見出し画像

“愉快なオトナたちのリアル講義”〜Go Fuck Yourself〜後編

高校生によるオトナたちへのインタビュー第12講
ギラギラとオーラを解き放ち、人情に熱い”ヘルズ・エンジェルス”功刀(T.J.K)さんによるリアル講義
JAIL GUITAR DOORSのギターヴォーカル、そしてヘルズ・エンジェルスのメンバーとして人生を謳歌する功刀さんの思考を聴き解く今回のインタビューは〜Go Fuck Yourself〜。驚異的な英語力とコミュニケーション能力で、天才的に人間関係を構築するプロフェッショナルの思考法をここに書き留める。








10,シンガーソングライター


10,シンガーソングライター



オレってシンガーソングライターだからさ。ボブ・ディラン、ウッディ・ガスリー、ランボーとかの詞も読んだり。表現というか自分のことを書き留めたいワケ。


昔は不平不満なんかばっかりだったけどね。例えば、ヤツらって言葉があんじゃん、ヤツらは俺たちの〜って。でもそんなヤツらなんてまあ、いないじゃん。オトナになるとわかるように。

政治的なものより社会的な不平不満書く方がオレは好きで。最近の話だったら新紙幣になるじゃん。それに対してもうキャッシュレス社会だぞ、なんだよそれ?みたいな。ヤツらがどっかで儲けてんだろうな。

でも歳とると、あんまそういうの言えなくなっていって、順応しちゃうし。
システムとかいうより、今若い奴らに何を伝えたいのかってやっぱり原発とか環境問題って、そういうとこに興味が出てくるからさ。

裏言葉って、あ!これ歌ってんだって気づいてくれる人を探すとか、ひとつの言葉に裏の言葉をってアソビを考えてる。
どっちを捉えてもらっても良いんだけど、本当はこっち伝わって欲しいってのはあるよね。でも楽しんでもらいたい。たぶんね、人の悪口は言い飽きたんだよ。そう。



11,English


11,English



英語だけは絶対に勉強しろよ。ドラえもんになれるから、これマジで。


頭いい奴なんかいっぱいいるんだよ。ずる賢い奴になりゃいいんだ。
だけどよ、この無限の選択肢の中でよ、なんでもできるっていいぜ。
オレ50過ぎだけど、この歳で出来ねぇもん。だろ?

なんかね、10代の頃はとにかくお金に困るじゃん、やりたいことに対しての。今のオレの財力を持ってして、17歳でやり直したらオレ、天下取れるもん。HAHAHA。ネットワークもオレら持ってるしさ。

だって世界中どこだって電話1本で宿取れんだ。お前の家泊めてって。特にヘルスエンジェルスになってからそう。音楽だけだった頃は知り合いのバンドのとこって、日本だったらどこどこなら誰に頼めばツアー回れるとか、じゃあ西だったら誰のとこって。今なんか、世界中だぜ。

オレは英語を駆使して、今のモトサイクルクラブのメンバーになって。今どこにでも行けるもん、電話1本で。いいだろ?



12,何が欲しい:What do you want?


12,何が欲しい:What do you want?



これからやってこうってことなんて、ほとんどねぇよ。だって、これ以上どう楽しめってんだよ。な?


ヘルスエンジェルス入ってJAIL GUITAR DOORSやって、4児の父親やって。女遊びもせず自分の人生全うして。あと何が欲しいかな。

お金はあってもいいかもしんない。でもそれは贅沢をするためじゃなく、あったらいいって理想だね。そうだ、目が最近悪くなったから、ちゃんと本が読める視力が欲しいってくらい。あとは英語の理解できる脳みそもあったらいいよな。でもあんまりこれから何が欲しいって、ないよな。

今現状、お前が何が欲しいか答えられないままに、満足してないってなんとなく感じてるってことは、情熱が欲しいってことだろ?アツいものが、アツい仲間が必要なんだろ。

でもな、アツいものなんてお前の周りよく観てみろ。いっぱいあんじゃん。

それに一生懸命になってないだけだろ。な?
恵まれてるからだよ。


オレなんて欲しいもの見つけたらすぐ取るし。ガツンと行きゃあいいんだよ。
あとはね、なんかこう、なんとかなる。

人生だぞ。55年オレが生きててこのレベルで生きてられるんだから、な。
で、17歳からだったらあと3回ぐらいチャンスがあんだよ。やり直しが効くんだ。ガツンと行っちまえ!



13,Rock’n’Roll


13,Rock’n’Roll



オレみたいになっちゃダメだよ。


どこにいてもやることはある。自分の食うに困らん仕事を見つけて、傍らに好きなこと。そしてゆとりのある生活。好きなことは没頭しちゃうと、お金に困った時にプライドと一緒に捨てなきゃなんなくなるから。生活の糧はあったらいいよ。

やってみなけりゃそれもわかんねえけど。

今言ったのは全部、行き当たりばったりに喋っただけだよそんなの。だって、ロックンロールってそうじゃん。
それくらいテキトーでいいんだよ。そんなに考えんなよ。HAHAHA。

後で後悔して、素直に頭下げて謝ればいいの。とりあえずやっちゃいなよ。いつだってチャンスばっかりだぞ。







功刀さんみたいに信念を曲げずに好きなことをし続けるためには、相応の覚悟が必要だなってなる。そして今回は、その覚悟を決める後押しさえしてくれるような言葉が詰まってる。本当に功刀さんにインタビューができて良かった。

次回、功刀さんインタビュー完全版!いつも通り+アルファ付き!
前編から今回の後編まで読んでいただいた方も、もう1度完全版で振り返ってみてください!乞うご期待!

この記事が参加している募集

この経験に学べ

旅の準備

高校生アクション!応援してくださる方はクラウドファンディング感覚での投げ銭、よろしくお願いします(_ _) サポートで戴いたお金は、インタビュー記事をまとめた本の出版費用に使わせていただきます!