見出し画像

個人的にライブで聴きたい3曲を選んでみた 〜渋谷すばる LIVE TOUR 2022 「二歳と1328日」開幕まであと11日〜

9月14日からいよいよ「渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日」が始まります!
私は9月21日・22日の名古屋、11月5日の大阪に行きます。1つのツアーで3公演も入るのは人生で初めての経験です。
今までして来なかったことをなぜ今回はしたのかと言うと、今年4月のbabu会 Vol.1の横浜1日目に現地で参加して、その翌日に2日目のオンライン配信を自宅で観た時に、余りのギャップにショックを受けたからです。

もちろんオンラインならではの良さもあるのですが、横浜1日目に生のライブを聴いた時の、熱量がどんどんこちらに飛んできて、音の渦に巻き込まれるような感覚。時に鋭く、時に柔らかく、心に直に響く歌声。
それらがオンラインではどこか遠く、薄くなっているような気がしてしまったのです。生のライブに参加した翌日にオンラインを観てしまったので、それが如実に感じられたのだと思います。
前々からライブはオンラインよりも生の方が絶対にいいことも、すばるくんの生歌が相当すごいのも分かっていたけど、これは決定的な経験をしてしまった…。
「やっぱりすばるくんのライブは生じゃなきゃアカン!」と強く思った折にツアーが発表され、気づいたら仕事を動かせないところ以外は全部応募していました。最終日に行けないのがなんとも歯痒いです…!

そんなわけで、今回のツアーで何の曲が歌われるのか、ワクワクを抑えきれない近頃です。
スマホに入っている今までのアルバムのデータを見ながら、セットリストを妄想してニヤニヤする時間の楽しいこと。そんな中で、「この曲入ってたらいいなー」なんて思った曲をいくつか挙げてみます。
今回は「個人的に」というタイトル通り、まだライブで披露していない曲やライブの定番になっていないものから選びました。

1. ベルトコンベアー / アルバム「二歳」より

2019年10月に発売された1stアルバム「二歳」。「渋谷すばるらしさ」が詰め込まれたアルバムの中で異彩を放っているのがこの曲です。どこか不可思議で怪しげなリフを(多分)ギターが弾き始め、他の楽器も絡んでいって同じリフが繰り返されていく……そんなイントロが、なんだか得体の知れない世界に連れてってくれるようでワクワクします。
元々ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「Re:Re:」やビートルズの「Day Tripper」などリフの繰り返しで始まる曲が好きな私には大好物です。

しかもこの曲、すごく音域が広いんですよね。「別の道 弾かれた」のところは珍しく低音なのに、そのあと「心奪われた」でいきなり高音に行くので、その唐突さというか予想のつかない展開にドキッとします。しかも、そのあとサビで転調してもっと高い音域に行きます。この短い間に、この曲の最低音から最高音までを行き来するのが何ともスリリングで好きです。

声色の変化も激的です。低音のところは深く暗い地を這うような響き、高音のところは強く真っ直ぐな光線みたいな輝きのある響き。こうして音域によって声質が大きく変化するのがすばるくんの歌声の魅力の一つだと思っているので、それが味わえるこの曲が発売当初からすごくお気に入りです。
しかしこの曲、2020年の「二歳」ツアー以来、どこでも披露されてません…。ツインギターが必須な感じがするので、歌やブルースハープが主体になっている今ではなかなか組み込みにくいのかなと思ったり。
すばるくんがこの曲のことを忘れていないことを祈ります(笑)
いや、それはないか。ないよね…?

