拝啓、千原ジュニアさま。

テレビでのご活躍拝見しております。こんなことわざわざ手紙に書かずにテレビなんだから、と思っていればいいものでしょうけれど現地パレスチナで見ず知らずの人たちから可愛がられる身としては色々と慮りこうして書いております。
これはクレームではなく、一種のファンレターになると自認しております。

わたしはパレスチナの魅力の虜となり年に２回くらい通うパレスチナ好き旅人の一人です。通算８回、１年くらいの期間滞在したことになるでしょうか。

先日、『こんなところに日本人』という番組を見ました。イスラエルに行ってられました。わたしもよく行く大好きなエルサレムにも行かれましたね。
ジュニアさんが地図を持って道行く人に話しかけていた場所、ダマスカスゲートです。わたしはあの場所に立つと帰って来た！という気持ちになります。郷愁と昂揚入り混じる複雑な気持ちなる場所です。

番組を拝見したところエルサレム特に東側にはあまりいい印象をお持ちになれなかった模様。ぜひ、東側の美味しいお店面白い人をご紹介したい、愛溢れる東エルサレムを体験してもらいたいです。

ダマスカスゲートの前の横断歩道のところでも声をかけ冷たくされていましたね。そのすぐそばにフムス屋さんがあります。そこはシリアから伝わった伝統的なレシピで調理している老舗です。濃いタヒーニの味とたっぷりかけられたオリーブオイルにパレスチナの自然が感じられると思います。一度お試し頂きたいです！でも気をつけて！隣の席のおじさんやらおにいさんやらとお喋るすると食べきれないくらいフムスにフール、ファラフェルとあれもこれもと勧められる可能性が高いです。お腹注意です。

ダマスカスゲートから城壁にそって坂を下り、ヘロデゲートに行ってください。そこから少し歩くとコーヒーショップがあります。男性ばかりのお店ですがカルダモンの効いたアラブコーヒーが楽しめます。ここでぜひ水を飲んで欲しいのです。エルサレムには地下水が湧いているのです。ペットボトルのミネラルウォーターよりもクリーンで美味しいのです！きっとジュニアさんのお腹にも優しいと思います。

もう少し下りライオンゲートの方に向かってください。そこから見上げると金ぴかの玉ねぎ頭が見えるはずです。マグダラのマリア教会です。その麓にオリーブの樹のある庭園があります。万国民の教会横のゲッセマネガーデン。ここのガーデナーの禿げたおじさんはココ名物おやじです。気さくでおしゃべり好きでバラエティ番組向けと思います。ただ、調子に乗ると下ネタも連発してくるので、ゴールデンタイムでは放送厳しく聖地が性地になりかねないのでそこはジュニアさんの腕でクオリティの高い笑いに昇華してもらえたら家族の茶の間に笑顔が運ばれること間違い無しです。ガーデナーと気が合えばエルサレムの夜のお楽しみを聞くことができます。それは内容が内容なので深夜枠でどうぞ。

差し出がましい好きの押し付けではありますが、エルサレムの、パレスチナの魅力の一部を乱文ではありますが書き綴りました。

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届かない手紙を書いてみた。千原ジュニアさん、パレスチナにも行ってみてくださいね。東エルサレムはもうパレスチナ ですけどね。
千原ジュニアさんとパレスチナでアラックを酌み交わしたいです。