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書籍「天才を殺す凡人」=他人・自分自身とのコミュニケーションの教科書

ワンキャリア 最高戦略責任者の北野 唯我(きたの ゆいが)さんの「天才を殺す凡人」を読むことで、才能を理解することに繋がり、他人とのコミュニケーション、そして自分自身とのコミュニケーションがより良くなります。

この本を読む上で読み手が理解しておかなければいけないのは、本の中で登場する、「天才・秀才・凡人」の3つは、人それぞれの才能のタイプを分けるのではなく、ひとりの人の中にもそれらが混在している、ということ。

自身とのコミュニケーションという点では、多様性の中で生きていく、つまり自分は何者なのかを示していく必要があるなかで、自問自答する機会はこれからも続いていきます。そのなかで、3つの才能のタイプの特徴を理解することで、才能を潰し合うことなく、冷静に整理をすることができます。私自身も今後のキャリアを考える上で、本に登場するマップを参考にしました。


他人とのコミュニケーションでは、チームをまとめる役割の人であれば、メンバーの才能のタイプを理解すれば、適材適所で役割を任せられるし、本の中にも登場する「共感の神(=根回しおじさん)」を見つければ、チームはうまく機能します。共感性の高い凡人が、天才の身近にいることで、なかなか理解されない天才が、翻訳家がいることで、チーム内で輝くことができます。

私自身はメンバー側ですが、企画が通らないもどかしさから感情的になるところを、才能のタイプを理解することで、冷静になれた経験があります。コミュニケーションの断絶を予防・解消できるはずです。

タイトルが「天才を殺す凡人」と、怖そうな印象ですが、読んでみると、人に優しくなれる書籍です。

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