2. TRAINとRAIN / アルバム「二歳」より

電車の音と雨音が混じり合ったSEから始まり、アコースティックギターのどこか切ないような優しいメロディ。それに乗せて「ちょっとクセのある」「僕」が生まれて、「どこまでも真っ直ぐな線」を進み続け、「自分自身が引いたレール」を走ろうと強く決心する、ひとつの物語のような歌詞が語られます。
あくまで音楽ですから、聴く人によって解釈は変わるので「ここはこういうことだ!」と正解を決めなくていいと思うのですが、終盤の「楽しかった 初めの線へ 歌い続けるよ ありがとう」のところで、私には関ジャニ∞への感謝の気持ちを歌っているように感じられてなりません。音源を聴くとそこでちょっと涙声っぽくなっていて、初めて聴いた時めちゃくちゃ泣いたし、たまに聴いても泣けます。(他の曲でもよく泣いてる)
こうして色々な解釈が出来る歌詞っていいですよね。「あれ? これもしかして…」と自分なりの解釈が見つかるとどんどんその曲の旨味が増してきます。
the pillowsの「ストレンジ・カメレオン」でも自分のことを「出来損ないのカメレオン」に例えているフレーズが出てくるのですが、私の心のバイブルと言っても過言でないくらいずっと聴き続けている曲です。

(いつ見てもPVが初見殺しというか…なんともいえん……笑)

だからTRAINとRAINを聴いた時、「なんで私がこういうの好きって分かったん?!」と勝手に思いました。タイトルがブルーハーツの曲のパロディみたいになってるのもいいですね。
あまりにこの曲が好きで、コロナ禍になりたてでめちゃくちゃ暇になってしまった時に、耳コピして楽譜におこしてピアノで弾いていました。これも「二歳」以来歌われていないので、そろそろ聴きたいなと思ってます。


3. Sing / アルバム「NEED」より

アルバム「NEED」の締め括りの曲です。
発売直後に別のアカウントで書いていたレビューが出てきたので、初めて聴いたときの感動をそのままに引用しておきます。

なんという希望に満ちた音楽だろう。1曲目(Sing - a cappella -)のフラグがここで壮大に回収されるのだが、同じ曲と思えないほどの雰囲気の違いに驚かされるばかり。
ライブが次々と中止に追い込まれ、音楽が、歌が「不要不急」のものだと言われ続けたことに対して訴えかけているような「必要だ」という言葉。音楽への限りない愛情を力強く歌う。
どこまでも真っ直ぐに飾らない表現は”二歳”の「ぼくのうた」を彷彿とさせるようである。前作と違うところを敢えてあげるならば、彼の意識がどちらかというと自分の内側に向いていたところから、今回は外側の聴衆に寄り添って表現しているところだろうか。
曲の最後、何度も何度も繰り返されるコーラスをバックに、歌うように叫ぶ声が、曲がフェードアウトした後もずっと胸に残る。
「今こそ、今こそ、歌が、必要だ!!!!」

我が文章ながら熱すぎてちょっと笑いました。誰やねんお前。ロッキンの「音楽文」に投稿したやつなのでちょっとジャーナリスト気取りですみません。
でもそれくらい感動したのだと思います。本当にいい曲だから仕方ない。音楽を愛する気持ちが真っ直ぐに現れている、最高に気持ちの良い曲です。いつ聴いても勇気づけられます。
もしかして最後のフレーズをみんなで合唱できるようになるまでは披露するつもりはないかもしれませんが、いつか絶対生で聴きたいです。もし観客が歌っても良しとされる世の中になったとしても、結局泣いて歌えなくなってる自分が想像できます。


あれ、5曲くらいにするつもりだったのに、思ったより長くなってしまった…。長文すぎるのもアレなので今回は苦渋の決断で3曲に抑えておきます。どの曲も、今のすばるくんが表現したらCD音源や「二歳」のツアーより進化したものになるんだろうなと思います。3rdアルバムの「2021」にはまだ未披露の曲が6曲もあるし、それも楽しみですね。

↑チケットは各プレイガイドにて一般発売中です。

前回、前々回と、読む人なんて全くいないだろうなーというマインドで書いたのですが、思ったよりも読んでもらえた上、感想までいただけたりして、本当に嬉しいです。
こんな感じでダラダラ語ってるnoteで良ければ、今後もお付き合いください。ツアーまでにライブの定番曲もおさえておきたいなと思ってます。
ではまた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?