジャンが有利だったが、開始すぐにナマユナスが左ハイキックから倒れたジャンをパウンドでレフリーストップ。僅か78秒で王座奪還となり、あまりにも早すぎる決着にダイレクトリマッチを望む声が多く再戦となった。

試合は
1〜3Rはナマユナスが攻勢もラウンド後半にウェイリーがテイクダウンを取る展開。4Rはウェイリーのタックルをナマユナスが返してトップをキープ。5Rはナマユナスからテイクダウンを成功させ終始上からの攻撃で相手を削る。そしてそのまま試合終了。
結果は2-1でローズ・ナマユナスが判定勝ちで王座防衛に成功。

かなり、際どい試合だったし展開一つ変われば勝敗が逆になってもおかしくなかった。やはり5Rのテイクダウンがかなりポイントだったと思います。


 カマル・ウスマン vs コルビー・コヴィントン

メインイベント
ウェルター級タイトルマッチ

両者は19年12月、ウスマンの初防衛戦にコビントンが挑戦者として挑んだが、5Rの激闘の末にウスマンのパンチをコビントンが被弾してからのパウンド連打でTKO負けを喫した。
5度目の防衛成功を狙うウスマンは直近2試合で試合でKO勝利とまさに“無双”状態。一方コビントンは元ウェルター級暫定王者であり、前戦で元王者のタイロン・ウッドリーにKO勝ちしウスマンへの挑戦権を掴んだ。記者会見では両者かなりトラッシュトークを展開し、試合前からバチバチの雰囲気であった。果たして、ウスマンの返り討ちとなるか、コビントンのリベンジとなるか。

試合は1Rコビントンはカーフキックから攻めていき、ウスマンはジャブでプレッシャーをかけヒリヒリした展開のままラウンド終了。2Rはコビントンがウスマンのパンチをガード越しに貰うようになり、終盤にウスマンの左フックで2回ダウンするがブザーに救われる。3R.4Rはコビントンは打ち合いに切り替えてウスマンにパンチをヒットさせ盛りかえす。要所でテイクダウンを仕掛けるが、それは全てウスマンに切られる。5Rはお互い様子見といった感じで大きな展開は無く試合終了。
結果は3-0でカマルウスマンが判定勝ちで5度目の王座防衛を成功。

試合後のマイクでウスマンは 
「試合前には沢山のトラッシュトークと敵意があって、まだ続くと思うけど、彼を讃えざるをえない。彼は本当にタフな野郎だ。信じられないぐらいタフだ。彼をフィニッシュしたかったけど、こいつの事だから嫌な展開にしやがったよ。 」とコビントンを讃えた。

2Rで試合が終わるかと思ったが、そこから復活してくるコビントンのタフさと打撃戦でウスマンに効かせた場面はめっちゃハラハラしました。ウスマンへこれから戦うファイターへ少なからず手がかりを与える重要な一戦だと思います。それでも勝ち切るウスマンは流石の一言。テイクダウンディフェンスも相変わらず化け物で、ここにチマエフが絡んだらどうなるんだと妄想せざるを得ない。

■感想

前回はアップセットが起こりましたが、今回は上位ランクの選手が苦戦をしながらも勝ちきったという印象でした。
最終ラウンドまでもつれる試合が多くヒヤヒヤドキドキしながら見れたのも、前回大会と違って楽しめました。

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以上、こんな感じで格闘技続きの土日が終わりました。量が多かったので、いろいろ端折っちゃいましたが、とにかくお腹いっぱいです。

個人的には、LFAで日本人選手が二人とも勝ってくれてよかったです!! 

そんな感じで、今回はこの辺にしておきます。

お疲れ様でしたー

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