油断してた( ̄▽ ̄;)

ある日の夕方。
ちょっと悩むことがありタロットカードをシャッフルしていると。

「俺もカード引きたい!」

とカードリーディングに1ミリも興味のない息子(19歳)が突然言い出した。

「別にいいけど。何が聞きたいの?」
「ない! けど引いてみたい!」
「何か質問しないと。ただ引くだけなら出たカードには何の意味もないし、それリーディングしてって言われても私にはできないよ。それでいいならどうぞ」

息子はカードに手を伸ばしながら
「じゃあ俺は何したらいい!? ざ はるみと って何?」

「質問言い終わる前にカードオープンするなよ(苦笑) しかもはるみとって何だよ、見せてみ……、あ、The Hermitね。ハーミット。隠者。で逆位置ね」
「隠者って何」
「あꕀ……、息子も知ってる言葉で言うと仙人かな。仙人のじーちゃん」
「仙人! 俺すげぇ🤣」
「や、別にすごかない(笑) あれだ、あんた先のこと何も考えてないからいい加減真面目に考えて生きてけやってお叱りだよ」

「なんだよ、お叱りかよ‪w‪w‪w‪w‪w‪ もう1枚ひく!」
「はいはい(シャッフル中) ほれ、どうぞ」
「なら、俺はどうしたらいいですか!? justice、正義! やっぱり俺すげぇ🤣」
「別に凄くないって(笑) 色々バランス取れってことよ。普段からお金かかることばっかやりたがるのにバイトしたくないとか矛盾したことばっか言ってるからいい加減それやめろってことよ」

「もっかい引く! はい、(シャッフル)やって!」
「(だる……)はいよ、どうぞ」
「そのために何したらいいですか!? ざ えむぺ……?」
「見せてみ。The Emperorな、エンペラー。皇帝、王様だよ」
「王様とか俺すごすぎ!」
「息子が王様になれますってことじゃないからな? 仕事しろってことだよ。バイト頑張れよ」
「何で王様で仕事頑張れなん!? 知らんの? 王様って皆からお金貰える立場なんよ?」
「息子こそ知らんのか? 普通の王様は皆のために国を治めてるの。この国を治めるってのが王様の仕事。王様っていう身分じゃなくて仕事なの。何もせずにお金貰える人のことじゃないの」
「ふうん? いやあ、でもさあ仙人、正義、王様とかすげぇじゃん!?」
「別に……、普通です」

「もう1回やる!」
「(だる……。そろそろセルフリーディングしたいんだが……)はいよ」
「ギリシャ行きたい! The Sun、太陽!」
「(質問じゃねーし……)行きたいなら行けばいいよ。あと行くなら夏ね」

「ギリシャ行ったらどうなりますか!? はい!」
「(もうシャッフルなしでよくない……?)はいよ」
「The death! 何、これ」
「死神ね。行きました、終わりってなるんだろ。だって息子はギリシャに1ミリも興味ないじゃん。今適当にギリシャって言っただろ? だからだよ。興味ない国に行ったところで、行きました以外の実りなんかないよ」

「へー! ギリシャから帰ったらどうなりますか!? はい!」
「(これいつまで続くん……)はいよ」
「あ、これさっき出た! 太陽だ!」
「ああ、まあ気分転換は出来るからまた頑張ろって思えるんだろ」
「何のために?」
「いや、知らんし(笑) 何かまた旅行行くため頑張ろとかそんなんだろ(笑)」

「なあ、適当に言ってるだろ? さっきと全然違うこと言ってんじゃん、同じカードなのに」

「(いきなりのディスり……、だる……)当たり前だろ、質問が違うんだから同じカードでも伝える言葉は変わるだろ。質問によって言葉変えられないなら別に本で意味読むだけと変わらん」

「尤もらしいこと言って! 嘘じゃないでしょうね!」
「尤もらしいんじゃなくて、事実なんだよ。もういい? 自分の質問を解決したい」
「いーよ」

たまにこういうことがありますので、息子の傍ではカードをあまり触らないようにしてますが、この日は油断してました←

※私のデッキは大アルカナのみなので大アルカナしか出ません(笑) 
※息子はカードリーディングに興味ない上にメッセージもアドバイスも聞き入れないタイプなので私の言葉も雑すぎてごめんなさい状態です(笑)

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