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なぜ今、結婚式を挙げるのか② 経緯編

 この記事は、2021年1月、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、結婚式を挙げるまでにいたった1年間の経緯を振り返り、意思決定のプロセス・気持ちについて長々と書きました。

 この記事の目的は、私自身の振り返り・思考の整理のアウトプットです。記事を書くことを通して、この状況でも結婚式を挙げる理由を明確化してから、本番に臨みたいと思います。

 また、同じように結婚式について悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

 医療従事者の方をはじめ、コロナと日々闘っている方々に理解してもらうためだとか、議論をしたいだとか、そういった目的はありません。

 思考整理のために、冗長に経緯から書いています。本題から読みたい方は「なぜ今、結婚式を挙げるのか④ 意思決定編」から読んでいただければと思います。

夏の第二波から不安感が増す

 夏に第二波がありました。4月の緊急事態宣言時には内心「まぁまだ先だし」と思っていましたが、さすがに夏の流行からは不安になりました。

 私は基本的に、コロナは風邪の仲間なので(コロナはただの風邪論者ではありません)冬に酷くなるという仮説を採用しています。なので、「夏にこの状況だと冬におさまってるなんて有り得ないだろう」と考えていました。

 上記の通りモチベーションも下がっていきました。ただこの時も、不安の性質は「結婚式、できないのでは?」というものよりは「思ってた結婚式はできなさそうだな」というものに近かったと思います。

 この頃から、式場も最大収容人数を減らす、スマホを預かって写真を撮ってくれるようなことを禁止する、といった施策も打ち出していました。

 収容人数は元々80人程度だったものが45人程度になり、人を減らさないといけないし、ゲストが少ないので持ち出し多くなるだろうなといったことを考えていました。

 また、二次会を断念したり、演出をケーキカットからソープカットにしたりと、コロナが収束しない前提で打ち合わせを進めていきました。

秋の一時収束で希望が見えた

 秋になると、暑くなって新規感染者が減ったのか、第2波に国民の気持ちが引き締まったのか、理由は分かりませんが一時的にコロナが落ち着きました。

 この時、招待予定のゲスト(約45人)に、招待状を出す前にLINE等で伺いを立てました。結果、基本的には全員来てくれるという話だったので、思うようにはいかないけど、45人で式をやろう!と考えてました。

 特に、夫の兄は海外で仕事をしていて、結婚式には来られないと踏んでいましたが、仕事を調整して一時帰国してくれることになりました。夫は本当に喜んでいました。

▽この友人は、本当に呼びたかったけれど、最終的には緊急事態宣言が出たので出席を遠慮してもらいました。

 また、秋には友人の結婚式の二次会に参加しました。友人は本当に綺麗で幸せそうだし、人も集まっているし、お酒も飲んでいる。私も二次会やりたかったなあとか、それでも結婚式は頑張りたいなあとか、モチベーションがあがり、自分の打ち合わせも進めていきました。

準備期間で結婚式に気持ちが持っていかれる

 最近、この方のツイートに物凄く共感したのですが、結婚式というのは本当に、準備期間に、時間もお金も、そして何より気持ちが持ってかれるんですよね。

 準備を進めていくにつれ、ドレスを決めて、誰に祝辞を読んでもらおうかだとか、こういう演出をしたらあの友達は突っ込んでくれるかな……と何かにつけて結婚式の話が多くなります。既に夫婦ともにかなり気持ちを持ってかれていました。

 さらに、結婚式準備期間中は時間を取られる上、最終的にいくらお金が必要になるかも分からず、色々なことの実行を躊躇します。

 私の場合妊活はもう少し先、と思っていますが、それでも色々なことを「結婚式が終わったら」という区切りをつけて考えているんですよね。

 「結婚式を延期してしまうと、結婚式が終わるまで人生が停滞してしまう。進んでいけない気がする。」 これはのちの話し合いでも夫の方がよく口にしていた言葉ですが、心底共感しています。

 「進んでいけない」主な理由は、儀式的な部分もあると思いますが、私たちの一番の理由は金銭面でした。私たちは二人ともそこそこ稼いでいて、貯金もないわけではありません。しかし、結婚式場のシステム、ご祝儀の性質上、最終的な出費が分からないイベント(しかも百万単位)が控えている以上、出費がかさむことは躊躇するなあ……と感じていました。(実際、最終見積出たあとかなり気持ちが楽でした。コロナはともかく。)

 そんなこんなで、気持ちも持っていかれていたし、結婚式を終わらせて様々なことを実行していきたかったので、この時点での私たち夫婦の方針は基本的にはどんなに規模縮小しても中止にはしない、延期も消極的、というものでした。

(③につづく)

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