ケーキの切れない非行少年たち 感想

小学校のときにいたあいつとか

当てはまってる気がするってなった

あの頃はなんで出来ないんだろうとか
思ってたけど、環境以外の要因が
あったんだ

そして彼等は理解していないから
ルールを守れない
むしろ破ってすらいない

だから、反省も出来ないし
改めることもできない

自分のルールと世界のルールが不一致なのは
生きにくいだろう

本来は保護されるべき存在が
加害者となり、被害者まで生まれてしまう

濃淡があるから
グレーゾーンのひとたちは苦しい

足りないけど、足りている
頑張ればできるけど
そういう環境がないと頑張り方はわからない

スポーツの才能と似ている
トッププロまではいかないけど
普通のなかでは抜群の才能

皆は頑張れって言うけど
プロで食うのは少し辛いくらい

あと頭脳だけでなくて
身体能力も劣ることがあるんだと

それは脳のスペックだし
目立つからイジメにあいやすくて
そのストレスを弱者にむける

なんという負の連鎖

このレベルまで支援するには
人と金が足りないようで

厳しい世界だ

所詮この世は弱肉強食なんだな

でも社会性があるから
ましなんだよね

それでももっとと思ってしまう

俺は能力低めだから
気持ちが少しわかる

なかなか興味深い本だった

学校の先生とか読んで欲しいな

甘えと見分けをつけるのは難しいけどやれる子、やれない子がいるのは色々な理由があるんだぞって