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映像編集におけるヘッドフォン選びのポイント

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動画にとって音は映像を超えると言ってもいいくらい大切な要素です。
ということで当然ながら映像編集を行う際、正確な音の再生は非常に重要です。
映像編集者は一般的には音質の良い「スピーカー」か「ヘッドフォン」で作業をします。
音質の良いスピーカーやヘッドフォンは、編集者が細部にわたる音の調整やミキシングを行う際に欠かせないツールです。

今回は、映像編集におけるヘッドフォンの選び方についてご紹介します。
ヘッドフォンの音質や快適性に注目しながら、効果的な選択を行いましょう。


よく使われているヘッドフォン

まずは手ごろな値段で映像製作の現場でよく見かけるヘッドフォンを紹介します。

昔からよく見るSONYのシリーズで黒と赤のやつです。
MAスタジオや制作会社でよく見かけます。

オーディオテクニカ製で個人のレコーディングスタジオなどで見かけることが多いです。

テレビ業界でずーーっと一般的だったマイクがゼンハイザーのMKH416です。それに合わせてヘッドフォンもゼンハイザーと言うこだわりの音声さんがつけていることがありました。

この3つが現場でよく見かけるやつです。
ようやく本題!

映像製作で大切なヘッドフォンの要素

1.音質の重要性

映像編集では、編集者が正確な音の再生を必要とする場面が多々あります。
良い音質のスピーカーやヘッドフォンを使用することで、細部にわたる音の調整やミキシングをより精密に行うことができます。
特にヘッドフォンの音質は、微細なノイズやエフェクトの発見に役立ちます。
音質の悪い環境で作業を行っていると、良い音質のところで再生された際に【聞こえなかったノイズ】が聞こえてくることがあります。
ヘッドフォンのクリアな再生能力は、編集作業の品質向上に不可欠です。

2.音質は最終出力される場所による

一方で、映像編集においては最終的に各種スピーカーで再生される音質が最も重要です。
最終出力が巨大スピーカーなのかテレビの小さいスピーカーなのかによって聞こえ方は全く違ってきます
したがって、ヘッドフォンの音質はある一定以上のレベルを満たしていれば十分です。
映像編集では必要以上に高価なヘッドフォンを選ぶ必要はありません。
代わりに、一般的な市販品で十分な音質を持つものを選びましょう。

3.長時間の作業における快適性

映像編集は時間を要する作業です。
そのため、長時間使用しても疲れにくいヘッドフォンを選ぶことが重要です。
ヘッドフォンが頭にしっかりとフィットし、耳への圧迫感が少ないものを選びましょう。
ヘッドバンドやクッション性のあるイヤーパッドが快適さを向上させます。長時間の集中作業において、快適なヘッドフォンは編集の品質を向上させる要素となります。

4.音の密閉性と集中力

映像編集の作業中は、周囲の騒音や外部の音が作業の妨げになることがあります。
集中して音を聞くためには、ヘッドフォンが音を密閉してくれることも重要です。
イヤーパッドが耳をしっかりと覆い、外部の音を遮断するようなヘッドフォンを選ぶことで、作業環境を静かに保つことができます。
また、音の密閉性は音の漏れを抑える効果もあり、周囲への迷惑を防ぐことができます。

5.ワイヤレスオプションの検討

映像編集作業では、パソコンや機材周辺を移動することもあります。
また、ヘッドフォンから垂れるケーブルに集中力を妨げられやすい方もいます。
そういった方は、ワイヤレスヘッドフォンの使用を検討する価値があります。
ワイヤレスの利点は、作業スペースの自由度が高まり、ケーブルによる制約から解放されることです。
しかし、遅延や音質の低下が心配な場合は、信頼性の高いワイヤレスモデルを選ぶことが重要です。
1フレーム以下の遅延も気になる方は有線が間違いないかと思いますので、自分の優先順位によって検討すると良いでしょう。

まとめ

映像編集におけるヘッドフォンの選び方は、一定以上を超える音質の追求よりも快適性やフィット感、音の密閉性が重要です。
作業中の集中力や長時間の使用に耐えるモデルを選びましょう。
また、ヘッドフォンはノイズの発見や除去にも重要な役割を果たします。
音質は最終的な出力スピーカーに依存するため、ある程度のレベルを満たせば十分です。
映像編集の効率と品質向上のために、快適で適切なヘッドフォンを選ぶことをおすすめします


筆者:哉司
1998年から3DCGをはじめ、ゲーム会社インターンを経て映像制作会社でTV番組、MV、CMなどを学ぶ。
2004年にフリーの映像ディレクター、グラフィッカーとなる。
街頭ビジョン、TV番組、自主映画、カメラマン、俳優、Youtubeなどで活動している。

監督出演作「殺し屋ジャスティスレッド」

運営Youtubeチャンネル「自主映画応援チャンネル」


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