今となってはちっぽけな駆け出しUIデザイナーだった頃の悩み

どこに行っても「若いね〜」と言われていた月日が懐かしいほどに、最近は会う人会う人がほとんど年下ばかりというイケダです。彼らと会って話をするたびに、とにかく進路やスキル、環境について悩み、焦っていた頃の自分を重ねてしまいます。しかし実際それらの心配事の殆どは、今思い返すとどれもわざわざ時間を割いて考えるに足らないものばかりです。今回は駆け出し時代の自分にもし会えるなら教えてあげたい5つのことをまとめました。少しでも駆け出しデザイナーの余計な心配ごとを減らすことができると嬉しいです。

1. 何でもできる必要はない

いわゆる「デザイナー〜べき論」ですね。コーディングできるべきとか、デッサンできるべきとか、中本は10辛以上食べらるべきとか。守備範囲を広く持っておくことで、「誰にでもできる仕事」を受けることができる機会は広がりますが、それは必ずしも「あなたにしか出来ない仕事」ではありません。状況によって体得せざるを得ないスキルが有れば学んで実践すればいいし、脈略のないことはわざわざ会得しなくていいと思います。あれもこれも学ばなければと焦ってしまうのはわかりますが、落ち着いて目の前のことに一生懸命向き合っていれば大丈夫。

2. 目指すべきデザイナー像には選択肢がある

Webサービスに携わっているデザイナーが行き着く先は大きく分けて3タイプだと思っています。ココロを動かすBI・CIデザイナー、数字を動かすUIデザイナー、そして口しか動かさないよくわからん人たち。これらの3つすべてになろうとして迷走している人をよく見かけます。僕自身もついこの間までそうでした。

公の場で告白するのはとても恥ずかしいのですが、UIデザイナーをやっているからには、Dribbbleにみんなが載せているようなそれっぽい絵が描けたり、それっぽいロゴデザインができることが必須スキルだと思っていた僕は、何の論理もはらんでいないそれっぽい補助線にまみれたよくわからないイラストを寝る間も惜しんで描いていたことがあります(恥ずかしい!!)。基礎もないのにいきなりこんなことやる必要は全くありません、繰り返しになりますが、ある程度自分の得意不得意や進みたい方向が定まるまでは目の前のことに集中するのが吉です。

3. 勉強会やイベントは必ずしも必要ではない

キラキラした先輩たちが勉強会やイベントの様子をSNSに上げているのを見て焦る気持ちは痛いほどよくわかります。プレゼンスが極めて低い僕の意見なので参考程度にとどめてほしいのですが、僕自身こういった場に足を運ぶことにメリットがあるとはあまり思えません。登壇者が話すことの殆どはググれば出てきますし。そもそもこうしたイベントごとには開催者の目的があり、それは採用だったり、登壇者のプレゼンス向上だったりするわけですが、その目的をしっかり見抜いて本当に参加者のためを思って開催されているものなのか見極めるようにしないと時間を無駄にしてしまいます。

4. あなたがすごい人だと思っている人たちは決して雲の上に住んでいるわけではない

「イベントに登壇したり、積極的に発信していたり、ヒットアプリに携わっている人たち」 >>> 越えられない壁 >>> 自分 だと思っていました。自分とは縁のないすごい人達なんだと。だから「どうせ相手にされるわけがない」なんて思わずに、困ったことがあったら勇気を出してTwitterで直接声をかけちゃえばいいと思います。僕の先輩方はとても親切に受け答えしてくれる人ばかりでしたよ。

5. 知名度低くても大丈夫

事業会社に勤めている人は、受託業務を行っている組織にいるデザイナーに比べて知名度をあげにくいです、圧倒的に。内部の人間の名が売れることで、受託会社は新規で仕事を獲得したり、人材の採用において大きなアドバンテージを得ることができるため、積極的に社内のデザイナーをイベントに登壇させたり、大手メディアに取材してもらったりします。そうすることでデザイナー個人の知名度は上がっていきます。一方で事業会社、特にリソースの乏しいスタートアップには、あなたのプレゼンス向上のために時間を使っている余裕はありません。でもそれは組織があなたのことを大切に思っていないからでは決してありません。

特に小さい組織に所属していると、万が一組織が崩壊した場合、自分が「個」として生き抜いていけるかという不安は常につきまといます。僕も前職を辞めた時、元チームメイト以外誰も僕のことを知らないという状態でしたが、意外となんとかなりました。心配せずに事業にフルコミットしてください。僕で良ければいつでも相談に乗ります。

さいごに

一体何をするのが正解なのか、自分のやり方は正しいのか、仕事にまじめに向き合えば向き合うほど不安で苦しいはずです。しかしそれらの不安も実際は深刻に考える必要なんてほとんどなかったと今なら言えます。ノイズが多くて大変でしょうが、「いまやるべきこと」に集中して頑張ってください!

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Taiki IKEDA

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