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どんぐりの背比べ

この言葉、本当にすごいなぁって思います。小さい頃から学校や家族の中で聞いたことのある言葉で、その意味はなんとなく、二つの物事を比較した時、とても似ていることだと知っていました。しかし対象が、大差のない低レベルな争いでしか使われないということはつい最近知りました。なんでもかんでも似たもの同士にどんぐりの背比べだ!なんて言っていましたが、この場を借りて高校生の頃成績トップ2に対して、どんぐりの背比べだねぇなんて失言したこと、反省しております、むしろ成績下位に常時いた私の方がどんぐりでした。その節は大変失礼いたしました。(笑)心がスッキリしたことですので続きを書いていきます。

 「人は人、自分は自分」とか「人と比べてもいいことはない」もはや私たちがなにか行動を起こす時の決まり文句のように思います。私はどちらかというとそれでも人と比べちゃうし、比べることで優劣はつくけどモチベーションが上がったり(もちろん下がったりもする)、やる気が溢れる時があるので半ば無意識に人と比べては生きてきました。
つい最近、道端でどんぐりを拾ったんです。全部同じ見た目をしているのに私は家に持って帰ろうと15分くらい一番かわいくて綺麗な形のどんぐりを探しました。やっと自分なりに見つけた可愛いどんぐりをポケットにいれて歩み出した時、少し先の大きな木の下にもどんぐりがいっぱい落ちていたんです。しかもそこに落ちていたどんぐりたちはみんな帽子をかぶっていてとても可愛かったんです。私はさっき拾ったばっかりのどんぐりを捨てて、帽子のついたどんぐりを5粒持って帰りました。

[ただの出来事]で終わってしまう文章に、何か発見を求める私の探究心、結構嫌いじゃないです(何が)

話を戻して。同じ環境のモノと比べたって所詮大差ない、ことに気付いた気がするんですよね。とは言っても心のどこかではいつも分かっているんです。辛い時、自分よりも辛そうにしてる人を見て自分はまだマシだとか、あの人に比べたらまだいい方だとか、一瞬は思えるし正直何度も比べてほっと一瞬救われたような気持ちになってきました。だけどこれ多分正しくないことというか、うーん何だろう、どんぐりじゃん自分って思ったんです。焦ってる時や元気のない時、自信のない時の環境で、周りの人たちと比べても多分周りも自分と同じ状況なのではないかと。あなたが落ちている環境にいるなら、多分その環境で救いの一言を誰かに求めてもあまり期待している言葉は返ってこないのかなと。それなら、あなたは、あなただけは違う環境にいる周りの人たちを頼ってみるのはどうでしょうか。一歩引いた目で、達観してくれるその人を大切に、周りと比べて落ちるよりも高め合える人を大切にするのが最優先事項なのかなと、、!
どんぐりが教えてくれた人生観、私も自分を、自分を大切にしてくれる人を大切に生きたいと心から思い、文字にしてみました!最後まで読んでくれた方がいらっしゃいましたら心から、ありがとうございます
#どんぐり拾い #潰れてくっついてきた銀杏#ごめん君だけは違う

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