【雑記】ペットのお葬式を体験した話

1/3の23:10頃、我が家の愛犬ろく(黒い方)が他界しました。生前可愛がって頂いた皆さん、ありがとうございました。

僕が10歳の時に捨て犬だったろくを我が家に迎え入れ、17年間一緒に過ごしてきたので、色々と思うところもありますが、その辺のポエムは別の記事にするとして、人生で初めて「ペットの葬式」を体験してきたので、今回は時系列に沿ってそのレポートを書きたいと思います。

①実利的な姉にビビる

実家に到着し、廊下でダンボールの上に毛布と大量の保冷剤に包まれた亡骸と対面。
亡くなってすぐに葬儀屋がやってきて、死後硬直で固まる前に手足を曲げた上で、保冷剤も貸してくれたらしい。「御身体が痛まないように、なるべく涼しいところにおいてあげて下さい」と言われた姉が色々考えた結果、みかん箱の隣に置いていたそうだ。
いやまあ、確かにみかんも痛まないように寒い廊下に置くし、ロジックは間違ってないけど、マジか。

②葬儀屋と火葬炉の到着

葬儀屋がバンに乗って到着。その場で火葬するらしく、バンの中に小さい火葬炉が入っていた。「火葬中に駐禁を取られたくない」というシュールな理由で、うちの駐車場に駐めてもらう。

家族全員でろくの身体を拭いて清め、前足に極楽浄土へのお守りをつける。人間と違い棺はないので、抱っこして火葬炉のある駐車場まで持っていく。このとき、ろくが寝ていたダンボールに「新鮮!産地直送!」と書かれているのを発見し、心の中のサンドウィッチマン伊達が「なんでちょいちょい笑わようとするんだよ」と姉にツッコミを入れる。

③いよいよ火葬

火葬炉にろくを寝かせ、ご近所様から頂いたお花と、最後のおやつを口元に置いてお別れをする。この姿のろくと会うのは最後なので、生前よくやっていたように、尻尾の根元を掴んでブンブン振ってみた。

そのままでも焼けるようだが、家のコンセントから電力を供給した方が静かに焼けるということで、延長ケーブルを持ってきて火葬炉につなげる。

葬儀屋に「普通は1時間程度だが、この子は骨格がいいから、念の為1時間半お待ちください」と案内され、ウェルダンに焼きあがるまで一旦家の中で待機。葬儀屋は車の中で生前のろくの写真を加工してペンダントを作成していた。この辺で心の中のサンドウィッチマン富澤が「お前は本当に他界したかい?」と要らんボケをかましてくる。

④お骨上げ

無事に焼けたので、再び駐車場へ。

灰と骨だけになったろくと対面。目元にあった謎のしこりが、ただの骨の出っ張りであったことに気づく。

姉が頭蓋骨を撫でようとして「熱ッツゥ!!」と飛び跳ね、火葬炉に触れて追加ダメージを喰らっていた。お前マジでそういうとこやぞ。

お骨上げは行うが、人間と違い箸渡しはないため、頭蓋骨と喉仏を残してささっと行う。姉がテキパキと指示を出し、お骨上げプロセスの効率化というよくわからないカイゼンを果たす。

尻尾の先端の骨が★の形をしていて、それだけは思い出としてペンダントの中に入れてもらう。

⑤お葬式の終わり

骨壷やら何やらを受け取り、葬式は終了。残されたマルチーズのまるが、今まで聞いたことのない不思議な鳴き声で鳴いていた。犬にも死の概念はあるのだろうか。
中学1年の時に学校の授業で作った木製の台をずっとろくの食卓として使っていたが、それをそのまま仏壇として流用することになった。喜べ13歳の俺。お前の工作はめっちゃ役に立っているぞ。

お葬式を終えての所感

ということで、火葬待ち含めて3時間程度で葬式は終了しました。

基本の流れは人間と変わらないのですが、ところどころ簡略化されたり犬アレンジされていたりしており、中でも移動式の火葬炉が個人的に面白かったです。あれ、人間用のものをちゃんと開発したら葬式の負担も減るんじゃなかろうか。自宅で葬式し、墓への移動中に焼き、そのままシュートするワンストップ葬式。

家族の話でいうと、3きょうだいで悲しみを享受するタイミングが違っていたのも面白かったです。兄は葬式中ずっと泣いており、姉は「死んだその日にたくさん泣いたから余裕」とけろっとしており、葬式が終わるや否や「新年会行ってくるわ!」と出かけていきました。姉は強い。

また、近所の人たちがお花を持って駆けつけてくれたのも印象深かったです。我々以上にボロボロ泣いている人もいて、本当に愛されていたんだなあお前って感じです。

昔から無駄吠えせず、何をされても絶対に噛まない犬で、家族に会える正月まで頑張って生きて、医者に死亡確認してもらえる時間にひっそりと逝って、最期まで本当に手のかからない優しい犬でした。

ろく(黒い方)とは正反対に、わがままの限りを尽くすまる(白い方)がまだ元気です。こいつは見た目は可愛いけど、撫でないと吠えて暴れて手が付けられないやつですが、引き続きみなさん可愛がってやってください。

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ホソヤ タケヒロ

UXデザイナー/ボードゲームデザイナー/WSデザイナー/REGO®SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ/ボードゲーム制作集団『Friedegg Games』代表  noteでは人の心を動かすデザインを中心に書いていきます。
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