占領地パレスチナ

Have you traveled occupied Palestine?

占領地パレスチナ?エリアCのこと? エルサレムもにも行ったしヘブロンもナブルスにも行ったけど.
Occupied Palestine  イスラエルのことよ。

滞在しているベツレヘムのデヘイシェ難民キャンプに住む18歳の女の子との会話だ。

Occupied Golan Heights がいつの間にかIsraelになってしまうのかな?
ちょうどアメリカのトランプ大統領がゴラン高原の主権をイスラエルと認める署名をしたばかりだった。
そんなのやだな、と思っていたところだった。

ゴラン高原のマジダルシャムスに行ったことがあるよ。
シリアね!
ドゥルーズの人のところに泊まってて、言ってた。We lost our identity 忘れられないよ。
占領地はたくさんあるのよ。わたしの出身はここデヘイシェ難民キャンプよ。でもね、故郷はエルサレムに近い農村なのよ。行ったことはないけど。
難民キャンプだから、避難してきた人たちでなされている村なのだ。
エルサレムの入り口のリフタ村に行ったことあるよ。今は誰も住んでないけど。
わたしたちの村も今は誰も住んでないらしいの、でも行けないんだけど。

帰還権が認められていない。
自由に行き来できる権利。当たり前すぎてこの地に来るまで思ってもみなかった権利だった。

難民キャンプが70年も続けばいろんな弊害が出てくる。
ここは電気も水もある。でも誰も支払いはしてない。
昔昔にアラファトさんが難民キャンプの電気代を払ったことがあるらしいけど、個人では誰ももしかしたら数人くらいは支払いをする奇特な人がいるかもしれないけど、ほとんどの人が支払いをしてない。電気水道が無料だから新たに難民キャンプに越してくるニューカマーがいる。それは賃貸で。
家主は家賃収入を得る。

ここに住んでいる人は幸せじゃない。
他の国に行けば幸せになれると思っている人も多い。でも実際行ってみるとそうでもない。

足るを知るなんてここでは言えない。わたしはこの経験(難民生活)をしたことがない。ここの人はここの普通の生活をしている。何が普通かなんてわからない。ただ生きているということ。
ここにこの環境に合わせるしかない。友人はadaptという言葉を使っていた。

ある40代女性の話

ここで生まれて18歳のときに第一次インティファーダーがあって、男子も女子も一緒になって石を投げてて、それで知り合った人と20歳のときに結婚したの。彼はいい人よ。すごくいい人。何をするにしてもわたしの意見も聞いてくれる。
でもここしか知らないのよ。信じられる?
あなたはラッキーよ。色んな体験ができて。
結婚も子供も幸せよ。でもそれだけじゃないのよ。だからあなたはラッキーよ。
もし子供が欲しい、子育てしたいって思っても養子ってのもありでしょ?
今年の夏、長女が婚約するんだけどすぐに結婚はさせないわ。学校卒業して空白の経験をさせてあげたいの。
次女は留学するでしょ。それはすごく心配。彼女の将来には欠かせないってわかってるけどね、だから反対もしない。でも心配。いい人も悪い人もいるのが世の常だから。

まだ薄暗い朝6時頃、銃声とボンという音がした。

17歳の少年がイスラエル兵に撃たれ死んだ。

今日の昼過ぎ近くで銃声が聞こえた。そしてまたボンという音があった。近くでイスラエル兵との衝突があったのだろう。わたしは現地にいる。そばで起きている現実、自分のいる場所なのに自分ごとと思えている気もしない。寄り添いたいけど、寄り添えていない気もする。あまりにもかけ離れた世界を生きてきたせいもある。もやもやしていた。

たぶん何もないと思うけど、これから彼のお葬式で病院から遺体が戻って来る。何もないと思うけど万が一(イスラエルの襲撃)があったらいけないから明日エルサレムに向かうのを今日にした方がいいかも。

そう言われて歩いてバス停に向かうことにした。途中、遺体とすれ違う。

彼が撃たれた理由?そんなのないよ。パレスチナ人ってだからさ。いつだってそうさ。理由なしに撃たれてしまう。

たくさんの人が弔い歩いている。わたしは逆に向かって歩いている。

よそ者だからこそできること、それって何だろう。


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Azusa Suga

聖地パレスチナ 一人散歩

聖地パレスチナ一人歩き。非日常にあふれた旅の記録
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