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[ふと、てくてく歩く、#川口市立グリーンセンター散歩]

初めて訪れる、梅雨時の雨の川口市立グリーンセンター
何も調べず歩いてみたら、
偶然の出会いや発見ががいっぱいの、
ちょっといい散歩になりました。
距離2km、歩数3000歩 約2時間

忙しい日常の中で思いがけず空いたほんの少しの時間。気軽に曲がったことのない路地を行くように、歩いてみようと思います。

雨の日の植物園

やはりこの後雨の予報が出ていて雲行きも悪いせいか
正門横の第一駐車場さえも余裕で空いてました。駐車場は無料。
ありがたいです。
正門横にお手洗いがあって。
入ってから困らないのは嬉しい。
正門の自販機で大人三百円のチケットを買って入場します。


入場すると目の前に広がる芝生の広場、右も左も先が見えないほど広い。
さてどっちに行こう?と思っていると、
帰ろうとするご年配の女性が向こうから歩いてきた。
「こんにちは、今日は何が綺麗でしたか?」と尋ねると。
「滝の先に紫陽花が咲いていて綺麗でしたよ」と教えていただく。
そして、「あそこの鳥のいた場所はもうないのかしら?」と尋ねられた。
「私今日が初めてなので。」と答えると少しえっとゆう顔をされる。
御近所さんと思われたのかな?
そこで話していた場所の目の前に大きな園内マップがあることに気がついた。

「あら令和4年3月閉園なんですね」「あら残念」なんてちょっと盛り下がり気味の言葉を交わしたけど、笑顔で別れの挨拶をした。
そして、滝の側の紫陽花を目指してみることに。
人もまばらな公園はとても静か。
曇りや雨の日は明かりが柔らかで、雨水のかかった葉は緑の色が美しいくて、いい。

紫陽花は雨の日がいい。

謎の建物

紫陽花の道の向こうは坂になっている。
植物園だから当然なのかもしれないけど、丘の木々が多彩だ。
様々な種類の木々が重なっている。
その木々を避けるように坂を登っていくと
孔雀を模した青い古い門が目に入った。
絵本に出てきそうな塔のある建物だ。

もっと見たくて裏に回ると
広く明るい洋式の庭があり、庭に面したテラスがある。
アーチ窓に鋳物の装飾が珍しい。川口は鋳物の町だから?
同じデザインで統一された手すりのテラス。
つたが青々として最近は窓を開けてないのがわかる。
きっと以前はいろいろ賑やかな催しがされていたのかな?。
ここはこれからどうなるのだろう?

金属製のベランダ

茶室の扉

茶室

花咲く丘

茶室の庭づたいに木々を抜けると
見晴らしのいい丘の上に出た。
丘には様々な花が順々に咲いている。

ハナミズキの古木

ワシントンに送った桜のお礼で送られた樹齢100年のハナミズキを見たことがあるけど、その木とあまり変わらない。樹木が日本に渡ってきた時のことも気になるな。


盆栽

右と左は同じ盆栽


牧野万太郎先生

ドラマでも気になっていた植物図。
一つの植物の様々な状態、部分が紙面全体に精密に描かれてる。
この絵は一つの個体を描いているわけではないのだから
どこにも同じ植物はないのだけど同じ種の植物を表現してる。
そこがおもしろい。

緑の相談所(園芸相談)

園芸販売所かと思われる建物に入ると、受付のようなところに相談員の文字机の向こうには、真面目そうな男性が座っている。
「どんな相談ができますか?」と尋ねると
力強い言葉で「何でもいいです。」との返事。
すごい!植物の知識を持った相談員が常駐してるのだ。
これはとっても珍しい、幸運に感じて、
最近葉が黄色くなってきて調子の悪いラフィスについて、
今の対策が間違ってないか質問させていただいた。
親身に話を聞いてくださって、おおむね良い傾向だということだった。
気になっていたことが一つ解消された。
とっさのことで、もっと上手く育てたり、どうしても駆除しなければいけない草木があるけれどそれはまたの機会かな。

出口近くの事務所で、閉館になったガラス張り大温室やバードセンターの今後を訪ねてみたところ、老朽化と再整備のため、立て直しになるとのこと。ただし再開の時期は未定。
温室の中の植物は一度どこかに移動させるのだろうか?大変な作業だ。
再開した時はどうんなになるのだろう。

川口グリーンセンター散歩の道順


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