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パレスチナでイベントやってみたらアクシデントだらけだった

福岡時間とか沖縄時間とか聞いたことないですか?割りかし時間にキチッとしている日本だけど、南に行けば若干ルーズというか。
アラブ時間なんてのもありますよ。

なんとかやりきったイベント!

総勢22名の参加、満員御礼ですよ!

イベントページには日本人のある方から、寿司屋で働いたこともない素人でしょ?って書かれたりして、ちょっと傷ついた数分間もあったけど子供の時からお料理してきたし、安いくて美味しいものも、高くて美味しいものもかなり食べ歩いてきたし、とか自分への励ましを心の中で唱えたが・・・
とはいえ日本でもパレスチナではもちろん無名の私、不安がないわけがない。

結果

まさかこんなにたくさんの人、そして満員御礼になるなんて!追加のイベント依頼も!(今回は時間がないので次の渡航時はもっとスケジュールを詰めてやることになりそう!)

そして今回、実は様々なドラブルに見舞われた。パレスチナだからなのか。たまたまなのか。インシャアッラー神様がnoteのためにネタをくれたのか・・・

イベント前日、プレクックをラマッラーですることになった。わたしはエルサレム在でその間には分離壁がある。
プレクックはまあいいとして、帰りチェックポイント(検問所)渋滞で最終バスに乗り遅れた。タクシーはかなり高いから、白タクを捕まえるが途中で面倒なことを言ってきたので途中下車する。幸い?普段はほぼ使わないトラムにギリギリ乗る。これはトラブルというほどではないけど。思ったよりお金かかったな・・くらいなこと。わたしにとっては痛いけど。

翌・イベント当日

時間に余裕を持ってラマッラーに集合した。イベント開始は18時半。わたしは13時にはラマッラーにいた。会場まで1時間見れば余裕だが念のため15時には出発しようと話していた。
プレクックと材料、手順の最終確認。そして、ラマッラーからエルサレム、そしてベツレヘムに向かう途中に箸を買おうということになった。もちろん見つからない。パレスチナで1番大きな輸入会社に聞いても 無い。
日本ならその辺のコンビニ立ち寄って、下手したらタダでくれたりも、ありえる。
今回の相棒、イザは走って走って10軒以上キッチン用品店に行った。しかし無い。数日前まで若干寒かったパレスチナもこの日は天候に恵まれ青空が広がり、気温もぐんと上がっていた。汗だくで走るイザ、車で並走するわたし。

結局、お箸は見つからなかった。

おかげで出発は予定より遅れて15時半を過ぎていた。ドライバーのハムザにできるだけ飛ばして!とお願いするもやはりチェックポイント。カランディアは近いけど混むので距離は遠くなるけど別のチェックポイントの方が結果早いかもしれないと移動してみる。
ハムザのプロフェッショナルなドライビングテクニックにより、16時40分に会場に到着する。そして車のトランクを開けるとプレクックした味噌汁が全部溢れていた。

オーマイガー!

会場のカフェは通常営業をしているので、カフェのとなりの事務所のキッチンを借りる約束をしてた。到着すると、電気がつかない。

通電してなかった。

さあ、どうする??
仕方ない、ルーフトップ??
こうなったら、

オープンキッチン!ショーのようにお料理しよう!着物でね!

わたしは着物姿でルーフトップに簡易的なキッチンを作った。小さな丸いカフェテーブルをできるだけ有効に使えるように工夫し、そしてあるはずの巻き簀がない。メインは巻き寿司なのに。巻き簀はあるともちろん便利、だけどないからと言って巻けないはずはない。何がある?プレクックした人参の煮たのを入れたタッパーを二重に包んだラップがある!内側部分を海苔の大きさより少し大きめに切って使おう。
じゃあ、味噌汁はどうする?最初から作り直す?いや、それは無理。時間が足りない。

奇跡的に少しだけ残っていた味噌があった。出汁を今から取るのは無理だけど、マクロビ的な方法で野菜の出汁をうまく取ればいいじゃない!そう、わたしはマクロビの教室に通い数年間は完全にマクロビな生活をしていた経験がある。経験って大事!いつ何時役に立つか!!

We did!! We done!!

わたしたちは叫んだ!すでに開始時間18時半を過ぎ、18時45分ころを示していた。人が少しずつ集まってきていた。

アラブ時間で良かったと思った瞬間だった。

なんとか形になり、着物姿も功を奏しイベントの華やかさが演出できた。天気が良かったのでイザは走り汗だくになったけど、この天気の良さのおかげでルーフトップも使えた。パレスチナはある意味、インターナショナル。イベント参加者は国際機関の職員や各国の外交官もいた。彼らはオンタイムだった。ルーフトップでのショー的なお料理だったのでお待ちいただく間もただ待つだけでなくて見て質問してもらって時に写真を撮ったり飽きることなく時間を過ごすことができたみたい。

アクシデントから発生する副産物もたくさんあった、パレスチナイベントでした。次回は・・・・いつだろう。わたしの渡航費が溜まったら。次はエルサレム、ラマッラー、ジェリコ(夏は無理!暑すぎる!)そして、ベツレヘムアゲイン!!

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