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アイデンティティってなんぞや

皆さんはアイデンティティを持ってますか?

今回はアイデンティティについて考えていきます。

「アイデンティティとは何か?」

アイデンティティとは自己を確立する要素の事である。その要素が共通のものであるなら「共通点」異なるものなら「相違点」と言い表すことが出来る。国語等で扱われるアイデンティティの喪失とは自分とは何かと問うとき、要素(アイデンティティ)の集まりであるとして、その要素が無くなると言っている。(出典:ウィキペディア

だそうです。
これはつまり、「自分らしさ(自分が他の人と違う点)」ということです。


「アイデンティティは何故大切なのか?」

『アイデンティティは人との区別化』

人と比べて自分をよく見せることができます。例えば学校だと「人望」や「モテ度」、職場だったら上司からの「好感度」や「信頼度」などを得ることができます。

また、アイデンティティを明確に持つことで、自分の行動が一貫性を帯びるということでもあります。行動が一貫性を帯びていると信用されやすくなります。


「現代の若者はアイデンティティをどう扱っているか?」

「20歳になったら何をしますか?」ということを中、高校生に聞くと、大体こう答えられます。

「就職活動していると思います。」
これを聞いた時、正直言って驚きました。

ここ最近盛んになっている考え方があるのですが、「学校はブルーカラー(労働者)を育てる場所だ」というものです。

そもそも学校が生まれたのは産業革命時代のイギリスです。目的は、工場で働く従順な労働者を育てることです。そしてその延長線上にあるのが「会社」です。

「毎日同じ時間に朝早く登校し、何時間にも及ぶタスクをこなす。そして礼儀作法を重んじ、生徒同士でも上下関係を発生させる。」

ここでの「生徒」を「社員」に変えてみてください。そのまま「学校」が「会社」になりました。

これを日本国民みんな義務教育として従っていると考えてみてください。恐ろしいです。

と、いっても義務教育ですから従わないわけには…です。

結果的に「アイデンティティ」は学校教育で半ば強制的に損なわれている部分があります。

ただ僕は「教育としての学校」は嫌いですが、「コミュニティとしての学校」は認めています。学校が無かったら絶対に出会わない人と、かなり深い関係になることがあるからです。これについては今後の記事にまとめるつもりです。


「アイデンティティはどう守ればいいのか?」

ここからが本題です。こんなアイデンティティが損なわれやすい環境で、アイデンティティを持ったり、守ったりする方法を考えてみました。

最近「自身のコンテンツ化」という言葉をよく聞きます。そして自身のコンテンツ化をする為にはどうすればいいか、という問いに対して、こう答えています。

「たくさんタグを持て」と。

この言葉が意味するのは、タグ(自分らしさ)をたくさん持つことによって、自分の希少価値を上げるということです。

これは「アイデンティティをより強靭なものにする」ということです。

ここまでは僕の考えと一緒でした。

僕の考えと変わり始めたのは、「何でもいいからタグを持とう」という文言でした。

「果たしてそのタグに意味はあるのだろうか?」と考えました。

100分の1×100分の1×100分の1だったら1000000分の1になりますが、3分の1×3分の1×3分の1だったら27分の1にしかなりません。せいぜい1クラス分です。

そこで僕が「アイデンティティの効果範囲」と呼んでいることが頭に浮かびました。これは、そのアイデンティティの希少性を環境に任せる、ということです。

さっきの1000000分の1という確率は全国規模です。全国で戦っていく人ならばこれぐらいのアイデンティティが必要でしょう。27分の1はせいぜい1クラス分なので足りません。

しかし、クラスで目立つ程度なら27分の1で全然足ります。むしろ1000000分の1は凄さが伝わりにくくなるかもしれません。

そういうように考えると、希少性の低いタグも意味はあるのかもしれません。

これは普段から考えていることなのですが、タグは持とうとしてはダメです。自分の好きなことをやっていった結果、タグがいくつかある状態が好ましいです。

僕の言葉でいうと「自分(で持っているはず)のタグを見つけろ」ということです。

ちなみに僕の1番大きいアイデンティティはピアノというタグで150分の1というものです。


「アイデンティティはどのようにして探すのか?」

これには完璧な答えはありません。けれども、僕の実際やっている方法は、「毎日何か新しいことを始めてみる」です。

「ゲームでも人間関係でも何でもいい。しかし、ある程度までは進める。」というルールを自分に課して生活しています。

皆さんも自分のアイデンティティを見直してみてください。

#アイデンティティ #思想家 #THINKER #自身のコンテンツ化