総合広告代理店のおしごと その1

昨日の流れで書いてみようと思います。僕はネット専業の広告代理店にいましたので、総合広告代理店で働くと全く働き方が違うことに驚きました。では、役割を含め説明します。

まずセクションは大きく4つに分かれます。

1)営業
2)メディア
3)スタッフ
4)コンテンツ

管理部門を除くと、上記のように分かれます。


1)営業
総合代理店の営業はクライアント一社ベタ付きか、複数のクライアントを持ちながら、ベタ付きの人をサポートする2種類に分かれます。
一社ベタ付きの場合、そこからメディアだけ担当する人や、特定の商品の営業フロントをする人やイベント専門で日本各地を回る人、ネット広告専門の営業など様々です。
営業は成果を上げることが目標なので、メディア担当はテレビスポットの買い方などをメディア担当者から少しでも良い条件を引き出すことに必死です。複数のメディアを買うときはメディアプランナーと予算の分配方法を効果のある数字を追いかけながら作っていきます。
あと、クライアントのフロントに立つ人は、常にクライアントの要望を聞き、最良な答えをメディアやスタッフとミーティングして答えていきます。
イベント周りの人は土日関係ないので、日本中回っている大変な人です。

あと、営業で大きな仕事というと競合プレです。マーケプレ、メディアピッチなど、内容によってまちまちですが、結果的に勝つこと、年間予算を取ることが重要なので、勝てるプレゼンにするため、人選が非常に重要となります。誰にマーケパートを、誰にクリエイティブを任せるかは勝敗に大きく関わります。営業はメディアやスタッフと人間関係を構築することが非常に大切です。

因みに電通は強いネタ一本で勝負をかけてくる、博報堂はロジックを固めながら様々な切り口で提案する、ADKは飛び道具というか2社にない独自の提案を作る傾向があります。


2)メディア
総合広告代理店はTVCMを作ってなんぼ、いっぱい放送枠取ってなんぼ、という世界です。なので、トップの売り上げを持つ電通はメディアに優遇された金額で購入できます。なので、メディアの価格や良い枠で電通と戦うのは至難の技です。これは一部のネット広告を除く全てのメディアに言えることなので、電通が幅を利かせるのは当然のことです。
メディアの仕事で大変なのはスポット担当です。兎に角テレビ局の方と関係を構築しないといけないので、テレビ局の担当者の言う事はどんなことがあっても聞くというスタンスが必要だ。広告代理店で最もハードな仕事の一つと言われており、主に新卒が3年くらい担当することが多いです。テレビの担当者は何人もいて、それぞれから色々な要求をされることと、昼ごはんは担当によってバラバラなので、何度も昼ごはんを食べるということもあります。食か細い人は相当ハードだ。

3のスタッフを書き出すと長くなるので、今日はここまでとします!

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