彼女と言ってしまってから、それぞれがお互い公認した二股がまた再開されました。

でも、公認二股はこれが初めてではなくて。公認三股とかもしていたので、私自身はあまり抵抗なくそのままの状態が続きました。

ところが。
相方との出会いは11月だったのですが、時が過ぎ、クリスマス。

相方が、なんと私に憧れの白のダウンコートと、アメジスト（私の誕生日は2月です）のピアスをプレゼントしてくれました。
今まで、いろんな男性と付き合ってきて、いろんなお金はもらったけれど、バイトもしてないような子にそんなプレゼントをもらったのは、中学二年生の時の初めての彼氏以来でした。

いたく感動した私は、それからだんだん大学生の彼氏より相方といることが多くなって。

そんな矢先に、また相方が原因不明の腹痛で入院しました。
どうやらあとから話を聞いていると、私とのデート代と、そのプレゼント代を作るために、私との食事以外の食事はすべて白砂糖を舐めるだけで済ませていたようで、今となってはそれが原因ではないかと私は疑っています。

その入院先にお見舞いに行った時、ちょうど、心配した相方のご両親がお見舞いに来てしまいました。
初顔合わせ。
私は会釈をしましたが、なんと、相方のご両親にはスルーされました。
これにはかなりびっくりしました。

私は壁の隅の方に座って、黙って下を向いていました。

思えば、この時ぁら相方のお父さんのことはあまり好きではなかったかもしれません。

続く