BROOKS Hyperion Elite2 履いてみた

ご無沙汰してました。
一度離れると再開するのはエネルギーいりますね。
ネタが無いわけではなかったのですが。
文章化、アウトプットは小さくとも継続したい。

さて、初めて厚底カーボンシューズを購入しました。
BROOKSのHyperion Elite2(ハイペリオンエリート2)。


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27.5cmで213g。
めちゃくちゃ軽いわけではないが、厚さのわりに軽く感じる。

スピード練習と距離走をしてみたので、これまでの所感を残しておこうと思います。

結論

先に結論を書いておきましょう。
厚底カーボンシューズ特有のクッション性と反発があり、加えて接地時の安定感もある。
跳ねるような爆発的な反発ではないものの、自然とストライドが伸びて、前傾姿勢を維持すると楽にスピードを保てる。
長い距離をそこそこのスピードで淡々と重ねていく、ハーフやフルマラソンに向いてそう

これまで履いていたシューズ

これまでのレースシューズはターサージール
違和感の無いフィット感と程よい反発、軽さが気に入っている。
足の形としては幅狭・甲薄で、アディゼロなんかが合うらしい。
アディゼロ匠戦を履いたこともあるが、若干狭く感じるのと反発はターサージールが上なので今では練習用。
マラソンは他人より自分との勝負だから靴で記録伸びるのもなんだかなー感があったんだけど、周囲の仲間がヴェイパーフライやアルファフライでどんどん記録を上げていくのでそろそろ履いてみるかなーと手を出してみた。

なぜハイペリオンエリート2か

ヴェイパーフライはみんな履いてるから別のを探してみようかなーという天の邪鬼的な発想から。
それと、ヴェイパーフライは走り方を靴に合わせないといけないイメージがあって、可能ならそれを避けられればと思った。
ヴェイパーフライのふわふわ感に不安があったのもあるし、足を入れてみたアディオスプロ(アディダス)も横のグラグラ感がちょっと怖い。
ハイペリオンエリート2は下にも書いたが接地の安定感があったので、厚底入門としては良いかなと。
いくつかのレビューを見てみたところ、ヴェイパーフライのような爆発的な反発では無いが足の回転を助けて推進力を出す、クッションで疲労も軽減できる、長い距離向き、ヴェイパーフライよりも幅広い層にリーチできる、といった感じ。
もっとスピード出したくなったらそういうシューズを試そう、今季は(多分)フル走らないし、公認レースも無いからお試しで。
という感じ。

第一印象

足を入れてみた第一印象は、安定感があること。
ヴェイパーフライは何度か借りて走ってみたことがあるが、正しく接地して推進方向に向かわないと力が左右に逃げてしまう。
ハイペリオンエリート2は接地面が左右にやや大きくフラットなので、左右にブレずに進行方向に力を伝えやすい。
踵の形状も丸くなっているので踵接地でも扱いやすく、ヴェイパーフライなどより広い層が使えるというレビューもあったが、感触としては踵からローリングすると反発をもらうのが難しい気がした。

スピード練習

3km + 1kmのスピード練習やってみた。
準備運動のジョグは快調。楽に足が前に出る感じ。
スピード走をいざ。
うーん、普通?
別段遅くもなかったけど、速くもない、楽でもない。
そもそもスピードないんだから期待し過ぎか。
珍しく朝からスピード練習して動かなかったってのもあるかもだが。
でも帰りのジョグはゆっくりでも体感よりスピード出てる気がする。
「ヴェイパーフライはスピードの切り替えのときに反応が鈍い」という意見があるが、これのことかな?という感覚も得た。
シューズのフィット感悪くないが、やや踵が緩い感じ。
紐をしっかり締める。
幅狭・甲薄のせいか、靴紐が長い。。

距離走

スピード練習の翌日、19km走ってみた。
藤沢から戸塚を往復、アップダウンのある箱根駅伝のコース。
本来ならフラットなコースが試走には良いのだろうが、来週、奥多摩渓谷駅伝があるのでアップダウンでの感触の確認も兼ねて。
走り出して体が温まってくると、ストライドが広がって楽にスピードが保てる。
そして、下りはストライドが広がって楽にスピードが出て、クッションのためかダメージも少ない。
逆に登りはなんだか跳ねるような感じでリズムに乗れずなんとなく動きが悪く進まない感じ。
「箱根駅伝5区にヴェイパーフライは不向き」という意見を聞いたことがあるが、これのことかな?
ここはアジャストしていくことが必要そう。
クッションが効いて脚が疲労しにくい、という話もあるが、うーん、普通に疲れる。
でも、走り終わった後のダメージは、これまでより軽い、かも?

奥多摩渓谷駅伝のシューズ選択

さて、来週の奥多摩渓谷駅伝は4区で出走する。
6.6km、緩やかな下り基調だがアップダウンもあり、何気にテクニカルなコース。
下りを駆け下るにはハイペリオンエリート2だろうが、アップダウンやラストの切り替えへも考えると、冒険せずに安定のターサージールかな。
一応「爆発力はないけど安定感ある」がウリなのでね。

まとめ

楽にそこそこのスピードが保てる。短い距離のスピードレースより長い距離をそこそこのペースで押していくのに向いている。
しかしまだレースで使ってないから、来月ハーフマラソン走ってみてからだね。
上りをリズムよく登るのには少し練習が必要そう。
耐久性どうなんだろ。

サブ3〜サブ4くらいで、ヴェイパーフライが合わない人は試してみてもいいかも。


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