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世界のつながりをアラックから感じる

アラックと名の付くお酒は多くの土地で見かけます。アラックからの派生語を含めるともしかしたら世界中になるのかもしれません。

何しろアルコールの語源とも言われていますから!

アラックを輸入してると言うと、

飲んだことあるよ。スリランカのお酒でしょ?

とか

ああ、バリで飲んだよ!

とか言われます。でも違うんです。実はアラックって名前が広くて深いのです!

現在進行形のパレスチナアラックを日本に輸入するプロジェクトのリターンであり商品のアラックはぶどうとアニスを蒸留したものです。


他の地方では原料がナツメヤシ、さとうきび、ヤシの実、米など多種多様です。名前はみんなアラック。

派生語ではアラック▶︎ラク(トルコ)、アラック▶︎アルヒ(モンゴル)中国では「阿剌吉酒」アラックを漢字表記したものだってある。日本には長崎の出島に阿剌吉、阿剌基(あらき)という名で入っている。

西へ東へ広がったアラック、それは何と共にもたらされたのか?

イスラム教拡大の波に乗ってアラックが世界に広まった!

イスラム教は禁酒の文化にもかかわらず広まる蒸留の技術。酒の力は如何に!
伝言ゲームのようにその味や名前は少しずつ代わりその土地土地の特色や風土にあったものが定着していった模様。

本当に便利な時代です。デジタルアーカイブに古い文献がありました。
1330年飲膳太医・忽思慧が著した料理書『飲膳正要』にもその名前「阿剌吉酒」を発見!表紙を含めて25ページ目!

該当ページ↓

雄大な歴史に、土地に、文化に飲んで感じるアラックです。


アラブのお酒パレスチナのアラックを輸入するプロジェクトをクラウドファンディングでしています。応援お願いします!




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