アラブコーヒーってわかります？トルココーヒーの方がわかりいいかもしれませんね。

日本でよく飲まれるコーヒーはドリップコーヒーとかフレンチプレスとかエスプレッソとかそれにミルク入る系とかそういった感じですよね。これらの共通点って、コーヒー豆と淹れたコーヒーが分離されていることだと思うんです。当たり前って思いました？

アラブコーヒーは専用の小鍋、イブリークとかそういう言い方をしますけど、きめ細かく挽いた豆、それは小麦粉とかのレベルの細かさでサラサラのコーヒー豆にカルダモンをブレンドしてそのイブリークって鍋に淹れてお湯で煮出すものなんです。そのあとは茶漉しで漉したりしませんよ。カルダモンはスパイスの女王って言われるだけあって耳の中がわさわさするような高揚感がそれだけであるんです。

煮出す時もぶくぶく何度もさせてクリーミーな泡を大切にしてカップに注ぎます。

何度かこういう経験があったんです。

パレスチナ人の友達と近所の友人を訪ねた時のこと。家に入ると定型な挨拶とハグとキスをしてコーヒーが出されて、それは美味しくてウェルカムな感じでお菓子とかフルーツとかいっぱい出てきて、話も弾んで、私はアラビア語になると２０％くらいしか理解できないけど、たまに英語でさくっと通訳してくれてりしてもっとアラビア語やんないとな・・・とか思いつつもジュースが出てきたりとか色々しながら数時間後経過。

もう１回アラブコーヒーが出てくると、みんなあんなにゆっくりしてたのにサクッと飲んで、

さあ、帰るわよ！って

１回じゃなく数回。１０回は経験してないけど。

それで思ったんです。あとから出てくるアラブコーヒーは京都のぶぶ漬け的な感じ？？

でもわたし、ぶぶ漬けって食べたことないんです。正確に言うとぶぶ漬けどうですか？って言われたことがないんです。ぶぶ漬けどうですか？って言われても食べちゃいけないんですね。お茶漬けが大好きなわたしは言われたら、はい！イタダキマス！！って食べちゃいそうですけど。

どうなんでしょうね？アラブコーヒーとぶぶ漬けの立ち位置って。