多分というか、絶対お医者さんは勧めないし、勧められない方法だと思うんですが、私が重度依存症から軽度依存症程度に復活した際に行ったことを綴ります。

私は重度依存症患者です。
アルコールもだし、ギャンブルも、薬は市販も処方も、そしてセックスなどなど、その範囲は広く、また中学生あたりからはまり込んだ沼だったため、脱出にはかなりの時間を要しました。

周囲の何もかもに依存する傾向がありました。

公務員をクビになっても、医者に通っても軽減する様子もなく。
AA（アルコホーリクス・アノニマス）やGA（ギャンブラーズ・アノニマス）に通うと、その反動か帰り道酒を飲んでギャンブルに普段よりお金を投げ込んでしまうほど荒れていました。
もちろんギャンブルに勝っても負けても、そのあとは飲み歩き、売春をし、誰かに依存し、帰る場所もなく車で練る生活をしていました。

今の彼氏と知り合ったのも、ネットでうまいこと泊まらせてくれて、パソコンを持っている一人暮らしの男の子だ、という点に惹かれただけです。
当時私には彼氏がいましたが、中距離恋愛だった上借金で自転車操業をしており、今の彼氏のほうが職場に近い、ただそれだけで居座ることを決めたフシがありました。

私はセックスも恋愛も、診断名はありませんが依存症状態でした。
優しくしてくれた人のことはみんな好きになりました。

今の彼氏は私の妊娠がきっかけで大学を中退し、その後うまく就職もできずに今に至ります。

ですが、私の依存症は遥かに軽減しました。

私が依存症のためにやったこと
1.ギャンブルに行かないために、仕事をクビになったことをきっかけに買い物とカラオケ以外一切の外出をやめた
2.仕事が好きなのでお酒を飲むことを仕事にした
　お酒で失敗しまくりながらも、何軒もはしごして勤務
3.依存できるものを増やした
　家でできること。興味がなくても、とりあえず片っ端からやりました。
　読書、アニメ、家でできるカラオケ、料理、SNS、ブログ（ブログは元々複数やっていました）勉強、辞書をひたすらめくる、ネット漁り
4.依存できる人を少数に限定した
　多方向にいっていたものを、異性3名に絞りました。
　外出しないので、電話はとても大切だった。
　連絡が取れる時間帯がそれぞれバラバラな人に絞り込み
5.ブログをひたすら更新
　これ、今だとnoteなんかいいですよね。
　仲間もできるし、一人じゃないし
6.お酒は無理にやめないようにした
　これ、医者からは絶対ダメだと言われます。
　私はお酒をやめようとすると薬に頼る傾向があったので、「どうしても飲んだらだめなんだ」みたいに自分を追い込まないようにした
　そして、「美味しいお酒しか飲まない」と決めて、美味しい気に入ってる銘柄のみを飲む
7.相方が一緒のときはダーツに行く
8.タバコを我慢しない

とにかく一番状況がひどかったのがギャンブルだったので、ある程度のルールを決めて。
あとは家でひたすらタイピングの仕事をしていました。
うつが酷くなり、夜眠れなくなったことにより、強制的にギャンブルにいけなくなりました。（夕方3時に起きて朝5時に寝るため、パチ屋が開いてない）
車が自損事故で廃車になった時点から、全てバスで移動するか相方の車でしか移動をしない。

毎日タイピング・・・

とにかく、没頭する時間を確保しました。
ひたすらブログを更新していました。
ブログを更新するにあたって、文法や語彙などについても勉強するように。

そうこうしているうちに震災に遭い、それがきっかけでA型就労に勤務することに。

ここでスリップします。

そして「外出すると酒とギャンブルがやはりやめられない」と確信。

あとはひたすら外出する機会を減らしています。
なので、ギャンブルに行く機会はとても少ないです。
たまに行くとここにもUPしますが。

でもこの状況には条件があって、「誰かが働いて収入を得てくれる」ことが条件になります。
生保なら生保でもいいかもしれません。

借金については自己破産を行いました。
結構大変でしたけど。そのとき担当してくださった司法書士さんがかなり親身になってくださったのもあって、そこからは借金はしていません。

一番効いたな、と思うのは「書くこと」。
書いて書いて、自分の人生について、書いて、振り返って、吐き出して、仲間を作って、明るいときは明るく、悲しいときは悲しく過ごすこと。
あるがままということ。

私は多分運がいい方です。
家が建つくらいの借金と、みんなにもらったお金を全部使ってしまったけれど、書く場所があったということ。
屋根のある家に住めたということ。

あと、毒親とほぼ縁が切れたということ。

人に恵まれたかな・・・

乱雑に書きましたが、ここまで復活できると20歳の頃の私は思っていなかったと思います。
20年以上経って、まだ寛解でもなんでもないけど、私はここに立ってる。

闘えます。