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BCPを考える②

こんばんは.今日も前回に引き続きBCPについて考えていこうと思います.

BCPをコストとみるか未来への投資と見るか

BCPを整備しようと思うと少なからずお金がかかります.

ビジネスマンなら当然どのくらいコストがかかりどれくらいの効果であったり,どれくらいの期間でPayできるか考えると思います.

ここで考えたいのは事業を成長させるような新規プロジェクトとBCPは同じように考えて良いのか?ということです.

そもそもBCPは既存のビジネスや企業の継続について策を練ることなので私の考えでは新規プロジェクトとは少し違う気がしています.

主に異なる点は以下の3点.

顧客:既存の顧客がいる
契約:既存の契約(何年間とかの契約がある場合)
マーケット:規模や成長率がおおよそ判明している

このように既存の顧客や契約の縛りがあるということ.つまり実績がある以上,突飛な価格変更などは実施しづらく,自由度はとても低くなるということです.

しかしBCPを整備するとコストがかかる.でもやらないと今後のビジネスに影響がでるというジレンマに陥るのです.

しかし,コストがかかってもを実施するBCPが顧客にValueとして認められたらどのような効果があるだろう?
・他社が行っていないValueが評価され価格転嫁できるかもしれない
→価格次第では一定期間でPayできるものもあるかもしれない
・シェア拡大のチャンス到来
・宣伝効果
考えれば業界によっても異なると思うが上記以外にも多くのことが考えられる.

うまく策を練れば自社のビジネスを継続する力を増強し,ビジネス拡大も狙うことができるのです.

BCPについてネットではBCPの意義・作成の仕方・考え方はよく載っているが意外とその先なにをすれば良いかというのは見たことがない.
多くの専門家や経営者はBCPを作成しないといけないとはわかっているもののコストがかかるよなぁと思い踏み切れないでいるのだと感じる.

もちろん全てが全て上記のように会社のプラスになるように戦略が練れるのであればよいが,Payできなくてもビジネス継続のためにやらないとダメなものにはお金をかけるしかないのである.

そういう面からBCPはコストとして捉えるのではなく明るい未来への投資と考えるべきなのである

今日の記事は以上.ありがとうございました.

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