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今頃知った株のテクニカル指標RSI他

今年、ピークアウトしてから株を一生懸命やりだした情弱なんですが、今頃RSIなどのいわゆるオシレーター系指標について知りました。

いままでどうも、下がってきたから損切りするかと思って売ったとたんに上がることが多かったですが、見事に「売られ過ぎ」「そろそろ買い」のシグナルがでてたタイミングで売ってました(涙)

この界隈では一般常識なのでしょうが、私にとっては大発見だったので記念にカキコです。

1.RSIとは

(1)言葉の説明

RSI(相対力指数)は、オシレーター系のテクニカル指標の代表格で、人気ある指標の一つです。パラボリック・DMI・ピボットなど数多くのテクニカル指標を生み出したミスターテクニカル分析とも言えるJ.W.ワイルダー(米国)が考案し、現在の相場の相対的な強弱(又は過熱感)を表す指標です。特徴としてボックス相場が続いているときの的中率は高いものの、上下に強いトレンドが出ると、売買シグナルが出ていたとしても、トレンドの勢いが止まらずに、結局ダマシに終わることがあります。

マネックス証券初めてのテクニカル分析 ホーム>テクニカル指標>RSI

https://info.monex.co.jp/technical-analysis/indicators/005.html

(2)式の説明

式で書くと、表記の仕方は様々ですが、こんな感じ。

n日間の上昇幅の合計 ÷( n日間の下落幅の合計 + n日間の下落幅の合計 )

数式っぽく書くと、、、
・p_i = i日の終値
・d_i = p_i - p_i-1 xの差分
・Relu(x)  = x > 0 then x else 0 正なら場合そのまま、負はゼロ

RSI = Σ{i=1~n} Relu(d_i) / [ Relu(d_i) + Relu(-d_i) ]

「n」は一般的には 14 が採用されることが多い。


(3)使い方

一般には(↓)のように言われます。

  • 70%を超えると買われ過ぎ(これから下がるかも)

  • 30%を下回ると売られ過ぎ(これから上がるかも)

が、私の経験では70%、30%の閾値は過去の推移をみて銘柄毎に調整する必要があるかなと思ってます。
 また、RSI自体を点で見るのではなく、これ自体がチャートを形成するので、70%を超えてこれから下がりそうという感覚をつかむのが大事。
 そして、後述する他の類似指標や株価チャートそのもの形も併せてみることで精度が上がりそうです。

さて、実際の使い方ですが、こんな感じ(↓)の時に使えます。

  • 業績等の情報で売買を決めたとき、実際に入るタイミングを計る

  • ボックス相場で売買を繰り返す

注意としては、これは魔法のツールではないので、上昇トレンド・下降トレンドが続くときはこんな指標は無視して、トレンドがガンガン進みます。

あくまで、売買のタイミングを計るものであって、売買を判断するためのものではないというのがポイントですね。

(4)具体例

日本製鉄(5401)の直近6か月の日足です。上のブロックが株価、下のブロックがRSIの推移です。

全体的に、やや上昇トレンドはありますが、強い上下のボックスが形成されています。

買われ過ぎ(売り時)は大体70%ぐらいですが、70%に近付いたところで下がり始めたらピークだと判断できるかと思います。

売られ過ぎ(買い時)は大体40%になっていて、一般の30%より高いです。これは底値が上昇トレンドによって下がり切らずに、次の山に向かってるから。40%に近付いたところで上がり始めたらボトムだと判断できるかと思います。

上:株価、中:出来高、下:RIS

2.予想される反論、対する答え

今まで読んでいただいた方は「そんなにうまくいくわけない」「過去の上手くいったデータだけ見せられても信用ならない」と思ったんじゃないでしょうか。

まず、先述のとおり売買のタイミングを計るものであって、売買を判断するためのものではないので、このツールの外側で上手くいきそうな銘柄を見つけるのが大事。日本以外各国の利上げ、インフレ、円安、恐ろシア、この辺を捉えてマクロ的にどう考えるか等々。

次に、最初は投資家の心理を突くのが目的だったテクニカル指標も、みんながそれを見て売買するようになるとただの合図になっていそうです。そろそろ買おうと思ってた人が買う合図。投資家の心理が表れるのではなく、テクニカル指標をトリガーに投資家が動く、そして値が動くという状態になってるのかなと思ってます。

3.類似指標

(1)RCI

RCI(順位相関指数)は、過熱感を測り、現在の価格が割安か割高かを判断するときに使われる代表的なテクニカル指標の一つです。RCIは投資家の心理を数値化して、売買のタイミングをとるのに役立てようという考えから生まれたもので、日付と価格それぞれに順位をつけて両者にどれだけの相関関係があるのかに着目しています。
RCIは、RSI(相対力指数)と類似していて、価格が一定以上上昇すると割高、一定以上下落すると割安と判断します。計算期間をn日間としてRCIを算出する場合、n日間価格が上昇し続けると100%になり、逆に下落し続けると0%になります。
ポイント
n(パラメータ値)は“9”(日足)と設定する場合が多いです。
但し、価格の動きには銘柄ごとに独特な動きがあったりしますので、最適なパラメータ値を探って設定することが重要です。

マネックス証券初めてのテクニカル分析 ホーム>テクニカル指標>RCI
https://info.monex.co.jp/technical-analysis/indicators/017.html
・p_i = i日の終値
・r_i = 過去n日中、p_i日のランク
・cor(x, y) = xとyの相関係数(多分普通のピアソンの相関係数)

RCI = cor(r_1~n, 1~n) 

「n」は一般的には 9 が採用されることが多い。

(2)ストキャスティクス

ストキャスティクス(stochastics)は、RSI同様で相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する分析手法で、オシレータ系の指標として、個人投資家の間でも非常に人気があります。
「%K」と「%D」の2本のラインを利用した、ファーストストキャスティックスと、「Slow%K」と「Slow%D」の2本のラインを利用したスローストキャスティクスの2種類がありますが、ファーストストキャスティックスは、相場の動きに素早く反応するため、短期売買向きでダマシも多いのが欠点です。それを補う役割を果たすのがスローストキャスティクスで、一般的にはこちらを利用することが多いです。

マネックス証券初めてのテクニカル分析 ホーム>テクニカル指標>ストキャスティクス
https://info.monex.co.jp/technical-analysis/indicators/006.html
・p_i = i日の終値
・max{1~n}(x) = 過去n日の最大値
・min{1~n}(x) = 過去n日の最小値

%K = { max{1~n}(p_i)- p_0 } / { max{1~n}(p_i)-  min{1~n}(p_i) }
%D = %K の過去m日の平均

SlowK = %D
SlowD =%K の過去s日の平均

パラメータは↓が一般的の様子
n=5日、9日、14日
m=3日
s=3

(3)ウィリアムズ%R

ストキャスティクスとほぼ一緒。過去n日の最大値最小値を取るときに、終値ではなく、最高値/最安値をとる

他にもたくさんありますので興味のある方は調べてみてください。

以上


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